Spark(スパーク)は、ドローン業界No1のDJI社によって2017年5月に販売された、小型ドローンです。今回はこのSparkの魅力を解説しつつ、その他のドローンと比較、レビューをしていきます。
DJIドローンは基本的に10万円以上と高額な機種が多い中、Sparkの価格は5万円ちょっとで、一般消費者も手の届きやすいお値段となっています。空撮を本格的に始めたい初心者の決定版とも言える1台です。
そんなSparkの魅力を見ていきましょう!
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Spark(スパーク)の基本スペック
Sparkの基本スペックです。(詳細はここをクリック)
Spark コントローラーコンボ | |
---|---|
本体価格 | 54,800円 |
大きさ | 143×143×55 mm |
重量 | 300g |
最大飛行時間 | 16分 |
最大速度 | 50km/h |
Spark コントローラー コンボの同梱物
- Spark本体
- コントローラー(送信機)
- バッテリー
- プロペラ(ペア) 3つ
- USB充電器
- USBケーブル
- RCケーブル 2つ
- 保管ケース
Spark(スパーク)の魅力を解説
初心者をサポートしてくれる豊富な撮影機能
他のDJIドローンと同様に、Sparkにも豊富な撮影機能が搭載されています。これらの撮影機能は、初心者のドローンの操縦技術をカバーしてくれ、いい映像を撮るための手助けをしてくれます。
代表的な撮影機能をいくつかご紹介します。
タップフライ・・・画面をタップすると、タップした方向やタップした場所に向かって飛行します。つまり、あなたは操縦を放棄し、撮影に集中できます。
アクティブトラック・・・被写体を自動で認識し、被写体の移動速度に合わせて自動にドローンが追従します。この機能により、あなたは撮影に集中できます。
ジェスチャー・・・様々なジェスチャーにより、Sparkを操作できます。セルフィーも簡単に撮れ、動画撮影の指示もジェスチャーで済みます。
パワフルだけどスマート、セッティングは簡単
まずは離陸です。Sparkは電源を入れてから25秒以内には離陸可能です。2軸ジンバルも”搭載”しているので、ジンバル装着等の手間も掛かりません。また、前方と下方の2方向に衝突回避センサーが付いており、何かにぶつかりそうになると、自動的に衝突を避けてくれます。
パワフルだけどスマート、そして簡単という誰もが望むスペックを兼ね備えているドローンだと言えます。
Spark(スパーク)の欠点を解説
飛行時間が短い
Sparkに限らず、小型ドローンはみな同様の問題を抱えています。飛行時間が短いのです。一般的な小型ドローンの飛行時間は10分〜15分程度です。しかし、実際に飛ばしてみると、風の影響を受けバッテリーの消耗、結果的に10分程度でローバッテリーに陥ります。
Sparkの最大飛行時間は16分ですが、実際に飛ばすとなると10分ちょっとです。当然ですが、予備バッテリーが必要です。撮影を本格的にしようとすると、少なくとも2本以上は予備を持っておきたいところです。
4K空撮はできない
Sparkは4K映像の空撮ができません。この辺はDJIのマーケティングの話になります。おそらくDJIは4K画質をあえてSparkに搭載しないことで、本体価格が安くしたのでしょう。ドローンは高価な商品で、DJIの商品は軒並み本体価格10万円以上です。空撮をはじめてみたい人にとって、10万円という価格は高いハードルになっています。
結果的に、Sparkは人気の商品となり市場に広がりました。ドローンに興味があったけれど高価で手が出なかったも、Sparkを手にしたのです。それに、空撮初心者にとって4Kの画質が必要かと言われれば、必要ありません。SparkはフルHDの動画撮影ができ、静止画撮影は1200万画素のスペックも持っています。このスペックは初心者が持て余すほどのものです。
実際にSparkで撮影された空撮映像を見てみましょう。4K空撮はできなくも十分ではないでしょうか?
Spark(スパーク)を他のドローンと比較
DJI「Spark(スパーク)」を、DJIの上位モデル「Mavic Air(マビック エア)」、ライバル社Parrotの「ANAFI(アナフィ)」と比較してみましょう。
Spark | Mavic Air | ANAFI | |
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写真 | ![]() |
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価格 | 54,800円 | 104,000円 | 81,619円 |
衝突回避センサー | 前方・下方 | 前方・下方・後方 | – |
最大飛行時間 | 16分 | 21分 | 25分 |
静止画 | 1,200万画素 | 1,200万画素 | 2,100万画素 |
動画 | Full HD 30fps | 4K Ultra HD 30fps | 4K Ultra HD 30fps |
最大ビットレート | 24 Mbps | 100 Mbps | 100 Mbps |
ジンバル | 2軸 | 3軸 | 3軸 |
重量 | 300 g | 430 g | 320 g |
最大飛行速度 | 50km/h | 68.4 km/h | 55 km/h |
賠償責任保険 | 1年間無料 | 1年間無料 | – |
比較の結果を見ると、価格の割にSparkはかなり優秀です。
Mavic AirはSparkの2倍近い価格ですが、そこに2倍の値段差を感じるでしょうか?初心者の方が購入するのであれば、Sparkで十分だと言えるでしょう。
また、ANAFIは価格も10万円以下で、特に静止画の画質が素晴らしく4K動画も撮れますが、障害物センサーがなかったり、保険が付いていません。初心者には少しハードルの高い機体だと言えます。
まとめ〜Sparkは初めての本格ドローン〜
以上、Spark(スパーク)についてのレビューでした。
初めてのドローンで、10万円以下に収めたいのであれば、Sparkは間違いなく最有力候補でしょう。コンパクトで持ち運びが簡単、旅行好きの方には間違いないドローンです。画質を求めればキリがありませんが、撮影映像を見ると初めてのドローンとしては上出来ではないでしょうか?また、障害物センサーをはじめとした撮影アシスト機能が多く搭載されています。これらは操縦に不安のある初心者を手助けしてくれます。
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