水上のゴミを収集する水中ドローン「Waste Shark」 デンマークで活躍

水上のゴミを収集する水中ドローン「Waste Shark」 デンマークで活躍

オランダのロッテルダムにある水中ドローン会社RanMarine Technologyは、水上のゴミを吸い上げる水中ドローン「Waste Shark」を開発しています。

「Waste Shark」は海洋生物に不快感を与えないように設計されており、泳ぐ海域の環境データを収集でき、また最大350kgの水上のゴミを収集できます。最大稼働時間は16時間です。

当初、水中ドローンはデンマークのユトランド東部にある40kmの小川であるオーフス川の調査に使用されていました。しかし、オーフス川にはペットボトル、プラスチック製カップなどのゴミがあり、水中ドローンはゴミを収集する機能を海上クリーンアップを目的とするようになりました。

RanMarine Technologyの公式YouTubeチャンネルにて、「Waste Shark」のPRビデオが公開されています。

最近では、「Waste Shark」はDJIドローンとペアになり、ゴミの収集に当たっています。DJIドローンが空からゴミの位置を捉え、その位置情報を元に「Waste Shark」が収集に行きます。DJIドローンの優れたカメラ性能は、海の表面に浮かんでいる油や小さなゴミでさえ捕捉します。

なお、「Waste Shark」は完全に自立して稼働する事ができますが、デンマークの法律では問題発生時に監視員が緊急停止する事が義務付けられており、作業には人の手が必要になっているとのことです。

出典:RanMarineTechnology | WasteShark製品ページ

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