【徹底比較】「DJI Mini 5 Pro」VS「DJI Mavic 4 Pro」おすすめDJIドローンはどっち?

【徹底比較】「DJI Mini 5 Pro」VS「DJI Mavic 4 Pro」おすすめDJIドローンはどっち?

2025年9月17日、DJIから新ドローン「DJI Mini 5 Pro」の販売が開始されました。

新ドローン「DJI Mini 5 Pro」は、上位モデルであるマビックシリーズの最新モデル「DJI Mavic 4 Pro」と比較して、どのような性能の違いがあるのでしょうか?

本記事では、両機体の性能を比較しつつ、どちらのドローンがどんな方におすすめか解説します。ドローンの購入で悩まれている方は、ぜひご覧ください。

DJI Mini 5 Proとは?

DJI Mini 5 Proとは?

DJI Mini 5 Proとは、2025年9月に発売されたMiniシリーズの最新ドローンです。
DJIドローンの一般消費者向けモデルには、主にMiniシリーズ、Airシリーズ、Mavicシリーズの3種類のモデルがあります。Miniシリーズは初心者向けのドローンシリーズになります。ただし、Proモデルはコンテンツクリエイターにおすすめのスペックとなっています。

DJI Mini 5 Proは、手のひらサイズのこの軽量ドローンではありますが、ミニシリーズ初の1インチセンサーを搭載し、最大36分(※52分)の飛行時間進化したActiveTrack 360°機能に対応しています。

DJI Mini 5 Proのプロモーション動画も公開されています。こちらをご覧ください。

DJI Mini 5 Proの詳細スペックは以下の通りです。

価格106,700円〜
動画性能(最大時)4K 120fps
FHD 240fps
センサー1インチCMOSセンサー
レンズFOV:84°
焦点距離(35mm判換算):24 mm
絞り:f/1.8
フォーカス:0.5 m〜∞
有効画素数約5,000万画素
本体重量約320g
本体サイズ(収納時)157×95×68 mm
(長さ×幅×高さ)
本体サイズ(展開時)255×181×91 mm
(長さ×幅×高さ)
最大飛行時間35分(※52分)
伝送システムO4+
最大伝送距離10 km(日本)
障害物検知全方向障害物検知
内部ストレージ42 GB

DJI Mini 5 ProにはmicroSDカードが必須です。

DJI Mini 5 ProのmicroSDカードの選び方については、こちらの記事をご覧ください。

DJI Mavic 4 Proとは?

DJI Mavic 4 Proとは、2025年5月に発表された大人気シリーズ「Mavicシリーズ」の最新ドローンです。

前機種であるMavic 3 Proと同じく3台のカメラ(1億画素Hasselbladセンサー / 大型CMOSデュアル望遠カメラ)を搭載、加えて360°回転できるインフィニティジンバルとなっています。
最大6K 60fpsの動画撮影最大飛行時間は51分、改良された全方向障害物検知、そして30km(日本国内では最大15km)のHD映像伝送ができる、コンテンツクリエイターの決定版と言えるドローンです。

DJI Mavic 4 Proのプロモーション動画が公開されています。こちらをご覧ください。

DJI Mavic 4 Proの詳細スペックは以下の通りです。

本体価格
(DJI RC 2付属)
277,200円
動画性能(最大時)Hasselbladカメラ:6K 60fps / DCI 4K 120fps
中望遠カメラ:4K 120fps
望遠カメラ:4K 100fps
センサーHasselbladカメラ:4/3型CMOS
中望遠カメラ:1/1.3インチ CMOSセンサー
望遠カメラ:1/1.5インチ CMOSセンサー
レンズ【Hasselbladカメラ】
FOV:72°
焦点距離:28 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.0〜f/11
フォーカス:2 m ~ ∞
【中望遠カメラ】
FOV:35°
焦点距離:70 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m ~ ∞
【望遠カメラ】
FOV:15°
焦点距離:168 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m~∞
有効画素数Hasselbladカメラ:100 MP
中望遠カメラ:48 MP
望遠カメラ:50 MP
本体重量約1063g
本体サイズ(収納時)257.6×124.8×103.4H(mm)
※プロペラなし
本体サイズ(展開時)328.7×390.5×135.2H(mm)
※プロペラなし
最大飛行時間51分
伝送システムO4+
最大伝送距離15km(日本)
障害物検知全方向障害物検知
内部ストレージMavic 4 Pro:64GB(利用可能は約42GB)
Mavic 4 Pro 512GB:512GB(利用可能は約460GB)

購入の際は、「DJI Mavic 4 Pro 512GBクリエイターコンボ(DJI RC Pro 2付属)」をオススメします。このクリエイターコンボでは、ドローン本体の性能が向上しており、その他アクセサリーが多数同梱します。

DJI Mavic 4 Proのセットに関しては、こちらの記事をご覧ください。

「DJI Mini 5 Pro」と「DJI Mavic 4 Pro」を比較

「DJI Mini 5 Pro」と「DJI Mavic 4 Pro」を比較

「DJI Mini 5 Pro」と「DJI Mavic 4 Pro」を比較します。

DJI Mini 5 ProDJI Mavic 4 Pro
価格(DJI RC 2付属コンボ)150,480円355,850円
本体重量約320g約1063g
最大飛行時間35分(※52分51分
カメラFOV:84°
焦点距離(35mm判換算):24 mm
絞り:f/1.8
フォーカス:0.5 m〜∞
【Hasselbladカメラ】
FOV:72°
焦点距離:28 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.0〜f/11
フォーカス:2 m ~ ∞
【中望遠カメラ】
FOV:35°
焦点距離:70 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m ~ ∞
【望遠カメラ】
FOV:15°
焦点距離:168 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m~∞
動画性能4K 120fpsHasselbladカメラ:6K 60fps / DCI 4K 120fps
中望遠カメラ:4K 120fps
望遠カメラ:4K 100fps
有効画素数約5,000万画素Hasselbladカメラ:約1億画素
中望遠カメラ:約4,800万画素
望遠カメラ:約5,000万画素
障害物回避全方位全方位
伝送システムO4+(最大10km)O4+(最大15km)
内部ストレージ42GB64GB / 512GB

価格の違い

同じ条件(Fly Moreコンボ DJI RC 2付属)で両ドローンの価格を比較すると、DJI Mini 5 Proの方が約20万円安く購入できます

前提として、DJIドローンの一般消費者向けモデルの最上位がMavicシリーズです。そして、エントリー向けモデルがMiniシリーズになります。そのため、大きな価格差があります。もちろん、価格差は後述するドローンの性能差になってきます。

ドローンをはじめたい方、安くて高性能なドローンが欲しい方にとって、最新ドローン「DJI Mini 5 Pro」はおすすめとなっています。

機体性能の違い

DJI Mavic 4 Proが上位モデルのドローンということもあり、よりも大きくパワフルなドローンとなっています。本体重量には3倍以上の差があります。上位モデルかつ最新ドローンということもあり、全ての性能で「DJI Mavic 4 Pro」が優れています

特質すべきは飛行距離です。新たな伝送システムが搭載されたことで、飛行距離は日本でも15km(海外では30km)になりました。DJI Mini 5 Proよりも5km遠くへフライトできます。

大幅な進化を遂げた「DJI Mavic 4 Pro」は、コンテンツクリエイターの決定版と言えるドローンです。

とはいえ、DJI Mini 5 Proは手のひらサイズの軽量ドローンでありながら、数年前までには考えられないような性能をしています。ドローンをはじめたい方にとって、十分な性能をしています。

カメラ性能の違い

まず、搭載しているカメラの数が違います
DJI Mavic 4 Proは、3つのカメラ(Hasselbladカメラ / 中望遠カメラ / 望遠カメラ)を搭載しています。そして「DJI Mavic 4 Pro」のカメラ性能は、他のドローンよりも圧倒的に優れています
Hasselblad(ハッセルブラッド)のブランドカメラは、6K撮影が可能になり有効画素数は1億になりました。より鮮明でクリアな映像を撮影できます。
また、中望遠カメラ望遠カメラのfpsも従来より向上しており、より滑らかな映像を撮影できます。さらに、望遠カメラは有効画素数が向上、より鮮明なズーム写真の撮影ができます。

ちなみに「DJI Mavic 4 Pro」はクリエイターコンボではドローン本体が「Mavic 4 Pro 512GB」になります。このドローンでは、内部ストレージが増えるほか、H.264 ALL-I レコーディングが可能です。コンテンツクリエイターの方には、「DJI Mavic 4 Pro 512GBクリエイターコンボ(DJI RC Pro 2付属)」の購入をおすすめします。

大幅な進化を遂げた「DJI Mavic 4 Pro」は、コンテンツクリエイターの決定版と言えるドローンです。

とはいえ、DJI Mini 5 Proもミニシリーズで初の1インチセンサーを搭載しており、4K 120fpsの超滑らかな高画質映像を撮影できます。複数のレンズを活かした撮影を考えれていないのであれば、DJI Mini 5 Proは、十分な撮影ができるお手軽なドローンとなっています。

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