2020年6月30日(米国時間)、Skygauge Robotics社は2021年に販売を予定している、チルト可能なローター技術を搭載したドローン「Skygauge(スカイゲージ)」の予約注文を開始しました。
「Skygauge」最大の特徴であるチルト可能なローター技術に関しては、こちらの動画をご覧ください。
各プロペラには2つの回転可能なアームが搭載されており、前後左右に傾けることができます。
「Skygauge」には、4K 30fpsカメラ、Olympus 38DLPLUS®による超音波での厚さ計測、塗料とその背後の金属の厚さを測定するデュアルトランスデューサーが装備されています。
ユースケースによると、「Skygauge」は危険を伴う検査区域、狭くて限られた場所、風力発電所などで活躍可能です。また、同社によると既にアメリカ連邦航空局(FAA)が、テキサスの石油や天然ガスなどの採掘現場での使用を特例として、一時的に認めているとのことです。
現在、Skygauge Robotics社は早期希望者と連携した試験を実施しており、最低1年間の契約で月額3,800USDで「Skygauge」をレンタルすることができます。この契約には、メンテナンスサービス、製品のアップグレードが含まれています。
また、予約注文に関しては、1,000USDのデポジットを支払えば日本からでも購入できます。
現在のところ、「Skygauge」の価格は未定ですが、デポジットさえ支払えば配達場所を指定でき、商品は2021年には発送されるとのことです。
Skygauge Robotics |「Skygauge」予約ページ
今後、Skygauge Robotics社がどのように「Skygauge」を大量生産するのか?完全自社製造なのか?サードパーティ会社にライセンスするのか?に注目が集まっています。