
個人向けドローン保険の落とし穴!動画をSNSにアップしたら保険は適用されない!?
ドローン所持者の半数以上が登録しているドローン保険「SORAPASS care(ソラパスケア)」をご存知でしょうか?
スマートフォンアプリで5分で登録でき、撮影映像をSNSにアップしても保険が適用される珍しい個人向け保険です。
※基本的に、撮影映像をネットにアップする行為は業務行為に該当し、個人の保険は適用されなくなります。
個人向けドローン保険の落とし穴!動画をSNSにアップしたら保険は適用されない!?
本記事では、「SORAPASS care」の使用方法を解説しつつ、実際どうなの?というレビューをしていきます。
ドローン保険に悩まれている方、アプリの使用方法が分からない方はぜひご覧ください。
目次
SORAPASS care(ソラパス ケア)とは、ブルーイノベーション株式会社、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)、損害保険ジャパン日本興亜株式会社の3社が協力して提供している保険サービスです。
ドローン保険と飛行支援サービスがセットになっており、スマートフォンのアプリから利用できます。
年間利用料は5,000円で、以下のリンクからダウンロードできます。
保険内容は以下の通りで、事故の状況に合わせて「業務」「ホビー」の保険が適用されます。
業務保険適用時 | ホビー保険適用時 | |
---|---|---|
補償対象者 | SORAPASS care加入者 (加入者が所属する法人、個人事業主) |
SORAPASS care加入者 |
補償期間 | 1年間 | 1年間 |
基本補償 | 1事故 1億円 | 1事故 1億円 |
対物補償 | 1事故 1億円 | – |
人格権侵害 | 1事故 1,000万円 | – |
事故対応特別費用 | 1,000万円 | – |
操縦訓練費 | 10万円 | – |
第三者医療費用 | 1,000万円 | – |
備考 | ※機体数・機体種類に制限なし ※ホビーの場合、海外事故にも対応 |
また飛行支援サービスには、飛行禁止・危険エリア、飛行可能施設を地図上に表示する便利機能、自己位置と他者位置の情報を地図上に表示し共有可能になる機能などがあります。
ソラパスケアの登録に関しては、こちらの記事をご覧ください。
スマホアプリで5分!簡単登録の個人向けのドローン保険「ソラパスケア」
ソラパスケアを「DJI賠償責任保険」と比較してみます。
DJI賠償責任保険とは、DJIドローン購入者が加入できる1年間無料保険の2年目の有料保険です。ソラパスケア同様、ドローンによる対人事故・対物事故、撮影動画の公開に伴う人格権侵害を補償してくれます。
DJI賠償責任保険の詳細に関しては、こちらの記事をご覧ください。
DJIドローン専用保険を徹底解説!対人対物事故・人格権侵害を補償
DJI賠償責任保険には、プランがABCの3つありますが、今回は一番安いプランAで比較していきます。
ソラパスケアに関しては、撮影映像をアップする場合の業務適用の場合で比較します。
補償内容 | DJI賠償責任保険 (プランA) |
ソラパスケア (業務保険適用) |
|
---|---|---|---|
補償内容 | 基本補償 |
1事故 1億円 |
1事故 1億円 |
管理財物補償 | 1事故 1億円 | 1事故 1億円 | |
人格権侵害 | 1名 100万円 1事故 1,000万円 |
1名 100万円 1事故 1,000万円 |
|
初期対応費用 | 1事故 1,000万円 | 1事故 1,000万円 | |
訴訟対応費用 | 1事故 1,000万円 | – | |
本人以外の保険適用 | × | ○ | |
海外での保険適用 | × | × | |
免責金額(自己負担) | 0円 | 0円 | |
年間費用 | 支払限度額 1億円 | 8,400円 | 5,000円 |
上記表からも分かる通り、年間費用は5,000円とソラパスケアが安いです。
加えて、ソラパスケアでは本人以外がドローンを操縦して事故をしても保険が適用されます。
また、どちらの保険も撮影映像をネットにアップしても問題ありません。
ただし、DJI賠償責任保険は個人事業主・法人向けの保険です。気軽に登録できるという面からもソラパスケアがいいでしょう。ソラパスケアは、スマホアプリで簡単登録でき、手厚い保証を得られる素晴らしいドローン保険です。
次に、ソラパスケアの4つの飛行支援サービスとその使用方法について解説していきます。
ソラパスケアでは、上記画像のように、改正航空法が定める飛行禁止エリア(空港周辺や人工密集地など)や自衛隊基地などの飛行禁止エリアの情報を地図上に表示できます。※グリーンは地図上ではブルーで表記されているのでお気を付けください。今後のアップデートで修正されると思います。
それぞれの色の意味は以下の通りです。
また、飛行可能施設には、JUIDAの試験飛行場の2箇所が表示されています。
現状、飛行可能施設は2箇所のみです。このアプリには、ドローンスクール大手のJUIDAが関与していますので、今後に期待しましょう。
ソラパスケアでは、ボタンを一度タップするだけで、自分のドローンの飛行エリアを発信できます。これにより、ソラパスケアの利用者同士が互いのドローンの飛行エリアを把握、事故を未然に防げます。
黄色丸が自分のドローンで、紫丸が近隣の他人のドローンになります(上記写真参照)。
加えて、ドクターヘリなどの有人機もソラパスケアを利用することで、ルート上で飛行しているドローンの位置を把握できます。これにより、ドローンと有人機の突発的な事故を未然に防げます。
ただし、他機がソラパスケアを使用していることが前提にあるため、あまり頼りすぎない方がいいでしょう。
以上、ソラパスケアの保険内容、4つの飛行支援サービスについて解説してきました。
ソラパスケアは保険料も安く、個人のドローンパイロットに寄り添っている保険内容でオススメです。
しかし、4つの飛行支援サービスは、あくまでもドローン保険のオマケというレベルです。
飛行エリアの表示は他のアプリでも可能であり、フライト情報の共有に関しても、ソラパスケアの使用が前提にあるため、あまり当てにしてはいけません。
個人向けドローン保険として、ソラパスケアはベストアンサーです。
DJIドローンの無料保険期間が終了したら、ソラパスケアに加入しましょう。
スマホアプリで5分!簡単登録の個人向けのドローン保険「ソラパスケア」
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