360度ドローン映像はどっちが綺麗に見える?「Antigravity A1」と「DJI Avata 360」を比較

360度ドローン映像はどっちが綺麗に見える?「Antigravity A1」と「DJI Avata 360」を比較

2025年12月18日、世界初の360度カメラ搭載の全景ドローン「Antigravity A1(アンティグラビティ エーワン)」の日本販売が開始されました。Antigravityとは、Insta360とサードパーティが支援する新しいドローンブランドです。

そして約3ヶ月後の2026年3月26日、DJI初の360度カメラ搭載の全景ドローン「DJI Avata 360(ディージェイアイ アバター サンロクマル)」の予約販売が開始されました。

Insta360は360度カメラのパイオニアであり、DJIは世界的なドローンメーカーです。つまり「360度カメラを搭載したドローン」は、両社の最も得意とする分野が入り混じった製品です。

さて、どちらのドローンがより鮮明で綺麗な360度映像を見ることができるのでしょうか?

本記事では、ドローンの眼から見る「FPVゴーグル」に着目して解説します。実際に両ドローンを体験したレビューも含みますので、購入を検討中の方はぜひご覧ください。

Antigravity A1の「Antigravity Visionゴーグル」とは?

Antigravity Visionゴーグルとは?

Antigravity Visionゴーグルとは、Insta360の技術が投入されたハイエンドゴーグルです。超高解像度のVR的な没入感と、周囲との体験共有、豊富なエンターテインメント機能に特化しています。

Antigravity Visionゴーグルの特徴・レビュー

高解像度ディスプレイ

Antigravity Visionゴーグルは、パンケーキ光学系(※)とデュアルマイクロOLEDディスプレイ(※)を採用しており、片目2560×2560の高解像度と約90°のDFOV(対角視野)を誇ります。これは、2.5mの距離から200インチ相当のHDR10+スクリーンを見るような圧倒的な没入感です。

パンケーキ光学系とは、主にVR/MRゴーグルにおいて、ディスプレイと目の間の距離を大幅に縮め、薄型・軽量化を実現する技術です。
デュアルマイクロOLEDディスプレイとは、特にXR(VR/AR/MR)ヘッドセットなどの次世代ウェアラブルデバイスにおいて、超高精細な映像体験を実現するための主要技術です。

後述しますが、DJI Goggles N3はFHD(1920×1080)です。そのため、ゴーグルで見る360度映像は「DJI Goggles N3」よりも鮮明で美しいものになります。

裸眼でピント調整できる!快適な付け心地

Antigravity Visionゴーグルは、視度調整(-5.0D 〜 +2.0D)と、瞳孔間距離(IPD)の調整が可能です。普段メガネを掛けている方でも、裸眼で自分にぴったりのピントでドローンの映し出す360度映像を見ることができます。

しかも、Antigravity Visionゴーグルはバッテリーが外付けです。DJI Goggles N3はバッテリーが一体型のため、Antigravity Visionゴーグルは195gも軽くなります。

独自の機能が豊富

Antigravity Visionゴーグルには、DJI Goggles N3にない独自機能がいくつもあります

  • 外部ディスプレイ
    ゴーグル外側のディスプレイに映像を映し出し、周囲の友人と飛行の興奮を共有できます。
  • シースルーモード
    超広角カメラを内蔵しており、ゴーグルを外すことなく周囲の状況をリアルタイムに確認できます。
  • バーチャルコックピット
    戦闘機やドラゴンなどのコックピットテーマを選べるFPVモード専用の遊び心ある機能があります。
  • 録画・再生機能
    8Kの360度動画再生に対応し、30GBの内蔵ストレージを使って音声付きの画面録画も可能です。
  • 実用・カスタマイズ機能
    ワンタップで作動するアクティブ防曇機能や、リングライトの色・パターンを変更できるカスタムディスプレイ機能を備えています。

家族でこのような遊び方もできます!お子さんに空の景色を体験させてあげましょう!

【レビュー】
まず、「Antigravity Visionゴーグル」を付けると「DJI Goggles N3」に比べてコンパクトで軽く感じます。バッテリーが外付けのため、実際には195g軽くなっています。ゴーグル下部のつまみを回すだけで裸眼のピント調節も簡単です。
なにより映像の鮮明さに驚きます。間違いなく金額差分の映像美があります!エンターテイメント機能も多く複数人でも楽しめるドローンです。Insta360のカジュアルかつポップな演出と、それを可能にする技術力に感動しました。

360度カメラ搭載ドローン「Antigravity A1」で使用できる

Antigravity Visionゴーグルは、360度全景ドローン「Antigravity A1」の全てのキットに同梱します。単品での別途購入も可能です(119,000円)。

Antigravity A1は、最大飛行時間24分(高性能バッテリーで39分)、5,500万画素の写真撮影、最大8Kの360度動画を撮影できるドローンです。常に360度映像を撮影できているため、撮影した映像を後から自由な画角で編集できます。しかもAIが自動編集してくれるため、最低限の手間で高クオリティの動画を創ることができます。

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Antigravity A1については、こちらの記事をご覧ください。

DJI Avata 360の「DJI Goggles N3」とは?

DJI Goggles N3とは?

DJI Goggles N3とは、DJIのエコシステム(他のDJIドローン&送信機と互換性あり)との強力な連携と、直感的な操作性に重点が置かれているゴーグルです。

DJI Goggles N3の特徴

メガネのまま使用できる

DJI Goggles N3は、目の周囲の内部空間が広いため、普段使いのメガネを掛けたまま装着できます。そのため、IPD(瞳孔間距離)調整も不要です。

コスパ抜群!互換性もあり

前述の通り、DJI Goggles N3は他のDJI製品(DJI Neo 2 / DJI Avata 2など)と互換性があります。そのため、他のドローンで使う予定のある方にもおすすめです。※Antigravityブランドは、まだA1しかドローンがないため、今後互換性のあるドローンが発売される可能性はあります。

ゴーグル単体の価格もAntigravity A1 Visionの3分の1以下で、非常にコスパの良いFPVゴーグルとなっています。

【レビュー】
まず、「DJI Goggles N3」を付けると「Antigravity Visionゴーグル」に比べて重い気がしました。サイズも大きいですが、重量は195g重くなっています。ただし、メガネを掛けたままで装着できます。
また、アクセサリーの互換性があるのは嬉しいポイントだと改めて思いました。大きな価格差がありながらも、空から360度を見渡す感動を体験できます。DJIの企業努力は素晴らしいと思いました。

360度カメラ搭載ドローン「DJI Avata 360」他で使用できる

DJI Avata 360とは?

DJI Goggles N3は、360度カメラ搭載ドローンであるDJI Avata 360の「Motion Fly Moreコンボ」に同梱しています。別途単品での購入も可能(34,320円)です。

DJI Avata 360は、最大8K 60fps 360度 HDR動画、1億2,000万画素の全天球パノラマ写真を撮影できます。360度映像を撮影できているため、撮影した映像を後から自由な画角で編集できます。1回のフライトで無限の素材が手に入る、映像クリエイターにとって最高のドローンです。

DJI Avata 360については、こちらの記事をご覧ください。

A1 VisionゴーグルとDJI Goggles N3を比較

A1 VisionゴーグルとDJI Goggles N3を比較

「Antigravity Visionゴーグル」と「DJI Goggles N3」を比較します。

結論からまとめますが、どちらも没入感のあるFPV飛行を体験できるゴーグルですが、設計思想やターゲット層が大きく異なると言えます。圧倒的な高画質の360度体験「Antigravity Visionゴーグル」に対し、手軽さとコスパの「DJI Goggles N3」という構図です。

価格や機能の比較表はこちらになります。

Antigravity VisionゴーグルDJI Goggles N3
単体価格119,000円34,320円
ドローンセット購入263,900円162,140円
重量約340g約536g
解像度片目2560×2560の高解像度FHD (1080p)
視野角90°以上54°
裸眼・メガネ裸眼で調整可能メガネ着用可能
内部ストレージ30GB
※外部ストレージ対応
なし
※外部ストレージ対応
VR視界の快適具合コンフォート・ビュー機能フォームパッド交換可能
備考エンターテイメント機能豊富DJI製品と互換性あり

ゴーグルから見る映像美で選ぶなら「Antigravity Visionゴーグル」

空からの超高解像度360度映像でFPV飛行で体験したいのであれば、「Antigravity Visionゴーグル」がおすすめです。ゴーグルが同梱するドローンセットで購入すると約10万円の価格差がありますが、その分の価値はあります。

価格差があるので当然ではありますが、Antigravity Visionゴーグルの付け心地は圧倒的に快適です。バッテリーが外付けになっているため、とても軽く感じます。もちろん付け心地だけでなく、映像美も優れています。「コンフォート・ビュー」モードのお陰でVR特有の不快感が軽減されており、綺麗で鮮やかな空からの映像を楽しむことができます。

それに、DJI Goggles N3にない独自機能が多数搭載されています。Insta360特有の遊び心のある機能や編集ができるため、SNSにも映えるようなコンテンツを作ることができます。

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コスパで選ぶならおすすめは「DJI Goggles N3」

ゴーグルの性能では劣っていますが、約10万円の価格差でも空から360度を見渡す感動は体験できます。価格か?リアルタイムの映像美か?非常に悩むポイントですが、DJIのコスパは抜群であり、費用を抑えて360度ドローンを体験したい方にはおすすめです。

また、これはドローンの性能の話になりますが、DJI Avata 360ではレンズモード(360度モード / シングルレンズモード)の切り替えができます。Antigravity A1はFPV飛行のみのドローンとなっていますが、DJI Avata 360はFPV飛行をしなくても通常のドローンとして使用できますAntigravity A1は現在開発中)。その他にも飛行距離が長かったりと、Antigravity A1のドローン性能に優っている点もあります。

Antigravity A1とDJI Avata 360の比較映像まとめ

最後に、DJI Avata 360とAntigravity A1で撮影された同じ場所の比較映像を紹介します。

比較動画1

この動画に関して、以下のコメントがあります。

【Antigravity A1を褒める意見】
「Antigravity A1のカラーはDJI Avata 360よりも明るくて私の好みに合っている。」
「Antigravity A1の自然な色合いが気に入りました。」
※249gを褒める意見(海外では日本でいう航空法の対象外のサイズ)、メガネの上にゴーグルを掛けなくていいことを褒める意見(A1のゴーグルは裸眼で調整可能)もありました。

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【DJI Avata 360を褒める意見】
「色の違いは一目瞭然です。DJI側の方がシャープネスが若干優れているように見えます。」
「配色だけで判断すると、DJI Avata 360の方が見た目が美しいように思います。」

比較動画2

この動画に関して、以下のコメントがあります。

【Antigravity A1を褒める意見】
「A1の色合いの方がより自然に見えますね。」
「どちらもかなり優秀で大きな違いはないと思います。日中の写真では、Antigravity A1の方が若干ディテールが優れているように見えます。おそらく画像処理の性能が優れているのでしょう。」

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【DJI Avata 360を褒める意見】
「それぞれのカメラが夕焼けのグラデーションをどのように表現しているかを見るのは興味深い。特に石壁や街灯の描写において、DJI側のシャープネスの方が若干優れているように見える。」
「Davinciでカラーグレーディングを行う場合、どちらの方が作業の幅が広いかは分かっています。D Log Mのヘッドルームは、明るい空と影になった草が混在するようなショットでは大きな違いを生み出します。だからこそ、私はDJI Avata 360を選びます。」

あなたはどちらが綺麗だと思いましたか?
360度のドローン映像は、ドローン初心者の方はもちろん、ドローンパイロットにこそ、ぜひ体験してもらいたい感動があります。360度ドローンで新しいドローン体験を楽しみましょう!

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