ACSL、アメリカ市場への進出を見据え、国産ドローンSOTEN(蒼天)の顧客向けデモを実施

ACSL、アメリカ市場への進出を見据え、国産ドローンSOTEN(蒼天)の顧客向けデモを実施

2022年11月10日、株式会社ACSL(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:鷲谷 聡之、以下:ACSL)は、世界でも最大規模のドローン市場を持つアメリカへの進出を見据え、General Pacific, Inc.(Fairview, Oregon)を含めた複数の顧客に対して国産ドローンSOTEN(蒼天)のデモンストレーションを実施し、高い評価を得ることができたことを発表しました。

ACSLは、2022年1月28日に発表した中期経営方針「ACSL Accelerate FY22」の中で持続可能なグローバル・メーカーになることを目指すべき姿としており、海外市場への積極的な進出を推進しています。アメリカのドローン市場は、ACSLの推計で既に110億ドル超と推測されますが、およそ半分は軍需で、産業用途は30%程度に限られているとみられます。これまでは中国大手メーカーが高いシェアを占めてきたものの、NDAA(National Defense Authorization Act (国防権限法))により2020年に国防目的での調達が禁止されたことが影響して民生用でも西側世界のメーカーに注目が集まっています。

そうした環境の中、2022年9月6日~9月8日にラスベガスで開催された「COMMERCIAL UAV EXPO」に出展した際、小型空撮ドローンSOTEN(蒼天)は、データの漏洩や抜き取りの防止、機体の乗っ取りへの耐性を実現したセキュリティの高さが経済安全保障のニーズに対応していることもあり、多くの米国企業が興味を持ちました。その中でも、特にインフラ点検の分野での活用に対する関心が高く、実際のドローンの飛行性能や撮影画像の質を確認したいとの要望があり、今回のデモンストレーションの実施に至りました。

デモンストレーションの様子

訪問先の1つであるGeneral Pacificは、公益事業者向けに有益な製品を販売する企業で、公共施設のインフラ点検用ドローンの販売に加え、ドローンの操縦・操作トレーニングや公安機関へのドローンの流通も行っています。General Pacificは、COMMERCIAL UAV EXPOでSOTEN(蒼天)に興味を持ち、米国でのSOTEN(蒼天)の販売を検討するためにデモンストレーションを実施しました。

複数の顧客先でのデモンストレーションを通じて、実際のインフラ点検などの実務適用が可能という高い評価をもらい、購入意思を確認することができたとのことです。

ACSLは、持続可能なグローバル・メーカーを目指すべく、今後もアメリカ市場への進出を見据えた積極的な情報発信や顧客とのコミュニケーションを実施していくとのことです。

出典:株式会社ACSL「ACSL、アメリカ市場への進出を見据え、国産ドローンSOTEN(蒼天)の顧客向けデモを実施

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