Mavic MiniなどのDJIドローンで「SDカード利用不可」と表示された時の解決方法

Mavic MiniなどのDJIドローンで「SDカード利用不可」と表示された時の解決方法

Mavic MiniなどのDJIドローンでmicroSDカードを挿入してフォーマットをタップしても、「SDカード利用不可」などのメッセージが表示され、使用できないことがあります。

本記事では、こういったmicroSDカードの問題が起きた際の解決方法を解説していきます。

DJI社が推奨しているmicroSDカード

まず前提として、DJIドローンにはそれぞれ推奨されているmicroSDカードがあります。

「microSDカードはどれも一緒じゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、相性が悪かったり、microSDカードの性能が足りていない場合もあります。

DJI社が推奨しているmicroSDカードは、メーカー、書き込み速度、容量などの問題をクリアした製品になります。

現在使われているmicroSDカードが推奨されているものなのか?公式サイトの機種ごとのQ&Aページにて確認してください。

新しいmicroSDカードを購入されたい方は、こちらの記事をご覧ください。

Macユーザーの場合

お使いのパソコンがMacであれば、以下のフォーマット方法をお試しください。

  1. 『ディスクユーティリティ』のアプリを開きます。
  2. microSDカードを選択します。
  3. 上の『消去』ボタンを押し、フォーマットを『exFAT』にします。
  4. 選択肢の『消去』をクリックします。
  5. 消去が終了したら、『完了』をクリックします。
  6. 再度、ドローンにmicroSDカードを挿入してください。

上記方法でも問題が改善しない場合、microSDカードの破損等の問題が考えられます。

Windowsにて修復を試してみるか、再購入を検討してください。

こちらの製品は、DJI社が推奨するmicroSDカードになります。

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Windowsユーザーの場合①

お使いのパソコンがWindowsである、またはMacで問題が解決しなかった場合は、以下のフォーマット方法をお試しください。

  1. エクスプローラーを開き、選択するmicroSDカードにカーソルを合わせて右クリックします。
  2. 『フォーマット(A)』をクリックします。
  3. 『exFAT』を選択します。
  4. [開始]をクリックします。
  5. 警告文が出たら『OK』をクリックします。
  6. 『フォーマットが完了しました』と表示されたら『OK』をクリックします。
  7. 『閉じる』をクリックし、再度ドローンにmicroSDカードを挿入してください。

ファイルまたはディレクトリが壊れているため読み取ることができません。と警告が出た場合

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため読み取ることができません。」と警告が出た場合、修復作業(chkdsk)の必要があります。

以下の方法をお試しください。(Windows8.1/Windows10の場合)

  1. 『Windows キー』と『 x(エックス)キー』を同時に押します。
  2. 『Windows PowerShell (管理者)(A)』をクリックします。
  3. 『chkdsk f: /f』と入力し、『Enter キーを』押します。
    復旧対象のドライブをたとえで『F:』としています。
  4. 『PS C:WINDOWS…』が表示されたら作業完了です。
  5. しばらく経ってから、上記フォーマット方法を再度お試しください。

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」エラーの原因と対処法 | オレンジセキュアサービス株式会社

「ダイレクト アクセスのためにボリュームを開けません。」と警告が出た場合

「ダイレクト アクセスのためにボリュームを開けません。」と警告が出た場合、以下の方法をお試しください。

  1. スタート キー』、『実行』メニューに移動し、『services.msc』を入力して『OK』をクリックします。
  2. ウイルス対策ソフトやディスク監視ツールのサービスをクリックし、『プロパティ』を選択します。
  3. 上記の修復作業『Chkdsk』を邪魔しているアプリケーション、邪魔している可能性があるアプリケーションを全て無効にします。
  4. パソコンを再起動し、修復作業(chkdsk)をしてください。

CHKDSK を実行できません。| Windowsサポート

上記方法でも治らない場合、再購入または以下の「Windowsユーザーの場合②」を検討してください。

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Windowsユーザーの場合②

microSDカードを『exFAT』にフォーマットしようとしてダメだった場合、『FAT32』にする方法もあります。

Mavic Miniは、以下の対応ファイルシステムに適用します。


Mavic Mini | スペック 参照

この方法でGoProでは、microSDカードを使えるようになった事例があります。

microSDカードを『FAT32』にフォーマットする方法は以下になります。
(Windows10では、通常の方法では『FAT32』にフォーマットできません。)

  1. I-O DATAのハードディスクフォーマッタをダウンロードします。
    こちらは無料のフリーソフトです。
    I-O DATA | ハードディスクフォーマッタ
  2.  OS選択の画面だ表示されますので、「Windows 10」を選択してください。
  3. ダウンロードボタンを押し、ファイルをインストールします。
  4. ダウンロードしたファイルをクリックし、ZIPファイルを解凍します。
  5. ファイルの中の「HDDFMT.exe」をダブルクリックします。
  6. I-O DATA ハードディスクフォーマッタが起動するので、フォーマットするmicroSDカードを選びます。
  7. フォーマット形式の選択で『FAT32』を選択します。
    ※パーティション形式は「MBR」のままで問題ありません。
  8. フォーマット内容に問題がなければ「はい」をクリックします。
  9. 「注意事項に同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。
  10. 「実行」を押すと、フォーマットが始まります。
  11. フォーマットが終了すると「完了」をクリックして終了です。

上記方法でも治らない場合、再購入を検討してください。

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microSDカードの修復をしないために

microSDカードの修復作業が必要にならないよう、以下の2点を日頃から気をつけておきましょう。

安全な取り外しをする

パソコンにmicroSDカードを差込み、取り外す際には「安全な取り外し」をするようにしましょう。

実際、この「安全な取り外し」機能を使わないでmicroSDカードを抜いても、書き込みが終了していれば問題ありません。

しかし、microSDカードへの書き込み中に抜いてしまうと、情報が中途半端になりエラーが起きます。

パソコンの画面上では作業が終了していても、microSDカードはランプが点滅して書き込みをしている場合もあります。

このタイムラグに気付くことは難しいので、「安全な取り外し」機能を使うようにしましょう。

データ容量をいっぱいにしない

microSDカードに限らず、外付けのハードディスクやUSBメモリなどをデータ容量いっぱいで使用するのは、ファイルやディレクトリが壊れる原因になります。

目安として、データ容量が80%を超えない程度で使用するようにしてください。

以上、DJIドローンで「SDカード利用不可」の表示が出た際の解決方法について解説してきました。

フォーマットを変更してスムーズに使用できればいいですが、必ずしもそうでない場合もあります。

microSDカードは、以前に比べて大容量のカードでもそこまで高くありません。
使用できない場合は潔く諦め、DJI社が推奨するmicroSDカードを購入しましょう。

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