ドローンレース公式ルールブックの中身を簡単解説!
先日、日本ドローンレース 協会(Japan Drone Racing Association)、通称JDRAからドローンレース公式ルールブックが公開されました。 このルールに則り、日本各地でこれまで以上にドローンレース大会が行われる日も近い […]
ネットやテレビで映像を見て、ドローンレースってどんな競技なの?と興味を持った方もおられるでしょう。そんなドローンレースの大会や魅力について、今回は解説していきます。
海外では、新しいモータースポーツしてメジャーになりつつあるドローンレース 。日本でも注目度が高まっており、大会が開かれたりしています。先日、日本ドローンレース協会がルールブックを公表した事もあり、今後日本全国で大会が開かれていくでしょう。
先日、日本ドローンレース 協会(Japan Drone Racing Association)、通称JDRAからドローンレース公式ルールブックが公開されました。 このルールに則り、日本各地でこれまで以上にドローンレース大会が行われる日も近い […]
百聞は一見にしかず、という言葉もあります。とりあえず動画を見てみましょう!
これは2016年にドバイで行われたドローンレースの世界大会の映像の一部です。
このような操縦者がゴーグルを付け、ドローン視点で操縦するレースを、正式には「FPVドローンレース」と言います。FPVとは「First Person View」の略で、コクピットにいるパイロットの視点で操縦する、というラジコン用語です。時速150kmを超えるスピードのドローンを操縦するわけですから、操縦者視点の迫力は結構なものがあります。
この2016年にドバイで行われたドローンレースの世界大会、優勝者は若干15歳の少年でした。その時の賞金額250,000ドル(約2800万円)です。
ドローンレースは、新しい競技のためバックグラウンドに関係なく活躍が期待できますが、ご覧の通り反射神経が必要ですから、圧倒的に若い世代が有利でしょう。ドローンレース出場者の中には、父親が組み立てたドローンを子供が運転することもあるようです。
代表的なFPVドローンレースの共通ルールをざっくりご紹介します。ドローンレースの種類は多岐に渡っており、それぞれの大会でルールが異なっているケースが多々あります。もし参加する際には、確認することを心がけましょう。
予選ステージのランキング方式は、事前に大会主催者が参加選手に伝えます。予選方法には3種類があります。
①Fastest 3 Continuous Raps
レースコースの3周の合計タイムを予選記録とします。
②Fastest 1 Rap
レースコースの1周が最も早いラップタイムを予選記録とします。
③Round Points
各ヒートの周回数をポイント化して、合計値を予選記録とします。
予選ステージの最終結果、上位9名が本戦ステージの決勝トーナメントに進出となります。決勝トーナメントはレース形式で、一番早くゴールした選手が1位となります。
決勝戦は3ヒート行われ、順位ごとにポイントが付与されます。3ヒート終了後、合計ポイントが最も高い選手が優勝となります。
ポイントが同点の場合、サドンデスとして 1 周回のみのレース形式で勝敗を決定します。
ゴーグルやモニターを通して見るドローンは、FPVの技術により、まるで自分がドローンの操縦席に乗っているかのような臨場感を味わえます。時速150kmの空の世界、是非体験してみましょう。
レース用のドローンの操縦は難しく、最初は安定して飛ばす事もできないでしょう。そのため、技術が向上していく喜びを感じ、難易度の高い操作をした時の快感は、他のスポーツと勝るとも劣らない達成感を与えてくれます。
また、本気でレースに勝ちたいのであれば、ドローンの操縦技術だけでなく、パーツに関する知識、ドローンを自作していく技術、空気抵抗などの座学も必要です。
レースドローンは一人では限界があります。もちろん一人で全てをこなす人もいます。しかし、本気で勝利を欲する人たちは、チームを組み、操縦士とそれを支えるメカニックで勝負に挑むのです。個人競技でありながら、個人でプレイする必要はない、F1などのスポーツと同じです。
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どうすればドローンレースに参加できるでしょうか?準備する物や資格、申請についてご紹介します。
【準備するもの】
レース用機体:5万円以上
映像を受けるゴーグル:3万円以上
送信機(プロポ):2万円以上
その他:予備バッテリー等
【資格取得】
アマチュア無線4級
【申請】
総務省への映像送信機申請
国交省への飛行許可申請(室外の場合)
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