アマチュア無線の免許は不要!おすすめのFPVドローンと3つのポイントを解説

アマチュア無線の免許は不要!おすすめのFPVドローンと3つのポイントを解説

アマチュア無線の免許なしにFPVドローンを飛ばすには、以下の3つのポイント抑える必要があります。

  1. 周波数(ギガヘルツ)の問題
  2. 技適マークの問題
  3. ドローンの重量の問題

この3つのポイントさえ抑えててしまえば、アマチュア無線の免許も国土交通省への申請も必要なく、FPVドローンを飛ばして遊べます。

本記事では、この3つのポイントとおすすめのFPVドローンについて解説していきます。

FPVドローンとは?

FPVドローンとは、ドローンの視点になって操縦するドローンのことを言います。

FPVは『First Person View』、直訳で一人称視点』という意味です。
元々はラジコン用語で、
コクピットに座るパイロットの視点で操縦するという意味になります。

このFPVをドローンに利用したFPVドローンレースは、海外では新しいモータースポーツとして人気があり世界大会も開催されています。

2016年にドバイで開催された世界大会では、15歳の少年が優勝、賞金約2,800万円を手にしました。

操縦者は専用のゴーグルを装着し、ドローンに搭載したカメラの視点とゴーグルの視点をリンクさせます。
まるで自分がドローンの操縦席に座り、ドローンを操縦しているかのような感覚でレースを行います。

楽しみ方はFPVドローンレースだけに限りません。
空撮用の高画質カメラを搭載したドローンの場合、空を飛ぶ鳥の気持ちを味わえます。

FPVドローンの3つの問題

しかし、このFPVドローンを免許なしで飛ばすには、以下の3つのルールを守る必要があります。

①周波数(ギガヘルツ)の問題

一般的に、ドローンに使用されている周波数2.4Ghz(ギガヘルツ)です。
しかし、FPV対応のドローン5.8GHzの周波数を使用している場合が多くあります。

この5.8GHzの周波数を利用する場合、アマチュア無線技士4級以上の免許、あるいは陸上無線技士3級以上の免許が必要になります。

無免許で5.8GHzの周波数を利用すると、電波法違反で逮捕される場合もあります。
その為、免許の取得をせずにFPVドローンを操縦するためには、2.4Ghzのドローンを購入する必要があります。

因みに、今後は規制が緩和され、無線免許の取得者が近くにいれば、5.8GHzの周波数を使用できるようになります。

②技適マークの問題

技適マーク』という、総務省の定める基準を満たしている製品に与えられる証明があります。

このマークがない製品は、国の電波法に準じていないとみなされます。
「そんな商品が世の中に出回っているの?」と思うかもしれませんが、代理店を利用せず海外から輸入したドローンには技適マークがない場合があります。

また、完全に自作したドローンには技適マークがなく、総務省に申請する必要があります。

技適マークのないドローンを許可なく飛ばしていた場合、逮捕される場合もあります。

ドローンの重量の問題

ドローンのフライトに関するルールを取り決めた法律『改正航空法』では、重量200g以上のドローンが対象となっています。
最近、ドローンを公園で飛ばして逮捕された人たちは、この法律に違反して逮捕されています。

つまり、重量200g未満のドローンであれば、改正航空法の影響を受けず、自由に飛ばすことができます。
初めてのドローンは、重量200g未満のものを選びましょう。

改正航空法の詳細に関しては、こちらの記事をご覧ください。

200g未満のドローンが守るべき法律・ルールに関しては、こちらの記事をご覧ください。

免許不要のおすすめドローン

DBPOWER社から販売されているFPV対応ドローン『U818A』は、上記の条件を満たすドローンです。
このドローンであれば、免許も資格も申請もなくFPVができます。

縦横30cmオーバーの大きなドローンで、720pの高画像カメラを搭載しています。
初心者にやさしい高度維持機能を搭載しており、離着陸がボタンひとつで可能です。

U818A9,999円(コントローラー、バッテリー2個付き)
※現在Amazonでは、12%OFFのクーポンも取得できます。

ただし、FPVに必要なVRゴーグルは付属していませんので、別途購入が必要です。
SAMONIC VRゴーグル』はAmazonチョイスに選ばれており、レビュー150で星4.8という驚異の満足度を獲得している製品です。
『SAMONIC VRゴーグル』2,680円(※楽天では4,444円)

 

その他の免許不要のドローンについては、こちらの記事をご覧ください。

免許が必要なFPVは何ができる?

以上、免許不要でFPVができるドローンについて解説していきました。

しかし、本気でFPVを楽しみたいと思うのであれば、免許の取得、無線局の申請、技適マークの取得などが必要になってきます。
これらの手続きをすると、最終的に自作ドローンを飛ばせるようになります。

実際、世界大会で活躍しているドローンは、全て自作ドローンです。
大会が指定する条件の中で、ドローンを速く飛ばすためにあらゆる工夫をしています。

もし、免許不要のFPVを体験し、本気のFPVをしたくなったら、免許を取得してドローンを自作しましょう!

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