国土交通省九州運輸局長が多久市における「空のまちづくり」事業を視察

国土交通省九州運輸局長が多久市における「空のまちづくり」事業を視察

上空シェアリングサービスを手掛ける株式会社トルビズオン(本社:福岡市中央区、代表取締役:増本 衞、以下:トルビズオン)は、ドローン空路インフラを提供する企業として、全国各地から視察を受け入れています。2023年5月26日、国土交通省九州運輸局の方々を招き、多久市におけるドローン配送およびドローンを用いた災害調査の現場の視察が実施されました。

概要

多久市では、昨年度「ドローンを核にした交流によるまちづくり事業」により、100回以上の配送を行ってきた実績があります。また、西多久町の住民はドローン配送やドローン調査などに対する関心が高く、地元の機運も高まっている状況です。弊社ではドローンを活用した物流や災害調査事業など、地域の課題解決に向けた動きについて視察を受け入れています。

  • 日程:2023年5月26日
  • 場所:佐賀県多久市西多久町宝満山公園
  • 視察内容:
  • ドローンを活用した商品配送と、河川上空の点検撮影
  • 見学者:
    九州運輸局長 吉永 隆博 様(よしなが たかひろ)
    佐賀運輸支局長 末吉 博昭 様(すえよし ひろあき)
    佐賀運輸支局 首席運輸企画専門官 牟田 嘉伊座 様(むた かいざ)
    佐賀運輸支局 首席運輸企画専門官 古賀 陽一郎 様(こが よういちろう)
    九州運輸局 総務課 総務係長 相良 美樹 様(さがら みき)

実証実験の内容

商品配送では日用品や食料品を販売する「幡船の里」から、注文者へ配送デモを行いました。これまで、30回以上の平古場地区への配送を実施し、買い物支援など地域の課題解決に向けて動いています。今後は、この地区でのレベル3飛行での実用化に向けて動いています。

河川点検では佐賀県河川の牛津川上空から河川の状況を撮影し、雨季直前の地形データを取得しました。万一風水害が発生した際、被災後の地形との差分を迅速に比較し、災害対応や被害認定に役立てるのが狙いです。

これらドローン配送や河川点検の実験の様子をモニターに映し、ドローンからの映像や配送ルートの確認を行いました。

また多久市内に構築した25本のドローン空路を広げていくムーブメントは、ドローン配送や災害調査だけでなく、鳥獣駆除や農林業の効率化へのドローン活用など、幅広い地方創生を実現する「空のまちづくり」に繋げていく予定です。

配送品受け取りの様子

出典:株式会社トルビズオン

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