【徹底比較】「DJI Air 3S」VS「Mavic 3 Pro」おすすめドローンはどっち?

【徹底比較】「DJI Air 3S」VS「Mavic 3 Pro」おすすめドローンはどっち?

2024年10月15日、DJIから新ドローン「DJI Air 3S」の販売が開始されました。

新ドローン「DJI Air 3S」は、上位モデル「DJI Mavic 3 Pro」と比較して、どのような性能の違いがあるのでしょうか?

本記事では、両機体の性能を比較しつつ、どちらのドローンがどんな方におすすめか解説します。ドローンの購入で悩まれている方は、ぜひご覧ください。

DJI Air 3Sとは?

DJI Air 3Sとは、2024年10月に発売されたAirシリーズの最新ドローンです。
Airシリーズの時系列は、「Mavic Air」→「Mavic Air 2」→「DJI Air 2S」→「DJI Air 3」→「DJI Air 3S」となります。

DJIドローンの一般消費者向けモデルには、Miniシリーズ、Airシリーズ、Mavicシリーズの3種類のモデルがあります。Airシリーズはミドル層向けのドローンシリーズになります。

DJI Air 3Sは、広角カメラと中望遠カメラの2つのカメラを搭載しており、最大4K 120fpsの動画撮影、4800万画素以上の写真撮影が可能なドローンです。最大飛行時間45分、全方位の障害物検知機能、最新の伝送システム「O4」により従来よりも安定した映像伝送を可能にしました。

DJI Air 3Sのプロモーション動画も公開されています。こちらをご覧ください。

DJI Air 3Sの詳細スペックは以下の通りです。

価格
(DJI RC-N2付属)
150,480円
動画性能(最大時)広角カメラ:4K 120fps / FHD 240fps
中望遠カメラ:4K 120fps / FHD 240fps
センサー広角カメラ:1/1.3インチ CMOSセンサー
中望遠カメラ:1/1.3インチ CMOSセンサー
レンズ広角カメラ
FOV:84° 
焦点距離:24 mm(35mm判換算)
絞り:f/1.8
フォーカス:0.5 m ~ ∞
中望遠カメラ
FOV:35° 
焦点距離:70 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m~∞
有効画素数広角カメラ:約5,033万画素
中望遠カメラ:約4,877万画素
本体重量724g
本体サイズ(収納時)214.19×100.63×89.1
(長さ×幅×高さ mm)
本体サイズ(展開時)266.11×325.47×106.00
(長さ×幅×高さ mm)
※プロペラ含まず
最大飛行時間45分
伝送システムO4
最大伝送距離10 km(日本)
障害物検知全方向障害物検知
内部ストレージ42 GB

購入の際は、「DJI Air 3S Fly Moreコンボ(DJI RC 2付属)」をオススメします。
このコンボセットでは、ディスプレイ付き送信機、バッテリーが3つ、NDフィルター、専用ケース、その他関連アクセサリーが多数同梱しており、非常にお得となっています。

DJI Air 3Sのセットに関しては、こちらの記事をご覧ください。

DJI Mavic 3 Proとは?

DJI Mavic 3 Proとは、2023年4月に発表された大人気ドローンシリーズ「Mavicシリーズ」のドローンで、DJI初のカメラを3台搭載(Hasselbladカメラ、2種類の望遠カメラ)したドローンになります。

Mavic 3シリーズの時系列では、「Mavic 3 / Mavic 3 Cine」→「Mavic 3 Classic」→「Mavic 3 Pro / Mavic 3 Pro Cine」となります。

1,200万画素〜4,800万画素の3つのカメラで最大5.1K 50fpsの動画撮影、最大飛行時間は43分、全方向障害物検知、最大15kmのHD映像伝送(日本国内は8km)といった機能を多数搭載し、映像クリエイターの創造性を限りなく押し広げます。

DJI Mavic 3 Proのプロモーション動画が公開されています。こちらをご覧ください。

DJI Mavic 3 Proの詳細スペックは以下の通りです。

本体価格
(DJI RC付属)
261,800円
277,200円(価格改定)
動画性能(最大時)Hasselbladカメラ:5.1K 50fps / DCI 4K 120fps
中望遠カメラ:4K 60fps
望遠カメラ:4K 60fps
センサーHasselbladカメラ:4/3型CMOS
中望遠カメラ:1/1.3インチ CMOSセンサー
望遠カメラ:1/2インチ CMOSセンサー
レンズ【Hasselbladカメラ】
FOV:84°
焦点距離:24 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8〜f/11
フォーカス:1 m ~ ∞
【中望遠カメラ】
FOV:35°
焦点距離:70 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m ~ ∞
【望遠カメラ】
FOV:15°
焦点距離:166 mm(35mm判換算)
絞り:f/3.4
フォーカス:3 m~∞
有効画素数Hasselbladカメラ:20 MP
中望遠カメラ:48 MP
望遠カメラ:12 MP
本体重量958 g
本体サイズ(収納時)231.1×98×95.4H(mm)
本体サイズ(展開時)347.5×290.8×107.7H(mm)
最大飛行時間43 分
伝送システムO3+
最大伝送距離8km(日本)
障害物検知全方向障害物検知
内部ストレージ8 GB

購入の際は、「DJI Mavic 3 Pro Fly More コンボ(DJI RC付属)」をオススメします。

このコンボセットでは、ディスプレイ付き送信機、バッテリーが3つ、専用ケース、その他関連アクセサリーが多数同梱しており、非常にお得となっています。

「Mavic 3 Pro」のセットに関しては、こちらの記事をご覧ください。

「DJI Air 3S」と「DJI Mavic 3 Pro」を比較

「DJI Air 3S」と「DJI Mavic 3 Pro」を比較します。

 DJI Air 3SDJI Mavic 3 Pro
コンボ価格
(RC送信機)
209,000円396,000円
展開時サイズ266.11×325.47×106H
※プロペラなし
347.5×290.8×107.7H
※プロペラなし
本体重量724g958g
最大飛行時間45分43分
カメラ広角カメラ
FOV:84° 
焦点距離:24 mm(35mm判換算)
絞り:f/1.8
フォーカス:0.5 m ~ ∞
中望遠カメラ
FOV:35° 
焦点距離:70 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m~∞
【Hasselbladカメラ】
4/3型CMOS
FOV:84°
焦点距離:24 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8〜f/11
フォーカス:1 m ~ ∞
【中望遠カメラ】
1/1.3インチ CMOSセンサー
FOV:35°
焦点距離:70 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8
フォーカス:3 m ~ ∞
【望遠カメラ】
1/2インチ CMOSセンサー
FOV:15°
焦点距離:166 mm(35mm判換算)
絞り:f/3.4
フォーカス:3 m~∞
動画性能広角カメラ:4K 120fps
中望遠カメラ:4K 120fps
Hasselbladカメラ:5.1K 50fps / DCI 4K 120fps
中望遠カメラ:4K 60fps
望遠カメラ:4K 60fps
有効画素数広角カメラ:約5,033万画素
中望遠カメラ:約4,877万画素
Hasselbladカメラ:2,000万画素
中望遠カメラ:4,800万画素
望遠カメラ:1,200万画素
障害物回避全方位全方位
伝送システムO4
(最大10km)
O3+
(最大8km)
内部ストレージ42GB8GB

価格の違い

なるべく同じ条件で比較するため、「RC 2送信機」の付属するコンボセットで価格を比較します。「DJI Mavic 3 Pro」は上位モデルであるため、新ドローン「DJI Air 3S」とは93,000円の価格差があります。

この金額差は、追って解説する機体性能・カメラ性能に影響していますが、新ドローンということもあり「DJI Air 3S」にも優っている点があり、今ドローンの購入で悩まれているのであれば「DJI Air 3S」がおすすめです。

機体性能の違い

「DJI Mavic 3 Pro」が上位機種ということもあり、「DJI Air 3S」よりも大きくパワフルなドローンとなっています。しかし、最新ドローンということもあり「DJI Air 3S」は最新の伝送システム「O4」を実装しています。これにより、上位モデル以上の滑らかな映像伝送を実現します。

また、DJI Air 3S今まで以上に優れた環境認識機能を搭載しています。前方LiDARを搭載した初のDJIドローンであると同時に、下方赤外線ToF(飛行時間)センサーと6個のビジョンセンサー(前面、背面、下部に各2個)も搭載し、夜間撮影時の全方向障害物検知を実現しています。

今ドローンの購入で悩まれているのであれば「DJI Air 3S」がおすすめです。

カメラ性能の違い

「DJI Mavic 3 Pro」はDJI初の3つのカメラを搭載したドローンです。
「DJI Mavic 3 Pro」は、通常Hasselblad(ハッセルブラッド)というブランドカメラでの撮影になります。このカメラの特徴は、被写体に応じた最適な色味を自動で付与してくれるということです。自分の目で見るよりも鮮やかな発色の世界を撮影してくれます。

また、70mm中望遠カメラの特徴は、広角のHasselbladカメラと比較すると、カメラ映像に圧縮効果が生まれ、より印象的な映像を捉えることができ、写真撮影や動画撮影で、被写体と周辺の関係性を描きたい、複雑な環境下で被写体を強調したい、視覚的に焦点を当てるような撮影をしたい場合に適していることです。

さらに、166mm望遠カメラは、光学7倍ズームでの4K/60fps動画撮影や12MP写真撮影が可能です。最大28倍ハイブリッドズームを使用すると、雪山、建物などで被写体に近づくことなく対象を確認でき、野生動物などと安全な距離を保った状態で、被写体を脅かすことなく簡単に観察できます。

一方で「DJI Air 3S」は、2種類のメインカメラを搭載したドローンです。どちらのカメラで撮影しても同レベルの画質で撮影でき、焦点距離は異なっているため様々な構図で撮影ができます。

また、10-bitとISO感度により画質が向上したデュアルカメラは、現行のDJI Mavic 3 Proよりもさらに優れたディテールで写真や動画を撮影できます。ノーマルカラーモードでもH.265エンコーディングにより10-bit動画撮影が可能です。最大12,800まで向上したISO感度により、洗練されたカラーパフォーマンスと柔軟性のある後処理を実現します。D-Log M、HLGカラーモードでは、最大3,200までISO感度が向上し、都市の夜景を明るく撮影可能です。

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