空飛ぶクルマのSkyDrive、長大と大林組とともに離発着場モデルの設計プロジェクト始動

空飛ぶクルマのSkyDrive、長大と大林組とともに離発着場モデルの設計プロジェクト始動

2022年6月16日、「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO:福澤 知浩、以下:SkyDrive)は、株式会社長大(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野本 昌弘、以下:長大)と株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役社長:蓮輪 賢治、以下:大林組)と協働で、「空飛ぶクルマ」離発着場モデル作成を推進することを発表しました。

※1 空飛ぶクルマとは、明確な定義はありませんが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージです。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)や UAM(Urban Air Mobility)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発の取り組みがなされています。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても 2018 年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2030 年代の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されています。

プロジェクト推進の背景

SkyDriveは「100 年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、「空飛ぶクルマ」と30kg以上の重量物を運搬できる「物流ドローン」を開発しています。2019年に日本で初めて「空飛ぶクルマ」の有人飛行に成功し、現在2人乗りの機体を開発しています。2025年に大阪ベイエリアにおいて「空飛ぶクルマ」を利用したサービスの開始を目指しています。

「空飛ぶクルマ」の実現には、離発着場の標準化が必要となってきます。長大は、明石海峡大橋や瀬戸大橋、レインボーブリッジなど日本各地や世界の橋梁設計を培い、世界の橋梁設計技術をリードする一方、ヘリポート付き病院の設計、環境アセスメントや道路騒音調査等、「空飛ぶクルマ」の離発着場構築にも繋がる事業を手掛けてきました。また、大林組は総合建設会社として国内外で数々の実績を残しています。長大と大林組は、空飛ぶクルマの産業創造、モビリティの進化を応援するという意向の元、離発着場の標準化の実現に貢献するべく、このたび、3者でのプロジェクトを推進する運びとなりました。

今後について

現在、SkyDriveが持つ機体情報や機体に関わる必要設備に関しての情報や知見を基に、離発着場の標準化(日本版)に資するべく、長大と大林組の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見及び技術を総動員した「空飛ぶクルマ」の離発着場モデル作成に向けた検討を行っています。

本検討で得られた経験をもとに、今年度より開催される「空の移動革命に向けた官民協議会 離着陸場ワーキンググループ(WG)」にて、「空飛ぶクルマ」のより良い実装のために提言を検討しています。

今後、エアモビリティ社会の実現に向けて、長大と大林組の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見及び技術をご提供いただき、離発着場の標準化を推進するべく、プロジェクトを推進していくとのことです。

出典:株式会社SkyDrive「SkyDrive社、長大、大林組とともに「空飛ぶクルマ」離発着場モデルの 設計プロジェクト始動

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