過去4年間のドローン事故は209件!墜落の原因を知り事故を未然に防ごう!
2015年4月9日、首相官邸の屋上に発煙筒などを装着したドローンが墜落しました。 この事件をきっかけに、ドローンの事故はメディアで取り上げられるようになりました。同時に、世間のドローンに対するイメージを大きく悪化させた事件でもありました。 […]
DroneWiki ドローン・カメラ・ガジェット情報サイト
ドローンパイロットの必需品のひとつに「風速計」があります。
ドローンは種類によって耐風性能が異なり、それを知らないで飛ばすとコントロールを失い、墜落することもあります。そのため、「いまの風は、自分のドローンは耐えられるか?」を計測する風速計は必須と言えます。
本記事では、風速計の重要性・必要な理由とおすすめの風速計を解説します。ドローンの墜落を未然に防ぐためにも、自分の風速計を持っておきましょう。
国土交通省は、ドローンの墜落事故に関するレポートを毎年発表しています。
平成27年〜平成30年のドローン墜落事故は209件報告されており、そのうち22件が天候(主に風)によるドローン事故です。これは全体の3番目の事故原因となっており、「風に煽られてコントロールを失った」という報告が多数出ています。
飛行許可を得てドローンを飛ばすようなプロでも、風によってドローンのコントロールを失い、事故に至っています。初心者の方ほど、「この風はドローンを飛ばしても大丈夫な風なのか?」を事前に調べることは必須です。
ちなみに、墜落原因の1位は、無謀操縦などの人的ミスです。ドローンの墜落事故に関しては、こちらの記事をご覧ください。
2015年4月9日、首相官邸の屋上に発煙筒などを装着したドローンが墜落しました。 この事件をきっかけに、ドローンの事故はメディアで取り上げられるようになりました。同時に、世間のドローンに対するイメージを大きく悪化させた事件でもありました。 […]
冒頭でも解説した通り、ドローンは種類によって耐風性能が異なります。
例えば、代表的なDJIドローンの耐風性能は以下のように設定されています。
ドローンの種類 | 耐風性能 |
---|---|
Mavic Mini | 8 m/s |
Mavic Air | 10 m/s |
Mavic 2(Pro/Zoom) | 10.7 m/s |
「m/s」というのは、大気が1秒間に何m移動したか?という単位になります。つまり、風速10m/s であれば1秒間に10m大気が移動したということになります。
例えば、Mavic Miniの場合は8m/sを超える風の中ではコントロールを失います。Mavic Airの場合は、10m/sを超える風の中ではコントロールを失います。
このように、ドローンの種類によって耐えられる風の強さは異なります。ドローン購入したら、自分のドローンはどのレベルの風に耐えられるのか?確認しておきましょう。
そして、この「m/s」は風速計を使えば簡単に計測できます。下記画像の風速計では、6枚のプロペラとセンサーにより、その場所の風速を計測します。風速計はかざすだけで、誰でも簡単に風速を計測できます。
また、国土交通省は「風速5m/s以上では飛行させない」ことを推奨しています。
国土交通省が発行している『無人航空機飛行マニュアル』の3項目には、安全に飛ばすためのルールが記されています。ここでは、「風速5m/s以上では飛行させない」とあります。
当然、風速計を使わずに計測はできません。ドローンを安全に飛ばすためにも、飛ばす前には風速を計測するようにしましょう。
風速計のカテゴリでAmazonベストセラー1位に選出されている、こちらの風速系がおすすめです。
こちらの風速計は、軽量でコンパクト!1-30m/sまで風を測定できます。測定モードは3種類あり、現在値 / 平均値 / 最大値を調べることができます。突発的な風も計測できるため、ドローンを飛ばす基準が明確になります。丁寧な説明書も付属しており、180日間の交換保証もあります。
以上、風速計の重要性とおすすめの風速計を解説してきました。
ドローンを飛ばす以上、墜落のリスクとは常に隣り合わせにあります。そのリスクを減らすためにも、ドローンを飛ばせる環境なのか?風速計を使って事前に調べるようにしましょう。