ドローンのメンテナンスはしてる?日常的な点検方法について解説

ドローンのメンテナンスはしてる?日常的な点検方法について解説

あなたはドローンのメンテナンスを日常的にしていますか?

ドローンは様々なセンサーやカメラを搭載している精密機器です。
しかし、精密機器でありながら屋外の砂埃などを浴びています。

そして、ドローンが故障して墜落した場合、重量があるために事故につながる可能性が大いにあります。

本記事では、点検不足で事故を起こさないための、自分で行うドローンのメンテナンス方法について解説していきます。
合わせて、本格的なメンテナンスを頼む場合の代理店、DJIサポートについても解説していきます。

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メンテナンス(点検)の時期や頻度は?

ドローンのメンテナンス(点検)をどのタイミングですればいいのかご存知でしょうか?

国土交通省が公開している『無人航空機飛行マニュアル』では、ドローンをフライト20時間毎に点検し、所定の書式によるメンテナンスの記録を管理するように求めています。
国土交通省 | 無人航空機 飛行マニュアル.pdf

このメンテナンスや記録の管理は義務ではありませんが、ドローンを持っているのであれば、自分のドローンをしっかりとメンテナンスする必要はあると言えるでしょう。

メンテナンスに必要な道具は?

ドローンのメンテナンスに欠かせないのが『エアスプレー』です。

ドローンは離陸や着陸の際、プロペラが高速回転するため、周囲の砂埃をかぶってしまいます。

これにより、モーターやジンバルの中に砂埃が入り、不具合を起こすことがあります。
そんな時、エアスプレーをシューっと吹きかけてることで、砂埃を除去することができます。

エアスプレーはパソコンやカメラにも使用できる不燃性のものを選びましょう。
可燃性のスプレーの場合、高温になるモーターに吹き付けるのは非常に危険です。

エレコムのこちらのエアスプレーがオススメです。

スプレー缶は処理などを考えると面倒、という方は手動タイプのブロワーもあります。
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また、ドローンの汚れの拭き取りの際は、アルコールティッシュなどの可燃性物質を含むものを使用しないようにしましょう。
火災や故障の原因にもなります。不燃性のクロスがオススメです。

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自分で行うメンテナンス 6つの項目

①モーター

モーターはドローンの生命線といって過言ではない、ドローンの動力を担う部分になります。
モーターに異常をきたすことで、ドローンは墜落する可能性があるため、要注意が必要な場所になります。

先程紹介したエアスプレー・ブロワーを使用し、モーター内部を掃除しましょう。
合わせて、モーターから異音がしていないか?回転動作に問題がないか?も確認しましょう。

また、例えばMavic Miniのモーターは露出していますが、専用のモーターカバーが販売されています。
カバーの重量は1g以下で、ドローンのフライトに影響もないため、購入してセットしておくといいでしょう。

加えて、ランディングパッドを使用することで、離着陸の際の砂や小石の巻き上げを防げます。

②プロペラ

ドローンのプロペラは消耗品です。
必ず劣化するパーツであり、一番交換が必要なパーツでもあります。

そんなプロペラの劣化の見分け方ですが、試しに現状のプロペラと新品のプロペラを手に取り触ってみてください。
新品のプロペラに比べて、使用済みのプロペラは硬くなっていませんか?

プロペラが硬くなり、柔軟性が無くなっていれば交換のタイミングになります。

プロペラは日差しを浴びることで、どんどん硬化していきます。
長期間利用している洗濯バサミを想像するとイメージが湧くと思います。

最終的に、硬化したプロペラはポキっと折れてしまいますので、硬化を感じたらすぐに交換しましょう。

また、プロペラに外傷が見つかった場合も、すぐに交換するようにしましょう。

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③フレーム

ドローンのフレームに異常があると、正常に飛行できません。

フレームに外傷や湾曲などの異常がないか確認し、汚れを拭き取ってあげましょう。
拭き取りの際は、可燃性物質を含むものアルコールティッシュなどを使用しないようにしましょう。

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④電気系統

ドローンのケーブルに異常がないか確認しましょう。
また、ドローンのコネクタに異常がないか確認し、エアスプレーで掃除してあげましょう。

ケーブルは単品でも販売されていますので、外傷がある場合は万が一に備え早めに買いなおしましょう。

⑤バッテリー

ドローンのバッテリーも重要なパーツのひとつです。
バッテリーの温度に異常があると墜落の原因にもなり、また取り扱いを間違えると破裂したり、火災の原因にもなります。

DJIのバッテリーは自動放電する仕様となっています。
自動放電中、バッテリーは熱を持ち、保管環境によっては危険を伴いますので、専用ケースでの保管を推奨いたします。

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バッテリーの保管方法、寿命を短くさせないコツについては、こちらの記事をご覧ください。

⑥送信機

ドローンの送信機が壊れた場合、操縦不能に陥るため非常に危険です。
スティックに異常はないか確認し、問題なければエアスプレーで掃除してあげましょう。

送信機のスティックだけの販売もされていますので、スティックに問題があったら買い替えましょう。

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DJI公式サポート・代理店でのメンテナンス

ここまでドローンの日常的なメンテナンス・点検について解説してきました。

しかし、ドローンの内部基盤やシステムに関わる不具合などを、自分で対応するのは難しいでしょう。
逆に無理やり点検することで、ドローンを故障させてしまう可能性もあります。

「累計200時間以上ドローンを飛ばした」「モーターから異音がする」などの場合は、DJI公式のサポートやDJIの正規代理店に連絡し、ドローンの専門家に点検・修理をしてもらいましょう。

例えば、DJIの正規販売代理店であるシステムファイブでは、11,000円〜でドローンの点検・モーター交換などをしてくれます。

また、DJI公式サポートでも点検・修理をしています。
こちらは連絡方法がオンラインのみではありますが、公式メーカーの点検・修理が受けられます。
DJI公式 | カスタマーサポートセンター

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