失敗しない!DJI Air 2SのmicroSDカードの選び方とおすすめを解説

失敗しない!DJI Air 2SのmicroSDカードの選び方とおすすめを解説

DJI Air 2SのmicroSDカードを購入する際「安くて容量の大きいものを買えばいい」と思ってはいませんか?

この買い物の仕方では、DJI Air 2SがmicroSDカードを読み込まなかったり、撮影した動画がカクついたりという問題が発生し、再購入することになります

本記事では、このような問題が起きないDJI Air 2SにおすすめのmicroSDカードを解説していきます。

合わせて、microSDカードの表記の意味失敗しない選び方についても解説していきます。

おすすめのmicroSDカード

ドローンは最大飛行時間が決まっているため、1フライトで撮影できる最大データ量を求めることができます。

DJI Air 2Sの最大飛行時間は31分、動画解像度5K 30fps/最大ビットレート150Mbpsです。つまり、1秒間に150メガビットのデータ量を転送しています。

これを8で割ってバイトに換算すると、30.6MB/s = 1秒間に約30.6メガバイトのデータ転送となります。

150 Mbps × 1,860 秒(34分)= 279,000 Mbps
279,000 Mbps ÷8(バイト換算) =34,875 MB/s
34,875 MB/s ÷1,000(ギガバイト換算)= 34.875GB

つまり、DJI Air 2Sで最高画質の動画を34分間撮影した場合、約35GBの容量が必要になります。

64GBのmicroSDカードであれば、1回のフライトの容量的には十分です。DJI公式が推奨しており、尚且つ価格の安いおすすめのmicroSDカードはこちらです。

バッテリー3回のフライトであれば、常に撮影するわけではないので、128GBのmicroSDカードで十分でしょう。

microSDXC 128GB SanDisk サンディスク Extreme UHS-1 U3 V30 4K Ultra HD A2対応 SDアダプター付 [並行輸入品]
SanDisk

また、それ以上の容量が欲しい方は256GBのmicroSDカードになります。

DJI公式の推奨するmicroSDカード

DJI Air 2Sに限らず、DJIドローンには推奨されているmicroSDカードがあります

DJI Air 2Sの推奨microSDカードは以下になります。

  • ※UHS-I スピードクラス3のmicroSDカードの使用を推奨します。
  • SanDisk Extreme PRO 64GB V30 A2 microSDXC
  • SanDisk High Endurance 64GB V30 microSDXC
  • SanDisk Extreme 64GB V30 A2 microSDXC
  • SanDisk Extreme 128GB V30 A2 microSDXC
  • SanDisk Extreme 256GB V30 A2 microSDXC
  • Lexar 667x 64GB V30 A2 microSDXC
  • Lexar High-Endurance 64GB V30 microSDXC
  • Samsung EVO 64GB microSDXC
  • Samsung EVO Plus 64GB microSDXC
  • Samsung EVO Plus 256GB microSDXC
  • Kingston 128GB V30 microSDXC
  • Netac 256GB A1 microSDXC

DJI公式ストア | DJI Air 2S FAQより

といっても、これだけ見ても英語と数字の羅列で、よく分からないかと思います。

例えば、一番上の「SanDisk Extreme PRO 64GB V30 A2 microSDXC」であれば、以下の意味になります。

  • SanDisk Extreme Pro= アメリカのフラッシュメモリー会社SanDiskのSDカードのブランド名
  • 64GB = 最大保存容量
  • V30 = ビデオスピードクラス30MB/s
  • A2 = アプリケーションパフォーマンスクラス2
  • microSDXC = 最大保存容量が64GB 〜 2TBの規格

これらのmicroSDカードに記載されている意味について解説していきます。

最大記録容量について

最大記録容量とは、microSDカードに記録(保存)できる最大データ量のことです。

例えば上記画像では、microSDカードの記録容量は2ヶ所から確認できます。

まずは、左側の大きな数字です。左側に「64GB」と記載があるため、最大記録容量64GBのmicroSDカードであることが分かります。

また、右側に「micro SDXC」の記載を確認できます。これは記録容量の規格で、他にも「micro SD」「micro SDHC」と種類があります(以下画像参照)。

それぞれの表記の意味は以下の通りで、これは最大記録容量の規格を示しています。

表記の内容 表記の意味
micro SD 最大保存容量:〜 2GB
micro SDHC 最大保存容量:4GB〜32GB
micro SDXC 最大保存容量:64GB〜2TB

DJI Air 2Sでは64GB以上のmicroSDカードが推奨されているため、「micro SDXC」の規格を選ぶことになります。

転送速度について

転送速度とは、データをデバイスなどに移す速さのことです。

この速さが遅い場合、動画がカクついたり、低画質になったり、写真を撮ってから次の写真を撮るまでに時間が掛かります。

microSDカードのデータの転送速度は、上記の3つの場所から確認できます。

UHSスピードクラスについて

まずは、右側にあるUの形の中の数字です。

これは「UHSスピードクラス」が「3」という意味になります。

UHSスピードクラスとは、UHS(ウルトラハイスピード)と呼ばれるSDカードの転送速度の規格です。

現在UHSスピードクラスには、以下の2種類があります。

表記の内容 表記の意味
U1 最低転送速度 10 MB/s
U3 最低転送速度 30 MB/s

この2つの違いに関しては、以下の動画をご覧ください。

スピードクラス1(左側)が16枚の写真を撮影して保存している間に、スピードクラス3(右側)は30枚の写真を保存しています。

これが動画の場合、スピードクラス1は転送速度が足りず、高画質で撮影した映像はカクつく、低画質になるという結果になります。

DJI Air 2Sは、UHSスピードクラス3を推奨していますので、「U3」と記載されたmicroSDカードを選ぶ必要があります。

ちなみに、以下画像のように、○の中に数字(2/4/6/10)が表記されているmicroSDカードもあります。

これは古い規格のスピードクラスになります。

表記の内容 表記の意味
最低転送速度 2MB/s
最低転送速度 4MB/s
最低転送速度 6MB/s
最低転送速度 10MB/s

どれもDJI Air 2Sの性能に見合わないスピードクラスになりますので、この表記のあるmicroSDカードは購入してはいけません

ビデオスピードクラスについて

ビデオスピードクラスとは、SDカードの規格を決めているSDアソシエーションの方針で新たにできたスピードクラスです。

今後「UHS」からこちらに切り替わっていく予定ですが、現状では混在しています。そのため、「UHS」と「ビデオスピードクラス」が併記されていたり、片方だけしか表記がない場合もあります。

上記画像の左側の上には、「V30」という記載があります。これは最低転送速度30MB/sという意味です。

つまり、「UHSスピードクラス3(U3)」と同じ意味になります。

ビデオスピードクラスには、以下の5つの規格があります。

表記の内容 表記の意味
V6 最低転送速度 6MB/s
V10 最低転送速度 10MB/s
V30 最低転送速度 30MB/s
V60 最低転送速度 60MB/s
V90 最低転送速度 90MB/s

ビデオスピードクラスは、数字が大きければ大きいほど、転送速度が速くなり、安定した撮影ができるようになります。

UHS-Ⅰ/Ⅱ/Ⅲについて

ビデオスピードクラスの下にある「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」の表記は、UHS規格対応を表しています。

UHS規格とは、Ultra High Speed(ウルトラハイスピード)の略で、転送規格の1つです。

UHSの表記の内容と意味は以下の通りです。

表記の内容 表記の意味
UHS-Ⅰ 最大転送速度 104MB/s(832Mbps)
UHS-Ⅱ 最大転送速度 312MB/s(2496Mbps)
UHS-Ⅲ 最大転送速度 624MB/s(4992Mbps)

microSDカードの見た目も異なり、「Ⅰ」は裏側の端子が1列、「Ⅱ」は端子が2列になっています。

最近では「Ⅲ」も出てきましたが、まだ「Ⅱ」でさえ一般市場にはあまり出回っていません。

スピードクラス同様、上位であればあるほどデータの転送速度が上がり、安定した撮影ができます。

アプリケーションパフォーマンスクラスについて

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、SDカード上のデータ編集などを含むアプリケーションを快適に利用するための規格です。

現在アプリケーションパフォーマンスクラスには、「A1」と「A2」の2種類があり、「A2」が新しい規格になります。

ランダムリード最低処理速度 ランダムライト最低処理速度
A1 1500 IOPS 500 IOPS
A2 4000 IOPS 2000 IOPS

記憶装置(microSDカード)が記憶媒体(ドローン)にアクセスする際に、不連続に様々な位置からデータの読み書きをしていきます。この読み込みを「ランダムリード」、書き込みを「ランダムライト」と言います。

DJI Air 2Sでは、「A2」の規格を選びましょう。

microSDカードの選び方

ここまでmicroSDカードの表記の意味を解説してきました。

DJI Air 2SのmicroSDカード選びのポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 最大記録容量は64GB/128GB/256GBのいずれかのものを選ぶ(※1フライトなら64GBで十分)
  • 「U30」または「V30」の表記があるものを選ぶ
  • アプリケーションパフォーマンスクラスは「A2」のものを選ぶ

上記のポイントを意識して、失敗しないようにmicroSDカードを選びましょう。

DJI公式が推奨しており、尚且つ価格の安いおすすめのmicroSDカードはこちらです。特に64GBはお買い得です。

microSDXC 128GB SanDisk サンディスク Extreme UHS-1 U3 V30 4K Ultra HD A2対応 SDアダプター付 [並行輸入品]
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