【徹底比較】「DJI Mini 2」VS「Mavic Air 2」初心者にオススメなのは?

【徹底比較】「DJI Mini 2」VS「Mavic Air 2」初心者にオススメなのは?

2020年4月末、DJIから一般消費者向けドローンの完成形ともいえるMavic Air 2(マビックエアー2)」が発売されました。そして、今月11月5日には199gの新ドローン「DJI Mini 2(ディージェイアイ ミニ2)」が発売されました。

この両機体、ドローン初心者にはどちらがオススメなのでしょうか?

本記事では、機体性能を比較しつつ、どちらが初心者向けなのか解説していきます。
ドローンの購入で悩まれている方は、ぜひご覧ください。

Mavic Air 2とは?

Mavic Air 2とは、2020年4月に発表されたDJIを代表するMavicシリーズのドローンであり、「Mavic Air」の後続機に当たるドローンです。一般消費者向けドローンの完成形と言われています。

34分の飛行時間を誇り、最大4,800万画素、4K/60fpsの撮影のカメラを搭載、新機能8Kハイパーラプス」では、8K映像の撮影が可能となっています。

スペックだけ見れば、Mavicシリーズで最も高性能なカメラを搭載しています。

実際にMavic Air 2で撮影された公式動画が公開されています。こちらをご覧ください。

Mavic Air 2の詳細スペックは以下の通りです。

本体価格 105,600円
動画性能(最大時) 4K 60fps/2.7K 60fps/FHD 240fps
センサー 1/2インチCMOS
レンズ 24mm(35mm換算),F2.8固定
有効画素数 4,800万画素
本体重量 570g
本体サイズ(収納時) 180×97×84H(mm)
本体サイズ(展開時) 183×253×77H(mm)
最大飛行時間 34分
最大飛行距離 6 km
最高速度 19m/s
障害物回避 前方・後方・下方
内部ストレージ 8GB
伝送システム OcuSync 2.0

購入の際は、「Mavic Air 2 Fly More コンボ(132,000円)」をオススメします。
コンボセットでは、バッテリーが3つ他、NDフィルターセットなどの関連アクセサリーが多数同梱しており、非常にお得となっています。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

DJI Mini 2とは?

DJI Mini 2とは、2020年11月に発表されたトイドローン(本体重量200g以下のドローン)です。「Mavic Mini」の後続機に当たります。

海外と日本での仕様が異なるドローンであり、日本では改正航空法に該当しないギリギリの重量199gとなっています。ドローンの最も重要な法律に該当しないサイズというだけあり、比較的に自由に飛ばすことができ、初心者におすすめのドローンとなっています。

軽量なドローンではありますが、最大1200万画素、4K 30fpsカメラを搭載飛行時間18分の高性能ドローンです。

実際にDJI Mini 2で撮影された公式動画が公開されています。こちらをご覧ください。

DJI Mini 2の詳細スペックは以下の通りです。

本体価格 59,400円
動画性能(最大時) 4K 30fps/2.7K 30fps/FHD 60fps
センサー 1/2.3インチCMOS
レンズ 24mm(35mm換算),F2.8固定
有効画素数 1,200万画素
本体重量 199g
本体サイズ(収納時) 138×81×58H(mm)
本体サイズ(展開時) 159×202×55H(mm)
最大飛行時間 18分
最高速度 16m/s
最大飛行距離 6km
障害物回避 なし
下方にビジョンセンサーあり
内部ストレージ なし
伝送システム OcuSync 2.0

購入の際は、「DJI Mini 2 Fly More コンボ(79,200円)」をオススメします。
コンボセットでは、バッテリーが3つ他、関連アクセサリーが多数同梱しており、非常にお得となっています。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

「Mavic Air 2」と「DJI Mini 2」を比較

「Mavic Air 2」と「DJI Mini 2」を比較します。

Mavic Air 2 DJI Mini 2
コンボセット価格 132,000円 79,200円
展開時サイズ 183×253×77H(mm) 159×202×55H(mm)
本体重量 570g 199g
最大飛行時間 34分 18分
センサー 1/2インチCMOS 1/2.3インチCMOS
動画性能 4K 60fps/2.7K 60fps/FHD 240fps 4K 30fps/2.7K 30fps/FHD 60fps
有効画素数 4,800万画素 1,200万画素
ズーム機能 4倍ズーム
障害物回避 前方・後方・下方 なし
伝送システム OcuSync 2.0
(最大6km)
OcuSync 2.0
(最大6km)
内部ストレージ 8GB なし

該当する法律の違い

Mavic Air 2の本体重量は570g、対してDJi Mini 2の本体重量は199gです。

ドローンの最も重要な法律である改正航空法では、重量200g以上のドローンが対象となっています。
そのため、Mavic Air 2はこの法律の対象ですが、DJI Mini 2は対象外となります。

法律の観点から見ると、初心者の方にとっては「DJI Mini 2」がベストな判断だと言えるでしょう。

また、「DJI Mini 2はどこでも自由に飛ばせるの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
改正航空法に該当しないドローンでも、守るべきルールはあります。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

Mavic Air 2の法律やルールに関しては、こちらの記事をご覧ください。

機体性能の違い

両機の機体性能を比較すると、初心者にとって最も注目すべき点は飛行時間障害物センサーです。

最大飛行時間を比較すると、DJI Mini 2が18分に対して、Mavic Air 2は2倍近くの34分もあります。
フライト時間が長いと、バッテリーを取り替える手間が減り、余裕を持って操縦や撮影を楽しむことができます。

また、Mavic Air 2には障害物回避機能が搭載されています。

障害物回避機能は、ドローンの事故を未然に防ぐことができるため、搭載されているに越したことはありません。これはDJI Mini 2には搭載されていない機能です。

カメラ性能の違い

両機のカメラ性能を比較すると、価格が高いこともあり、Mavic Air 2のカメラ性能が優れています

ただし、DJI Mini 2にもズーム機能が搭載されている点、劣っているとはいえ4K映像を撮影できる点など、十分なカメラ性能は備わっています。

また、Mavic Air 2程ではありませんが、撮影をアシストする機能も多数搭載されています。

価格の違い

それぞれ特徴のあるドローンですが、性能に大きな違いがあるため価格差は大きいです。

Mavic Air 2のコンボセット価格(132,000円)は、DJI Mini 2のコンボセットの価格より、5万円以上高い価格となっています。

もちろん、価格の分Mavic Air 2は全体的に優れています。しかし、前述の通りDJI Mini 2は日本では改正航空法に該当しない重量199gであり、かなり自由に飛ばせます。

ドローン初心者にはDJI Mini 2の方がで安く購入でき、気軽に飛ばせるため、オススメです。

以上、「Mavic Air 2」と「DJI Mini 2」を比較してきました。

ドローン初心者には、「DJI Mini 2」がベストな選択だといえます。

しかし、操縦に不安があるので障害物センサーが欲しい、高性能カメラでハイクオリティな撮影をしたい、という方はMavic Air 2を選択するのがいいでしょう。DJi Miniにはない撮影アシスト機能が多数搭載されているため、ドローン初心者であっても、十分にハイクオリティな撮影ができます。

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