【徹底比較】Autel「EVO 2シリーズ」 VS DJI「Mavic Air 2」性能の違いは?

【徹底比較】Autel「EVO 2シリーズ」 VS DJI「Mavic Air 2」性能の違いは?

最近、日本市場でもAutel Robotics社のドローン「EVO2シリーズ」が販売されています。

調べてみると、これら製品は国内の技適マークとPSEマークを取得済みで、日本でも安心して飛ばして撮影できます。

本記事では、Autel「EVO2シリーズ(EVO 2/EVO 2 Pro)」とDJIドローン「Mavic Air 2」の性能について、比較解説していきます。本格的な空撮ドローンの購入を検討中の方は、ぜひご覧ください。

「Autel EVO 2シリーズ」とは?

Autel EVO 2シリーズ」とは、2020年4月にAutel Roboticsがアメリカで発売したドローンです。一般消費者向けには、「Autel EVO 2」と「Autel EVO 2 Pro」の2機種があります。「Autel EVO 2 Dual」は、産業用のドローンになります。

「Autel EVO 2」は、8K映像の撮影ができる高画質カメラを搭載しており、日本でもその性能は話題になりました。本体重量1.1kgオーバー、最大飛行時間40分、全方位障害物センサーを搭載した本格的な空撮ドローンです。

「Autel EVO 2 Pro」は、6K映像の調整に優れた高性能カメラを搭載しています。ドローン本体の性能は「Autel EVO 2」と違いなく、搭載しているカメラの性能に差があります。

「Autel EVO 2」と「Autel EVO 2 Pro」の詳細スペックは、以下の通りです。

本体価格196,900円236,500円
センサー1/2インチCMOS1インチCMOS
有効画素数4,800万画素2,000万画素
レンズFOV:約79°絞り:f/1.8FOV:約82°絞り:f/2.8~f/11
ISO感度ビデオ:100~3200(自動/手動)
写真:100~3200(自動/手動)
ビデオ:100~3200(自動)
ビデオ:100~6400(手動)
写真:100~3200(自動)
写真:100~12800(手動)
デジタルズーム1~8x(最大4x 無損失ズーム)1~8x(最大3x 無損失ズーム)
本体重量1,127g1,174g
本体サイズ(収納時)228×133×110H(mm)228×133×110H(mm)
本体サイズ(展開時)424×354×110H(mm)424×354×110H(mm)
最大飛行時間40分40分
最高速度20m/s20m/s
最大飛行距離9 km9 km
障害物検知全方位全方位
内部ストレージ8GB8GB

購入の際は、付属品の多数同梱する「Rugged Bundle(ラゲドゥ バンドル)」セット(229,900円)をオススメします。

Mavic Air 2とは?

Mavic Air 2とは、2020年4月に発表されたDJIを代表するMavicシリーズのドローンであり、「Mavic Air」の後続機に当たるドローンです。一般消費者向けドローンの完成形と言われています。

34分の飛行時間を誇り、最大4,800万画素、4K/60fpsの撮影のカメラを搭載、新機能8Kハイパーラプス」では、8K映像の撮影が可能となっています。

スペックだけ見れば、Mavicシリーズで最も高性能なカメラを搭載しています。

実際にMavic Air 2で撮影された公式動画が公開されています。こちらをご覧ください。

Mavic Air 2の詳細スペックは以下の通りです。

本体価格105,600円
展開時サイズ(mm)159×202×55H
本体重量570g
最大飛行時間34分
最高速度16m/s
レンズ1/2インチCMOS
センサーFOV:84°
絞り:f/2.8
動画性能4K 60fps/2.7K 60fps
FHD 240fps
有効画素数4,800万画素
障害物回避前方・後方・下方
内部ストレージ8GB
伝送システムOcuSync 2.0

購入の際は、「Mavic Air 2 Fly More コンボ(132,000円)」をオススメします。
コンボセットでは、バッテリーが3つ他、NDフィルターセットなどの関連アクセサリーが多数同梱しており、非常にお得となっています。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

「EVO 2シリーズ」と「Mavic Air 2」を比較

Autel「EVO2シリーズ(EVO 2/EVO 2 Pro)」とDJIドローン「Mavic Air 2」の性能を比較します。それぞれの性能は以下の通りです。

 EVO 2EVO 2 ProMavic Air 2
本体価格196,900円236,500円105,600円
展開時サイズ(mm)424×354×110H424×354×110H159×202×55H
本体重量1,127g1,174g570g
最大飛行時間40分40分34分
最高速度20m/s20m/s16m/s
センサー1/2インチCMOS1インチCMOS1/2インチCMOS
レンズFOV:約79°
絞り:f/1.8
FOV:約82°
絞り:f/2.8~f/11
FOV:84°
絞り:f/2.8
動画性能8K 25fps/6K 30fps
4K 60fps/2.7K 120fps
FHD120fps
6K 30fps/4K 60fps
2.7K 120fps/FHD120fps
4K 60fps/2.7K 60fps
FHD 240fps
有効画素数4,800万画素2,000万画素4,800万画素
ズーム機能1~8x1~8xなし
障害物回避全方位全方位前方・後方・下方

機体性能の違い

まず、「EVO2シリーズ(EVO 2/EVO 2 Pro)」は「Mavic Air 2」の2倍近い重さと大きさになります。大きく重量があるということは、その分の性能を搭載していることになります。

そのため、「EVO2シリーズ(EVO 2/EVO 2 Pro)」の方が全体的にパワフルなドローンとなっています。後述しますが金額差も約2倍あるため、当然ながら性能には差があります。

カメラ性能の違い

カメラ性能に関しても、それぞれの違いがあります。「Autel EVO 2」は8K映像の撮影が可能なドローンです。上位機種「Autel EVO 2 Pro」は、最大6K映像の撮影ですが、1インチCMOSセンサーを搭載しており、より撮影を楽しめる仕様となっています。

一方、「Mavic Air 2」はサイズと金額を考慮すると、十分なカメラ性能を誇っています。4,800万画素の有効画素数であり、最大4K 60fpsの動画撮影ができます。また、ハイパーラプスでは8K映像を撮影できます。

価格の違い

「EVO2シリーズ(EVO 2/EVO 2 Pro)」は「Mavic Air 2」の約2倍の価格になります。当然、この価格差は性能の違いになります。性能の高さを求めるのであれば、「EVO2シリーズ(EVO 2/EVO 2 Pro)」を購入しましょう。

ちなみに、購入の際は付属品の多数同梱する「Rugged Bundle」セットがおすすめです。

また、両ドローンの違いについては、こちらの記事をご覧ください。

とりあえず、トイドローンではない本格的なドローンが欲しいのであれば、「Mavic Air 2」は最適解です。十分な飛行時間があり、高画質な映像を撮影でき、軽快な操縦が楽しめます。

関連求人情報

空撮ドローンの最新記事