中国の農業用ドローンメーカーXAG、バイコプター「Polar V40」を発表

中国の農業用ドローンメーカーXAG、バイコプター「Polar V40」を発表

中国の農業用ドローンおよびロボットメーカーのXAGは、最新ドローン「Polar V40 2021」(以下:Polar V40)を発表しました。こちらは来年発売される予定になります。

また、XAGは「Polar V40」に加えて、標準モデルの「Polar P40」「Polar P80」も発表しました。

この「Polar V40」は、通常のドローンと大きく異なる点があります。それは、プロペラが2つしかない「バイコプター」であるという点です。

バイコプターといえば、アメリカのドローンメーカーであるZero Zero Roboticsの「Falcon(ファルコン)」を思い出します。しかし、「Falcon」は撮影を目的としたドローンですが、「Polar V40」は農薬散布を目的に開発されたドローンです。

XAGによると、プロペラを2つにしたことでドローンのサイズが小さくなり、より細かなフライトが可能になり、作業効率が向上するとのことです。アームの強度に不安が募りますが、アームはカーボンファイバー製で強度は十分なようです。このデザインを採用したことで、ドローンから噴射される農薬は通常の2倍以上の効果を発揮できるとのことです。

また、「Polar V40」は18のパーツから構成されており、もしいずれかのパーツが壊れた場合、そのパーツを交換可能です。消費者の目線に立ったスマートな設計がされています。

「Polar V40」はIP67の防水性能を誇ります。ドローンが水しぶきを受けようと、雨に打たれようと、全く問題ありません。ちなみに、最大1.5メートルの水にドローンが水没したとしても、30分間は問題ないとのことです。

さらに、重要な頭脳には「Super X4」を採用、障害物を検知するレーダー、操縦者用のカメラも搭載されています。また、バッテリーはわずか11分で30%から95%まで急速充電できる技術が備わっています。

残念ながら、XAGの公式サイトにはまだ中国語版の製品ページしかありません。近い将来、グローバル版の製品ページが公開されるでしょう。発表だけで、発売日も価格も未定のドローンです。公式の発表を待ちましょう。

XAGの製品や活動に関しては、こちらの記事をご覧ください。

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