世界初!DJI「Matrice 300 RTK」が自律飛行で地下鉱山を調査

世界初!DJI「Matrice 300 RTK」が自律飛行で地下鉱山を調査

世界で初めて、DJIの産業用ドローン「Matrice 300 RTK」が地下鉱山を自動飛行し、調査しました。今回の調査では、オーストラリアのドローンシステム開発会社Emesentが、同社の開発したマッピングシステムHovermapを使用し、「Matrice 300 RTK」を自動飛行させました。なお、この調査はオーストラリア国内の2ヶ所の鉱山で行われました。

「Matrice 300 RTK」は、最大飛行時間55分、最先端AI機能を搭載、6方向の障害物検知&測位システムにより、フライトの安全性を確保しながら、確実にミッションを遂行できる産業用ドローンです。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

この調査の様子がYouTubeに公開されています。こちらの動画をご覧ください。

ドローンは本来、スペースに制限がなく、障害物のない、明るい場所をフライトするのに優れています。しかし、今回の地下鉱山は、スペースには制限があり、障害物もあります。また、地下鉱山内は暗く、普通のドローンであれば飛ぶことすらできません。今回「Matrice 300 RTK」は、搭載されたカメラとマッピングシステムにより、薄暗い鉱山を問題なく進んでいきます。

自動飛行といえば、アメリカのドローン会社Skydioのイメージが強いですが、DJIの産業機も自動飛行が優れていることが証明されました。ただし、DJIとSkydioは自動飛行に対して、全く異なるアプローチをしています。DJIでは、自動飛行機能はあくまでもパイロットの手助けです。しかし、Skydioはパイロットを必要としない自動飛行です。どちらが優れているというわけではありませんが、両社は自動飛行技術において棲み分けができています。

「Matrice 300 RTK」は、世界的な石油会社Shell Oil Company(シェルオイルカンパニー)も採用しています。同社は従業員の安全な作業のため、以前から積極的にドローン技術を導入している会社です。「Matrice 300 RTK」の高い性能を評価しています。

「Matrice 300 RTK」の参考価格は、822,600円(税抜)です。※この価格はあくまで参考価格であり、業務内容に応じてソフトウェアなどのカスタマイズが必要です。

また、搭載するジンバルカメラの参考価格は、Zenmuse H20が413,600円(税抜)Zenmuse H20Tが1,078,000円(税抜)です。※この価格はあくまで参考価格であり、業務内容に応じて追加のジンバルカメラ、ソフトウェアなどのカスタマイズが必要です。

「Matrice 300 RTK」の導入を検討している方は、まずは問い合わせをしてみましょう。

出典元:Emesent 公式ホームページ

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