3/22 Insta360が新アクションカメラ「ONE RS」を発表!販売開始
【2022年3月22日22:00更新】 Insta360が新たなアクションカメラ「ONE RS」を発表しました。「ONE RS」| Insta360公式ホームページ Insta360「ONE RS」は、レンズ交換式のアクションカメラです。 […]

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Insta360「ONE RS」のmicroSDカードを購入する際「安くて容量の大きいものを買えばいい」と思ってはいませんか?
この買い物の仕方では、せっかく買ったmicroSDカードを読み込まなかったり、撮影した動画がカクついたりという問題が発生し、再購入することになります。
本記事では、このような問題が起きないInsta360「ONE R」のおすすめmicroSDカードを解説していきます。合わせて、microSDカードの表記の意味と失敗しない選び方についても解説していきます。
【2022年3月22日22:00更新】 Insta360が新たなアクションカメラ「ONE RS」を発表しました。「ONE RS」| Insta360公式ホームページ Insta360「ONE RS」は、レンズ交換式のアクションカメラです。 […]
Insta360では、Insta360公式が推奨するmicroSDカードのスペックがあります。
スペックは以下の通りです。 「ONE RS」| Insta360公式ホームページより
推奨microSDカード:UHS-Iバスインターフェース、動画スピードクラスV30(これ以外のスピードクラスはサポートしません)、exFATフォーマット、最大容量1TB。
この条件を満たしており、Amazonでお買い得なmicroSDカードがこちらです。
それでは、microSDカードに記載されている英数字の意味について解説していきます。
最大記録容量とは、microSDカードに記録(保存)できる最大データ量のことです。
例えば上記画像では、microSDカードの記録容量は2ヶ所から確認できます。
まずは、左側の大きな数字です。左側に「64GB」と記載があるため、最大記録容量64GBのmicroSDカードであることが分かります。
また、右側に「micro SDXC」の記載を確認できます。これは記録容量の規格で、他にも「micro SD」「micro SDHC」と種類があります(以下画像参照)。
それぞれの表記の意味は以下の通りで、これは最大記録容量の規格を示しています。
表記の内容 | 表記の意味 |
---|---|
micro SD | 最大保存容量:〜 2GB |
micro SDHC | 最大保存容量:4GB〜32GB |
micro SDXC | 最大保存容量:64GB〜2TB |
Insta360「ONE RS」は最大保存容量の上限が1TBですので、容量の大きい「micro SDXC」の規格がおすすめです。
転送速度とは、データをデバイスなどに移す速さのことです。
この速さが遅い場合、動画がカクついたり、低画質になったり、写真を撮ってから次の写真を撮るまでに時間が掛かります。
microSDカードのデータの転送速度は、上記の3つの場所から確認できます。
まずは、右側にあるUの形の中の数字です。
これは「UHSスピードクラス」が「3」という意味になります。
UHSスピードクラスとは、UHS(ウルトラハイスピード)と呼ばれるSDカードの転送速度の規格です。
現在UHSスピードクラスには、以下の2種類があります。
表記の内容 | 表記の意味 |
---|---|
U1 | 最低転送速度 10 MB/s |
U3 | 最低転送速度 30 MB/s |
この2つにどれくらい違いがあるのと疑問に思う方も多いかと思います。こちらの動画をご覧ください。
スピードクラス1(左側)が16枚の写真を撮影して保存している間に、スピードクラス3(右側)は30枚の写真を保存しています。
これが動画の場合、スピードクラス1は転送速度が足りず、高画質で撮影した映像はカクつく、低画質になるという結果になります。
Insta360「ONE RS」では、30MB/sの速度が推奨されていますので、「U3」と記載されたmicroSDカードを選びましょう。
ちなみに、以下画像のように、○の中に数字(2/4/6/10)が表記されているmicroSDカードもあります。
これは古い規格のスピードクラスになります。
表記の内容 | 表記の意味 |
---|---|
② | 最低転送速度 2MB/s |
④ | 最低転送速度 4MB/s |
⑥ | 最低転送速度 6MB/s |
⑩ | 最低転送速度 10MB/s |
どれも現代のカメラには見合わないスピードクラスになりますので、この表記のあるmicroSDカードは購入してはいけません。
上記画像右側上のビデオスピードクラスとは、SDカードの規格を決めているSDアソシエーションの方針で新たにできたスピードクラスです。
今後、右側下の「UHS」の規格からこちらに切り替わっていく予定です。しかし、現状では混在しており「UHS」と「ビデオスピードクラス」が併記されていたり、片方だけしか表記がない場合もあります。
上記画像の左側の上には、「V30」という記載があります。これは最低転送速度30MB/sという意味です。
ビデオスピードクラスには、以下の5つの規格があります。
表記の内容 | 表記の意味 |
---|---|
V6 | 最低転送速度 6MB/s |
V10 | 最低転送速度 10MB/s |
V30 | 最低転送速度 30MB/s |
V60 | 最低転送速度 60MB/s |
V90 | 最低転送速度 90MB/s |
ビデオスピードクラスは、数字が大きければ大きいほど、転送速度が速くなり、安定した撮影ができるようになります。
Insta360「ONE RS」では、30MB/sの速度が推奨されていますので、「V30」と記載されたmicroSDカードを選びましょう。
ビデオスピードクラスの下にある「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」の表記は、UHS規格対応を表しています。
UHS規格とは、Ultra High Speed(ウルトラハイスピード)の略で、転送規格の1つです。
UHSの表記の内容と意味は以下の通りです。
表記の内容 | 表記の意味 |
---|---|
UHS-Ⅰ | 最大転送速度 104MB/s(832Mbps) |
UHS-Ⅱ | 最大転送速度 312MB/s(2496Mbps) |
UHS-Ⅲ | 最大転送速度 624MB/s(4992Mbps) |
microSDカードの見た目も異なり、「Ⅰ」は裏側の端子が1列、「Ⅱ」は端子が2列になっています。
最近では「Ⅲ」も出てきましたが、まだ「Ⅱ」でさえ一般市場にはあまり出回っていません。そのため、基本的には「Ⅰ」の選択になります。
アプリケーションパフォーマンスクラスとは、SDカード上のデータ編集などを含むアプリケーションを快適に利用するための規格です。
現在アプリケーションパフォーマンスクラスには、「A1」と「A2」の2種類があり、「A2」が新しい規格になります。
ランダムリード最低処理速度 | ランダムライト最低処理速度 | |
---|---|---|
A1 | 1500 IOPS | 500 IOPS |
A2 | 4000 IOPS | 2000 IOPS |
記憶装置(microSDカード)が記憶媒体(ドローン)にアクセスする際に、不連続に様々な位置からデータの読み書きをしていきます。この読み込みを「ランダムリード」、書き込みを「ランダムライト」と言います。
どちらでも問題ありませんが、最新バージョンである「A2」と表記されているものを選びましょう。
ここまでmicroSDカードの表記の意味を解説してきました。
とはいえ、どの容量のmicroSDカードを購入するのかは悩むと思います。
例えば、 Insta360「ONE RS」の最大画質で1時間の動画を撮影した場合、45GBの容量を使用します。
100 Mbps × 3,600 秒(60分)= 360,000 Mbps
360,000 Mbps ÷8(バイト換算) = 45,000 MB/s
45,000 MB/s ÷1,000(ギガバイト換算)= 45GB
つまり、32GBのmicroSDカードでは足りず、64GBのmicroSDカードが必要になります。
このように、自分の撮影したい時間に最適なmicroSDカードを購入するようにしましょう。
また、microSDカードの保存には防水・防塵・耐衝撃性を発揮する専用ケースをおすすめします。
SDカードやmicroSDカードの保管や収納に困っているという声をよく耳にします。 特にmicroSDカードは小さいため紛失しやすく、外からの衝撃や傷に強いわけでもありません。強いわけではありませんが、重要なデータを保存しており、保管には気 […]