新ドローン「DJI Mini 2」の販売開始!重量199g、4K30fps撮影可能

新ドローン「DJI Mini 2」の販売開始!重量199g、4K30fps撮影可能

2020年11月5日10時00分、DJIは新ドローン「DJI Mini 2」を発表、販売を開始しました。昨年10月に発売された「Mavic Mini」の後続機になります。

本記事では、この新ドローン「DJI Mini 2」について解説していきます。本体重量199g(日本仕様バージョン)、1200万画素、4K(30fps)撮影ができ、18分間飛行できるドローンですが、どんな性能なのでしょうか?既存のDJIドローンとの比較もありますので、ぜひご覧ください。

DJI Mini 2とは?

「DJI Mini 2」とは、199gの小型ドローン「Mavic Mini」の後続機になります。

1200万画素の4Kカメラを搭載、最大飛行時間は18分、Mavic2シリーズと同じ伝送システム「OcuSync 2.0」を採用し、遅延のないスムーズな映像の伝達が可能な空撮ドローンです。

DJI Mini 2の性能

「DJI Mini 2」の性能は以下になります。

本体価格59,400円
本体サイズ収納時:138×81×58H mm
展開時:245×289×56H mm
本体重量199 g
最大飛行時間18分
最大飛行距離6 km
センサー1/2.3インチCMOS
有効画素数:12MP
レンズFOV:83°
焦点距離(35 mm判換算):24 mm
絞り:F2.8
撮影範囲:1 m〜∞
ISO動画:100-3200(オート/マニュアル)
写真:100-3200(オート/マニュアル)
静止画モードシングル撮影
インターバル撮影:2/3/5/7/10/15/20/30/60 s
JPEG+RAW:5/7/10/15/20/30/60 s
オート露出ブラケット (AEB):2/3EVステップでの3ブパノラマ:スフィア、180°、広角
動画解像度4K:3840×2160 24/25/30fps
2.7K:2720×1530 24/25/30fps
FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60fps
最大ビットレート100Mbps
最高速度16m/s (Sモード)
伝送システムOcuSync 2.0
障害物検知システム下方

DJI Mini 2の同梱物

DJI Mini 2には「通常」セットと「Fly More コンボ」セットの2種類が販売されています。同梱物内容の違いは以下の通りです。

 通常
59,400円
Fly More コンボ
79,200円
DJI Mini 2 本体11
送信機11
インテリジェント フライトバッテリー13
予備プロペラ1組3組
Type-Cケーブル11
RCケーブル3種3種
電源ケーブル1
予備コントロールスティック
1組1組
予備ねじ618
ねじ回し11
プロペラホルダー1
2WAY 充電ハブ1
DJI 18W USB 充電器1
ショルダーバッグ1

「Fly More コンボ」では、19,800円の金額差にもかからわず、以下の23,760円相当の製品が多く同梱されています。

  • 予備プロペラ(別売価格1,210円×2組)
  • インテリジェントフライト バッテリー(別売価格5,280円×2)
  • 2WAY充電ハブ(別売価格4,290円)
  • DJI 18 W USB 充電器(別売価格1,760円)
  • プロペラホルダー(別売価格1,210円)
  • ショルダーバッグ(販売なし ※類似品「DJI ミニバッグ+」3,520円)

バッテリーが合計で3つになる他、充電に便利な2WAY充電ハブなどのアクセサリーが増えます。DJI Mini 2での撮影をより楽しむために、「Fly More コンボ」の購入をオススメいたします

DJI Mini 2の長所・特徴

4K 30fpsの超高画質映像

「Mavic Mini」では2.7K映像の撮影が限界でしたが、「DJI Mini 2」では4K 30fpsの滑らかな動画撮影が可能です。3軸モーター搭載ジンバルにより、どれだけアグレッシブに飛び回っても、常に滑らかで素晴らしい映像を撮影します。

また、1/2.3インチCMOSセンサーを使用、1200万画素の写真を撮影できます。加えて、4倍ズーム可能なカメラを搭載しており、理想の映像を撮影するためにドローンを近づける必要はありません。

OcuSync 2.0による安定通信

「Mavic Mini」の伝送システムは拡張Wi-Fiでしたが、「DJI Mini 2」は「OcuSync 2.0」です。この伝送システムは、DJIの上位機種「Mavic2シリーズ」「Mavic Air 2」にも採用されているシステムです。

世の中には、4K高画質カメラを搭載しているものの、映像伝達が良くない為に映像が荒れているドローンは多々あります。「DJI Mini 2」では、優れた映像伝達により、クリアな映像を直接ライブ配信できます。

豊富な撮影機能(クイックショット/パノラマ)

「DJI Mini 2」では、従来のDJIドローンのようにクイックショットを搭載しています。ドローニー、ヘリックス、ロケット、サークル、ブーメランの5つのクイックショットで、自動でプロ並みの撮影が可能です。

また、広角、180°、スフィア(球体)の3つのパノラマ撮影にも対応しています。

さらに、最適化フォト機能を搭載しています。上記画像の左側の暗さを、自動で右側の明るさに変更してくれます。そのため、修正なしで理想の写真を撮影できます。

DJI Mini 2を他のドローンと比較

「DJI Mini 2」を、旧機種「Mavic Mini」、上位機種「Mavic Air 2」と比較してみましょう。

 DJI Mini 2Mavic MiniMavic Air 2
写真
本体価格59,400円46,200円105,600円
本体重量199 g199 g570 g
最大飛行時間18分18分34分
ジンバル3軸3軸3軸
有効画素数1,200万画素1,200万画素4,800万画素
最高動画解像度4K:3840×2160 24/25/30fps2.7K:2720×1530
25/30p
4K:3840×2160 24/25/30/48/50/60 fps
最大ビットレート100 Mbps40 Mbps120 Mbps
映像伝送システムOcuSync 2.0拡張Wi-FiOcuSync 2.0
ズーム機能4倍ズーム
障害物センサーなしなし3方向
備考改正航空法対象外改正航空法対象外 

旧機種「Mavic Mini」と比べると、動画撮影に関しては圧倒的に「DJI Mini 2」に軍配が上がります。伝送システムの違いはもちろんのこと、カメラ性能だけでも差があります。

また、上位機種「Mavic Air 2」の機能と比較すると見劣りしますが、「Mavic Air 2」にはないズーム撮影が可能となっています。

これからドローンをはじめる方も、既に「Mavic Mini」で撮影をしていてより良いカメラでステップアップしたい方にも最適なドローンとなっています。

いち早く「DJI Mini 2」を購入し、その性能を体感してみましょう。

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