【徹底比較】「Mavic 3 Pro」VS「DJI Air 2S」おすすめDJIドローンはどっち?

【徹底比較】「Mavic 3 Pro」VS「DJI Air 2S」おすすめDJIドローンはどっち?

2023年4月25日、DJIから新ドローン「DJI Mavic 3 Pro」シリーズが発売されました。新ドローン「Mavic 3 Pro」は、ひとつ下のモデル「DJI Air 2S」と比べて、どのような違いがあるのでしょうか?

本記事では、両機体の性能を比較しつつ、どちらのドローンがどんな方におすすめか解説します。ドローンの購入で悩まれている方は、ぜひご覧ください。

DJI Mavic 3 Proとは?

DJI Mavic 3 Proとは、2023年4月に発表されたドローンです。

DJIの大人気ドローンシリーズ「Mavicシリーズ」の最上位モデルになります。Mavic 3シリーズの時系列では、「Mavic 3 / Mavic 3 Cine」→「Mavic 3 Classic」→「Mavic 3 Pro / Mavic 3 Pro Cine」となります。

DJI初のカメラを3台搭載(Hasselbladカメラ、2種類の望遠カメラ)したドローンです。1,200万画素〜4,800万画素の3つのカメラで最大5.1K 50fpsの動画撮影、最大飛行時間は43分、全方向障害物検知、最大15kmのHD映像伝送(日本国内は8km)といった機能を多数搭載し、映像クリエイターの創造性を限りなく押し広げます。

DJI Mavic 3 Proのプロモーション動画が公開されています。こちらをご覧ください。

DJI Mavic 3 Proの詳細スペックは以下の通りです。

本体価格
(DJI RC付属)
261,800円
動画性能(最大時)Hasselbladカメラ:5.1K 50fps / DCI 4K 120fps
中望遠カメラ:4K 60fps
望遠カメラ:4K 60fps
センサーHasselbladカメラ:4/3型CMOS
中望遠カメラ:1/1.3インチ CMOSセンサー
望遠カメラ:1/2インチ CMOSセンサー
レンズ【Hasselbladカメラ】
FOV:84°
焦点距離:24 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8〜f/11
フォーカス:1 m ~ ∞
【中望遠カメラ】
FOV:35°
焦点距離:70 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m ~ ∞
【望遠カメラ】
FOV:15°
焦点距離:166 mm(35mm判換算)
絞り:f/3.4
フォーカス:3 m~∞
有効画素数Hasselbladカメラ:20 MP
中望遠カメラ:48 MP
望遠カメラ:12 MP
本体重量958 g
本体サイズ(収納時)231.1×98×95.4H(mm)
本体サイズ(展開時)347.5×290.8×107.7H(mm)
最大飛行時間43 分
伝送システムO3+
最大伝送距離8km(日本)
障害物検知全方向障害物検知
内部ストレージ8 GB

購入の際は、「DJI Mavic 3 Pro Fly More コンボ(DJI RC付属)」をオススメします。

このコンボセットでは、ディスプレイ付き送信機、バッテリーが3つ、専用ケース、その他関連アクセサリーが多数同梱しており、非常にお得となっています。

「Mavic 3 Pro」のセットに関しては、こちらの記事をご覧ください。

DJI Air 2Sとは?

DJI Air 2Sとは、2021年4月に発売されたDJIを代表するMavic Air シリーズのドローンです。Mavic Airシリーズの時系列的では、「Mavic Air」→「Mavic Air 2」→「DJI Air 2S」となります。

4方位の障害物センサーを搭載しており、最大31分間飛行、最大8kmのフライトが可能です。また、最大5.4K 30fps、4K 60fpsでの動画撮影が可能なカメラを搭載しています。

DJI Air 2Sの公式プロモーション動画が公開されています。こちらをご覧ください。

DJI Air 2Sの詳細スペックは以下の通りです。

本体価格143,880円
119,900円(2023/4/21価格改定)
動画撮影
(最大時)
5.4 K 30fps
4KUltra HD60fps
2.7K 60fps
FHD 120fps
センサー1インチCMOS
レンズFOV:88°
22mm(35mm換算),F2.8
有効画素数2,000万画素
本体重量595g
本体サイズ(収納時)180×97×77H(mm)
本体サイズ(展開時)183×253×77H(mm)
最大飛行時間31分
最高速度19m/s
最大伝送距離8km
障害物回避前方/後方/上方/下方
伝送システムOcuSync 3.0

購入の際は、「DJI Air 2S Worry-Free Fly More コンボ(165,000円)」をオススメします。

コンボセットでは、バッテリーが3つや専用ケースなど関連アクセサリーが多数同梱しており、非常にお得となっています。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

「DJI Mavic 3 Pro」と「DJI Air 2S」を比較

「DJI Mavic 3 Pro」と「DJI Air 2S」を比較します。

 Mavic 3 ProDJI Air 2S
コンボ価格351,800円
Fly More コンボ(DJI RC付属)
165,000円
Worry-Free Fly More コンボ
展開時サイズ347.5×290.8×107.7H183×253×77H
本体重量958 g595 g
最大飛行時間43 分31 分
カメラHasselbladカメラ:4/3型CMOS
中望遠カメラ:1/1.3インチ CMOSセンサー
望遠カメラ:1/2インチ CMOSセンサー
1インチCMOS
動画性能Hasselbladカメラ:5.1K 50fps / DCI 4K 120fps
中望遠カメラ:4K 60fps
望遠カメラ:4K 60fps
5.4 K 30fps
4KUltra HD 60fps
2.7K 60fps
有効画素数Hasselbladカメラ:2,000万画素
中望遠カメラ:4,800万画素
望遠カメラ:1,200万画素
2,000万画素
障害物回避全方位前方/後方/上方/下方
伝送システムO3+
(最大8km)
OcuSync 3.0
(最大8km)
内部ストレージ8GB8GB

価格の違い

まず、コンボセットの場合の価格差は2倍以上あります。
DJIの規格では、Mavic Airシリーズが中級者向けモデル、Mavicシリーズが上級者向けモデルになります。「Mavic 3 Pro」がひとつ上のモデルかつ一般消費者向けの最上位モデルということもあり、この金額差となっています。

映像クリエイターのような撮影を望むのであれば「Mavic 3 Pro」の選択になります。しかし、いいドローン映像を撮影したいだけであれば「DJI Air 2」の性能でも十分です。自分のライフスタイル、使用目的に合わせたドローンを購入しましょう。

機体性能の違い

前述の通り「Mavic 3 Pro」が上位モデルということもあり、すべての性能で優れています

特にカメラの数と性能、10分以上長くフライトできること、全方位に障害物回避機能が搭載されている点は大きいでしょう。

とはいえ「DJI Air 2S」の機体性能が残念ということはありません。その他の一般消費者向けドローンと比べても、「DJI Air 2S」は十分な性能を誇っています。

ただし、それ以上の性能を望むのであれば、「Mavic 3 Pro」の選択になります。

カメラ性能の違い

最新モデルかつ一般消費者向けの最上級モデルということもあり「Mavic 3 Pro」のカメラ性能はズバ抜けています。そもそも3つのカメラを搭載しているDJI初のドローンです。

通常はHasselblad(ハッセルブラッド)というブランドカメラの撮影になります。このカメラの特徴は、被写体に応じた最適な色味を自動で付与してくれるということです。自分の目で見るよりも鮮やかな発色の世界を撮影してくれます。

また、70mm中望遠カメラの特徴は、広角のHasselbladカメラと比較すると、カメラ映像に圧縮効果が生まれ、より印象的な映像を捉えることができ、写真撮影や動画撮影で、被写体と周辺の関係性を描きたい、複雑な環境下で被写体を強調したい、視覚的に焦点を当てるような撮影をしたい場合に適していることです。

さらに、166mm望遠カメラは、光学7倍ズームでの4K/60fps動画撮影や12MP写真撮影が可能です。最大28倍ハイブリッドズームを使用すると、雪山、建物などで被写体に近づくことなく対象を確認でき、野生動物などと安全な距離を保った状態で、被写体を脅かすことなく簡単に観察できます。

これらカメラ性能が欲しい方は、「Mavic 3 Pro」を選択しましょう。

複数のカメラは必要ないと思った方、予算を抑えたい方は「DJI Air 2S」を選択しましょう。このドローンでも4K以上の滑らかな映像撮影が可能です。

ドローン登録の必要のない小型ドローンに関しては、こちらの記事をご覧ください。

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