失敗しない!Insta360「ONE R」のmicroSDカードの選び方とおすすめを解説

失敗しない!Insta360「ONE R」のmicroSDカードの選び方とおすすめを解説

Insta360「ONE R」のmicroSDカードを購入する際「安くて容量の大きいものを買えばいい」と思ってはいませんか?

この買い物の仕方では、せっかく買ったmicroSDカードを読み込まなかったり、撮影した動画がカクついたりという問題が発生し、再購入することになります

本記事では、このような問題が起きないInsta360「ONE R」のおすすめmicroSDカードを解説します。合わせて、microSDカードの表記の意味失敗しない選び方についても解説します。

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公式推奨!おすすめmicroSDカード

Insta360では、公式が推奨するmicroSDカードのスペックがあります。以下のとおりです。
Insta360 ONE R | 公式ホームページより

UHS-I V30 スピード以上推奨、exFAT(FAT64)フォーマット、最大ストレージ容量1T

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64GB
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Insta360公式ストアでも、純正のmicroSDカード(64GB / 128GB)を購入可能です。

それでは、microSDカードに記載されている英数字の意味について解説していきます。

最大記録容量について

最大記録容量とは、microSDカードに記録(保存)できる最大データ量のことです。例えば、上記画像の「SanDisk Extreme」では記録容量を2ヶ所で確認できます。

まずは、左側の大きな数字です。「64GB」と記載があるため、最大記録容量は64GBのmicroSDカードであることが分かります。

また、右側に「micro SDXC」の記載を確認できます。これは記録容量の規格で、他にも「micro SD」「micro SDHC」と種類があります(以下画像参照)。

それぞれの表記の意味は以下の通りで、これは最大記録容量の規格を示しています。

表記の内容表記の意味
micro SD最大保存容量:〜 2GB
micro SDHC最大保存容量:4GB〜32GB
micro SDXC最大保存容量:64GB〜2TB

つまり、「micro SDXC」であるため、64GBのmicroSDカードであることが分かります。Insta360「ONE R」においては、最大容量の上限が1TBとなっています。

転送速度について

転送速度とは、データを移す速さのことです。この速さが遅い場合、動画がカクついたり、低画質になったり、写真を撮ってから次の写真を撮るまでに時間がかかります。

microSDカードのデータの転送速度は、上記画像の3ヶ所から確認できます。

UHSスピードクラスについて

まずは、左側にあるUの形の中の数字です。これは「UHSスピードクラス」が「3」という意味になります。

UHSスピードクラスとは、UHS(ウルトラハイスピード)と呼ばれるSDカードの転送速度の規格で、次の2種類があります。

表記の内容表記の意味
U1最低転送速度 10 MB/s
U3最低転送速度 30 MB/s

この2つにどれくらい違いがあるのと疑問に思う方も多いかと思います。こちらの動画をご覧ください。

スピードクラス1(左側)が16枚の写真を撮影して保存している間に、スピードクラス3(右側)は30枚の写真を保存しています。これが動画の場合、スピードクラス1は転送速度が足りず、高画質で撮影した映像はカクつく、低画質になるという結果になります。

ちなみに、以下画像のように、○の中に数字(2/4/6/10)が表記されているmicroSDカードもあります。

これは古い規格のスピードクラスになります。

表記の内容表記の意味
最低転送速度 2MB/s
最低転送速度 4MB/s
最低転送速度 6MB/s
最低転送速度 10MB/s

現在のガジェットにはそぐわない性能なため、この表記のあるmicroSDカードは購入しないようにしてください。

ビデオスピードクラスについて

上記画像の右側上にある「V30」ビデオスピードクラスとは、SDカードの規格を決めているSDアソシエーションの方針で新たにできたスピードクラスです。(V:Videoの意)

今後、右側下の「UHS」の規格からこちらに切り替わっていく予定です。しかし、現状では混在しており「UHS」と「ビデオスピードクラス」が併記されていたり、片方だけしか表記がない場合もあります。

上記画像の左側の上には、「V30」という記載があります。これは最低転送速度30MB/sという意味です。

ビデオスピードクラスには、以下の5つの規格があります。

表記の内容表記の意味
V6最低転送速度 6MB/s
V10最低転送速度 10MB/s
V30最低転送速度 30MB/s
V60最低転送速度 60MB/s
V90最低転送速度 90MB/s

ビデオスピードクラスは、数字が大きければ大きいほど、転送速度が速くなり、安定した撮影ができるようになります。

Insta360「ONE R」では、30MB/sの速度が推奨されていますので、「V30」と記載されたmicroSDカードを選びましょう。

UHS-Ⅰ/Ⅱ/Ⅲについて

ビデオスピードクラスの下にある「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」の表記は、UHS規格対応を表しています。UHS規格とはUltra High Speed(ウルトラハイスピード)の略で転送規格の1つです。

UHSの表記の内容と意味は以下の通りです。

表記の内容表記の意味
UHS-Ⅰ最大転送速度 104MB/s(832Mbps)
UHS-Ⅱ最大転送速度 312MB/s(2496Mbps)
UHS-Ⅲ最大転送速度 624MB/s(4992Mbps)

Insta360「ONE R」では、UHS-Ⅰが推奨されています。microSDカードの見た目も異なり、「Ⅰ」は裏側の端子が1列、「Ⅱ」は端子が2列になっています。最近では「UHS-Ⅲ」も出てきましたが、まだ「UHS-Ⅱ」でさえ一般市場にはあまり出回っていません。

アプリケーションパフォーマンスクラスについて

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、SDカード上のデータ編集などを含むアプリケーションを快適に利用するための規格です。

現在アプリケーションパフォーマンスクラスには、「A1」と「A2」の2種類があり、「A2」が新しい規格になります。

ランダムリード最低処理速度ランダムライト最低処理速度
A11500 IOPS500 IOPS
A24000 IOPS2000 IOPS

記憶装置(microSDカード)が記憶媒体(ONE R)にアクセスする際に、不連続に様々な位置からデータの読み書きをしていきます。この読み込みを「ランダムリード」、書き込みを「ランダムライト」と言います。Insta360「ONE R」においてはどちらも推奨されています。

microSDカードの選び方

ここまでmicroSDカードの表記の意味を解説してきました。

とはいえ、どの容量のmicroSDカードを購入するのかは悩むと思います。

例えば、 Insta360「ONE R」の最大画質で1時間の動画を撮影した場合、45GBの容量を使用します。

100 Mbps × 3,600 秒(60分)= 360,000 Mbps
360,000 Mbps ÷8(バイト換算) = 45,000 MB/s
45,000 MB/s ÷1,000(ギガバイト換算)= 45GB

つまり、32GBのmicroSDカードでは足りず、64GBのmicroSDカードが必要になります。

このように、自分の撮影したい時間に最適なmicroSDカードを購入するようにしましょう。

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Insta360公式ストアでも、純正のmicroSDカード(64GB / 128GB)を購入可能です。

また、microSDカードの保存には防水・防塵・耐衝撃性を発揮する専用ケースをおすすめします。

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