Mavic Airのバッテリーには、適切な保管方法、寿命を短くしないコツがあるのをご存知でしょうか?
もし、あなたが100%充電した状態でバッテリーを保管していたり、バッテリーをすべて使い切ろうと操縦しているのであれば、バッテリーの寿命は確実に短くなっています。
本記事では、Mavic Airのバッテリーを長持ちさせる保管方法、充電方法、操縦方法について解説していきます。
また、バッテリーに関するトラブルが起きた時の解決方法についても、合わせて解説していきます。
バッテリーの寿命を長持ちさせる保管方法
50%程度の充電状態で保管する
Mavic Airのバッテリーを保管する際は、50%程度の充電状態で保管しましょう。
※Mavic Airのバッテリーは、およそ55分でフル充電状態となります。
もし100%充電して保管していたとしても、Mavic Airのバッテリーは自動放電機能を備えているため、10日程で完全放電をします。
ドローンのバッテリーは、使用する前日に充電するようにしましょう。
また、バッテリーの自動放電の際には、バッテリーは熱を持ち、保管環境によっては危険を伴います。
放電での火災が心配な方は、専用ケースで保管しましょう。
高温・低温・多湿の環境で保管しない
Mavic Airのバッテリーの適切な保管温度は22~28度です。
バッテリーは、温度が高過ぎる環境でも、温度が低過ぎる場所でもダメージを受けて劣化していきます。
そのため、なるべく適切な保管温度を保てる場所に置いておきましょう。
また、湿度の高い環境でのバッテリーの保管は危険です。
前述の通り、バッテリーには自動放電機能が備わっていますので、漏電して火災の原因になる可能性があります。
長期未使用をしない
Mavic Airのバッテリーを充電し過ぎるのもよくありませんが、使わな過ぎるのもよくありません。
バッテリーの未使用期間が10日以上になる場合、定期的に充電をして放置してください。
この放置されている状態でバッテリーは自動放電を行い、10日程で完全放電状態になります。
これが面倒な場合、最低でも3ヶ月に1回は充電をしてください。
バッテリーが著しく劣化してしまいます。
バッテリーの寿命を長持ちさせる充電方法
常にフル充電状態にしない
バッテリーのフル充電は、過充電になる傾向があります。
過充電はバッテリーにダメージを与えます。
また、フル充電を意識し過ぎるとバッテリーの充電回数が増える傾向があり、これはバッテリーの寿命を減らす原因にもなります。
前述の通り、バッテリーは自動放電も行いますので、ドローンを飛ばす目的以外でのフル充電は必要ありません。
因みに、Mavic Airのバッテリーのフル充電には、およそ90分の時間が必要です。
最大フライト時間は21分のドローンですので、予備バッテリーを複数持っておくことを推奨いたします。
また、Mavic Airのバッテリー充電ハブを使用すると、同時に4つのバッテリーを充電できます。
※こちらの商品は販売が終了しました。
バッテリーの寿命を長持ちさせる操縦方法
急発進・急浮上・急停止しない
バッテリーにダメージを与える要因のひとつに、急激な負荷があります。
急激な負荷には、急発進・急浮上・急停止が挙げられます。
Mavic Airをホバリング状態から、いきなり急発進・急上昇するのに負荷がかかることは、簡単に想像できます。
また、進行中のドローンのスティックを急に離す急停止は、一時的にプロペラの回転数を上げる必要があるため、急な負荷がかかります。
ドローンを止める際には、なるべくスティックをゆっくり戻す、バッテリーに優しい停止を心掛けましょう。
バッテリーをギリギリまで使わない
バッテリーをギリギリまで使用すると、放電深度が深くなります。
バッテリーのような何度も充電して使用する電池は、サイクル寿命が放電深度に強く依存しており、浅い放電深度で使用したほうが寿命が長くなります。
可能であれば、バッテリー残量30%くらいで使用を控えましょう。
その為、予備のバッテリー複数持っておくことを推奨いたします。
バッテリーに関するトラブル・エラー
前提として、Mavic AirをはじめとするDJIドローンのバッテリーには保証期間があります。
保証期間は下記の通りです。
- 無償期間:製品受取り後6ヵ月以内、充電回数200回以下
- 有償期間:12ヵ月以内
つまり、購入後12ヶ月以内であれば保証をしてくれます。
加えて、6ヶ月以内で充電回数が200回以下のカウントであれば、無償での交換をしてくれます。
バッテリーに問題が生じた場合、DJIのサポートにお問い合わせください。
DJIサポート | 問い合わせページ
https://www.dji.com/jp/support