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空飛ぶ車をなんと呼ぶ?パッセンジャードローン?エアモビリティ?

2020.06.29

現在、自動で空を飛ぶ車は、パッセンジャードローン、エアモビリティ、フライングカーなど、様々な呼び方がされています。一体、どの名称が正しいのでしょうか?

本記事では、空飛ぶ車の名称と種類、開発の現状について解説していきます。
タクシーを使うように、人が気軽に空を飛ぶ時代はすぐそこまで来ているのでしょうか?

基本的にパッセンジャードローン

自動飛行する車はすべて、人間を輸送するためにデザインされたという、ひとつの共通点があります。

そのことから、ドローン業界に関するレポートを多数発行しているDRONE INDUSTRY INSIGHTS(以下、DRONEII.COM)では、自動飛行する空飛ぶ車を「パッセンジャードローン(Passenger Drone)」と名称し、それぞれの機能、デザイン、性能、エネルギー源などによるカテゴライズをしています。

このカテゴライズでは、「パッセンジャードローン」の枠の中に、「パーソナル フライング デバイス(Personal Flying Device)」「eVTOL」「フライングカー(Flying Car)」「エアタクシー(Air Taxi)」がカテゴライズされています。

※DRONEII.COMは上記のようにカテゴライしていますが、これは人の乗せて自動で空を飛ぶ車の名称が定まっていない現状があるためです。今後、世間にどの名称が定着するかは定かでなく、また産業が発達するにつれ、多くの特有な言葉が誕生していくと考えられます。

パッセンジャードローンの定義と種類

パッセンジャードローンとは、自動で飛行する(パイロットがいない)人間を輸送するためにデザインされたドローンです。

パッセンジャードローンにカテゴライズされている、自動で空を飛ぶ車は以下の通りです。

  • パーソナル フライング デバイス:個人利用のためのパッセンジャードローン
  • フライングカー:公道を走行可能なパッセンジャードローン
  • エアタクシー:都市部の商業利用のためのパッセンジャードローン
  • eVTOL:電気がエネルギーかつ垂直離着陸が可能なパッセンジャードローン

パーソナル フライング デバイスは、個人が自分の移動のために使用することを目的としたパッセンジャードローンです。

フライングカーは、公道を走行可能な車としても兼用できる航空機という、明確な特徴を強調しているパッセンジャードローンです。フライングかーは、乗り越える必要がある法律や技術的な問題が多いため、開発中の物も少なく、存在している物でさえ、未だ有人運転という状況です。

エアタクシーは、渋滞を避け、都市の中心部に乗客を運ぶ商業利用を目的としたパッセンジャードローンです。

eVTOLは、電気をエネルギー源とし、垂直離着陸の能力があるパッセンジャードローンです。eVTOLは、その能力の名称を指しているだけでなく、環境に配慮してエネルギー貯蔵庫(バッテリー)から直接動力を引き出すパッセンジャードローンを指します。

また、これらのパッセンジャードローンは、形状によるカテゴライズもされています。

  • VTOL:垂直で離着陸が可能(ヘリポートなどが必要)
  • STOL:短距離で離着陸が可能(短い滑走路が必要)
  • CTOL:従来型の離着陸が可能(通常の滑走路が必要)

加えて、使用するエネルギー源(電気、水素、ガソリン)でのカテゴライズもされています。
ひとつのエネルギー源の場合もありますが、水素と燃料電池を組み合わせる場合、ガソリンを組み合わせる場合もあります。

パッセンジャードローンの現状

前述の通り、パッセンジャードローンは自動で飛行する(パイロットがいない)人間を輸送するためにデザインされたドローンです。
しかし現状では、多くのパッセンジャードローンが未だ有人での飛行実験をしている段階です。

今後、パッセンジャードローンが完成(完全自立かつパイロットがいない)し、また航空産業の基準に認定されれば、世界の航空事情は大きく変わっていくでしょう。

 

イスラエルのパッセンジャードローン会社「Urban Aeronautics」は、eVTOLを開発しています。

アメリカ合衆国のパッセンジャードローン会社「Lift Aircraft」は、パーソナル フライング デバイスを開発しています。

出典元:DRONE INDUSTRY INSIGHTS「Passenger Drone Types and Specifications

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