【Mavic Air 2開封レビュー】Fly More コンボとの違い・注意点を解説

【Mavic Air 2開封レビュー】Fly More コンボとの違い・注意点を解説

Mavic Air 2(マビックエアー2)を購入したいけど、「通常セットの『Mavic Air 2』とコンボセットの『Mavic Air 2 Fly Moreコンボ』のどちらを購入した方がいいの?」という声をよく耳にします。

結論から言うと、『Mavic Air 2 Fly More コンボ』の購入をオススメします。

本記事では、『Mavic Air 2 Fly More コンボ』を開封レビューしつつ、通常セットとコンボセットの違いを解説していきます。
合わせて、開封の際の注意点別途購入が必要な不足品についても解説していきます。

こんな方にオススメです。

  • これから『Mavic Air 2』を購入する予定の方
  • 既にコンボセットを購入しており、不足しているパーツがあると感じている方
  • 他に必要な製品・アクセサリーについて知りたい方

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『Mavic Air 2 Fly More コンボ』を開封

『Mavic Air 2 Fly More コンボ』を開封すると、以下の2点が同梱されています。

ショルダーバッグを①番、黒い箱を②番とし、詳細を順に解説していきます。

①ショルダーバッグの中身

まずは、①ショルダーバッグです。

①『ショルダーバッグ』の中には、以下の製品が梱包されています。

  • Mavic Air 2 本体+インテリジェント フライトバッテリー×1
  • 送信機×1
  • バッテリー充電ハブ×1
  • ③黒い箱
  • ④のチャックの中

※『ショルダーバッグ』と『バッテリー充電ハブ』はコンボセット(Fly More コンボ)にしか付属してきません。

黒い箱を③番、チャックの中を④番とし、追って解説していきます。

Mavic Air 2 本体

『Mavic Air 2』は上記画像の順のように、上のアームを展開させてから、下のアームを展開させてください。
下のアームから開けない構造となっています。無理やり展開しないように気を付けてください。

機体の底面には『Mavic 2』と同様、LEDライトが標準装備されています。
上空での機体視認力向上が見込めるほか、周囲の光量が不十分な場合に着陸精度を高めてくれる名脇役的な機能です。

さらに機体左側面にはDJI Assistant 2用のType-Cの差し込み端子右側面にはmicroSDカード挿入口が用意されています。
※『DJI Assistant 2』は、DJI社が無料で提供しているメンテナンスソフトです。
この端子からパソコンにつなぐことで、『Mavic Air 2』のメンテナンスができます。

Mavic Air 2の内部ストレージ容量は8GBです。
microSDカードなしでも撮影はできますが、一部機能が制限されたり、4Kの高画質映像を撮影できるが故に、すぐに容量オーバーになります。
microSDカードに関しては、下記「別途購入が必要な不足品」の項目にて解説いたします。

リンクボタンは機体上部の電源ボタンと共用式です。
電源は1回軽く押した後、すぐに長押しすることでONになります(OFFも同様)。
バッテリー残量は電源ボタンの4つのランプで分かります(バッテリーMAXで4つ点灯)。

バッテリーを外すと、Mavic Air 2のシリアルナンバー(1WNからはじまる番号)が記載されています。
このシリアルナンバーは無償保険に加入する際、DJI Care Refreshに加入する際、DJIサポートに自分のMavic Air 2について問い合わせる際に使用しますので、記載場所は覚えておきましょう。

送信機

送信機のコントロールスティックは下側に収納されています。

また、送信機上部の黒い部分を引っ張ると、中にはRCケーブル(Lightningコネクター)が入っています。
RCケーブルには、RCケーブル(USB Type-C コネクター)とRCケーブル(標準 Micro-USB コネクター)が付属していますので、自分の用途にあったものをセットして使用してください。

また、今回の新型送信機はスマホケースを付けたまま装着が可能です。
従来の送信機ではカバーを取り外す必要があった為、非常に手軽になりました。

加えて、1回のフル充電で最大240分の稼働ができます。
ドローンを操縦中、送信機のバッテリーを心配する必要もなくなりました。

タブレットに関しては、従来製品で使用されていた『PGYTECH社』の『タブレットホルダー』をセットすることで使用できます。
※iPadの接続には、長めのType-C Lightningケーブルが必要となります(0.9mがオススメ)

『PGYTECH社 タブレットホルダー』2,640円

『Type-C to Lightning 0.9m』1,599円

バッテリー充電ハブ

『バッテリー充電ハブ』は、バッテリー3本を順次充電できる充電ハブです。

バッテリーを1本ずつ充電ケーブルをつなぎ直す必要がない為、手間なく複数本バッテリーの充電ができます。
使用の際は、バッテリー充電器とAC電源ケーブルと共に使用します。

ハブを使用した場合の充電時間は1本あたり95分(メーカー純正充電器使用の場合で、自動認識してバッテリー残量の多いものから順番に充電されます

1個目のバッテリーの充電が完了したら、2個目のバッテリーの充電がはじまりますのでお気をつけください。
※バッテリー充電ハブは、はコンボセット(Fly More コンボ)にしか付属してきません。

『Mavic Air 2 バッテリー充電ハブ』6,380円 | DJI公式ストア購入ページ

③黒い箱の中身

③の箱の中には、以下の製品が入っています。

  • インテリジェント フライトバッテリー×2
  • バッテリー充電器×1
  • AC 電源ケーブル×1

『インテリジェント フライトバッテリー』は、通常セットの『Mavic Air 2』には1つしか入っていません。

バッテリーはひとつあたり13,200円しますので、最初から3つ付属する『Mavic Air 2 Fly More コンボ』の購入を推奨いたします。

『Mavic Air 2 インテリジェント フライトバッテリー』13,200円 | DJI公式ストア購入ページ

バッテリー充電器とAC電源ケーブルは、バッテリー充電ハブと共に使用します。

④チャックの中

④チャックの中にも部品が入っているので、お気をつけください。こちらには以下の製品が入っています。

  • バッテリーパワーバンク アダプター×1
  • NDフィルターセット(ND16/64/256)×1
  • コントロールスティック1組(予備)×1
  • RCケーブル(USB Type-C コネクター)×1
  • RCケーブル(標準 Micro-USB コネクター)×1
  • Type-C ケーブル×1

※RCケーブル(Lightningコネクター)は、送信機の中に入っていますので、チャックの中にはありません。

『バッテリー パワーバンク アダプター』は、ドローンのバッテリーでスマートフォン・タブレットを充電できる優れものです。

ドローンのバッテリーは、基本的に全部を使い切らず、残量が20%を切ると交換します。
この20%残量をスマートフォンなどのモバイル端末へ電力供給できるようになります。
※こちらの製品は、通常セットには付属せず、コンボセットにのみ付属してきます。

『NDフィルターセット(ND16/64/256)』は、レンズから入る光の量を減らすためのサングラスの役割をする減光フィルターです。

NDとは、ニュートラル・デンシティー(Neutral Density)の略で、光の色は変えず、光量だけを落とすという意味になります。
NDフィルターを使用することで、光に邪魔をされず鮮明な映像を撮影できるようになります。

『コンボセット』には、ND16/64/256の3枚セットが付属します。
それぞれ光量を1/16、1/64、1/256に減らして撮影ができます。

ちなみに、Mavic Air 2のNDフィルターセットには2種類あり、以下のNDフィルターセットはコンボセットには同梱されていません。
『Mavic Air 2 NDフィルターセット(ND4/8/32)』7,700円 | DJI公式ストア購入ページ

また、NDフィルターの装着方法は、同梱の説明書に記載されています。
ただし、出荷状態ではレンズの周りに枠がついていますので、反時計回りにまわして外してからフィルターを着けてください。

NDフィルターの他に、サードパーティ製品ではありますが、C-PLフィルターも付属しているフィルターセットも販売されています。

C-PLフィルターとは、光の反射をコントロールし、被写体の本来の色を引き出す、偏光フィルターです。
例えば『湖+紅葉』を撮影する際、湖の反射した光を除去した状態で紅葉の色を際立たせた撮影ができます。

『Mavic Air 2 フィルターセット』3,587円
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②黒い箱の中身

②の黒い箱には、以下の製品が梱包されています。

  • 大きな冊子×3
  • 小さな冊子×1(重要
  • 低ノイズプロペラ×6ペア

低ノイズプロペラ

ドローンのプロペラは、翼の傾きによって2種類存在するため、2種類で1セットになります。
4枚羽根のドローンでは、AタイプとBタイプのプロペラをそれぞれ2枚ずつ(つまり2ペア)装着してフライトさせます。

『Mavic Air 2』は自分でプロペラを装着させる必要があります。
AタイプとBタイプのプロペラをそれぞれ2枚ずつ装着してフライトさせてください。
※機体にA or B と記載されているので、プロペラの向きを確認して装着してください

プロペラの装着は、上からグッと押し込んで、ロック方向へ回転させれば完了です。

通常セットでは3ペア(1.5機分)コンボセットFly More コンボ)では6ペア(3機分)のプロペラが同梱されています。
プロペラは消耗品です。いくつあっても困ることはありませんので、コンボセットの購入を推奨します。

冊子(4冊)

冊子は4種類ありますが、特に重要なのは上記画像の冊子です。
この冊子には、無料で加入できる保険に関する内容が記述されています。

『Mavic Air 2』は、1年間無料の賠償責任保険に加入できます
賠償責任保険とは、ドローンを操縦中に起きた対人事故・対物事故を補償してくれる保険です。

『Mavic Air 2』を購入しただけでは加入されず、自分で登録する必要があります
登録方法に関しては、こちらの記事をご覧ください。

『Mavic Air 2 Fly More コンボ』梱包物一覧

以上、『Mavic Air 2 Fly More コンボ』の梱包物一覧は上記の通りです。

通常セットの『Mavic Air 2』よりも、以下の製品が多く同梱されています。

  • ショルダーバッグ×1
  • インテリジェント フライトバッテリー×2
  • バッテリー充電ハブ×1
  • バッテリー-パワーバンク アダプター×1
  • 低ノイズプロペラ(ペア)×3
  • NDフィルターセット(ND16/64/256)×1

これは税込55,220円相当の製品であり、コンボセットと通常セットの差額が税込26,400円なので、かなりお買い得と言えます。

特に『インテリジェント フライトバッテリー』が2つも多く付属することは大きいポイントです。
本来、バッテリーを2本買うだけで税込26,400円です。
バッテリーの追加購入を検討されている方は、間違いなくコンボセット(Fly More コンボ)がオススメです。

また、映像をより美しく撮りたい方も、NDフィルターセットが付属しているため、コンボセットがオススメです。

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別途購入が必要な不足品

ここまでコンボセットを開封しつつ、通常セットとの違いについて解説してきました。
しかし、コンボセットを購入しても不足している製品がありますので、解説していきます。

プロペラガード

『360°プロペラガード』は、操縦に不安のある初心者の方、飛行許可申請する方にとって必須となります。

プロペラを完全に保護してくれるため、人や物に衝突した際の安全性を向上させ、事故を防いでくれます。
また、これがなければ国土交通省への飛行許可申請も提出できません。

新商品の付属品は、すぐに在庫が無くなるおそれもあります。
在庫がなくなる前に購入しておきましょう。

『Mavic Air 2 プロペラガード』1,980円 | DJI公式ストア購入ページ

microSDカード

『Mavic Air 2』は、microSDカードに写真や動画を保存できます。

microSDカードがなくても内部ストレージ容量は8GBあるため、撮影やフライトはできます。
しかし、4K60fpsの高画質映像を撮影できることからも分かりますが、8GBではすぐに容量オーバーになります。

Mavic Air 2で最高画質の動画を34分間撮影した場合、30.6GBの容量が必要になります。

DJI公式が推奨しており、尚且つ価格の安いおすすめのmicroSDカードはこちらです。

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また、それ以上の容量が欲しい方はこちらがオススメです。

『SanDisk Extreme 128GB』 2,977円
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『SanDisk Extreme 256GB』 5,890円
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microSDカードはどれでもいいというわけではありません。
microSDカードの選び方については、こちらの記事をご覧ください。

DJI Care Refresh

ドローンが壊れた際、リフレッシュ交換(新品 or 新品同様と交換)してくれるサービス『DJI Care Refresh』の購入を推奨いたします。

リフレッシュ交換だけでなく、DJIスタッフによる製品サポートを優先的に受けることもできます。

万が一に備えて、『DJI Care Refresh』を一緒に購入しましょう。
『DJI Care Refresh (Mavic Air 2)』11,000円 | DJI公式ストア購入ページ

『DJI Care Refresh』の詳細に関しては、こちらの記事をご覧ください。

ランディングパッド

『ランディングパッド』は、ドローンを飛ばす際に使用するパッドです。
地面からドローンを飛ばすと、砂や石がプロペラが回転する風によって巻き上がり、それが傷や故障の原因になることがあります。

また、ランディングパッドを使用することで、周囲の人にドローンを飛ばしいていると伝えることができます。
ドローンのため、周囲の安全のためにもランディングパッドを使用しましょう。

『ランディングパッド』 860円
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その他、あったら便利な『Mavic Air 2』のおすすめアクセサリーに関しては、こちらの記事をご覧ください。

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