2023年9月12日、「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループで、テクノロジーソリューション事業を手がけるパーソルクロステクノロジー株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：正木 慎二、以下：パーソルクロステクノロジー）は、株式会社Liberaware（本社：千葉県千葉市、代表取締役CEO：閔 弘圭、以下：Liberaware）と業務提携を開始したことを発表しました。
今後拡大が期待されるドローン市場におけるサービス基盤の提供者となり、テクノロジーを用いた生産性向上に資するソリューションを展開していくとのことです。
業務提携の背景・経緯
ドローン市場においては、2022年6月の航空法改正、2023年6月のアナログ規制に係る法改正など、今後ドローンに関するあらゆるニーズが増えていくことが予想されています。また2025年の日本国際博覧会（大阪・関西万博）のように、ドローンを活用する大型イベントも多く、さまざまな分野で活用シーンの拡大に注目が集まっています。
パーソルクロステクノロジーはドローンパイロットの派遣だけでなく、機体の設計、開発支援なども行っています。また、グループ会社のパーソルプロセス＆テクノロジー株式会社ではドローンの社会実装に向けたルールメイキングや、事業・技術の開発、実装支援を行っているほか、さまざまなモノづくりの知見とカメラ技術を有するパーソルAVCテクノロジー株式会社ではドローン開発受託なども展開しています。
そのような背景から、ドローン市場への進出をさらに加速させること、また当該市場におけるメンテナンスやオペレーション、ソフトウェア領域などへの事業進出を見据え、ハードウェア・ソフトウェアともに独自の技術を有するスタートアップ企業であるLiberawareとの業務提携を開始しました。
今回の業務提携における取り組み概要
Liberawareが開発・生産する世界最小級の点検ドローン『IBISシリーズ』の販売代理店契約を、9月12日付で締結しました。
またドローン市場の成長後を見据え、Liberawareの有する生産性を加速的に高める技術を活用し、ドローンに係る知見獲得を進めるほか、ソフトウェアサービスの開発に係る協業も進めていく方針です。
IBIS2について
狭⼩空間専⽤の点検ドローン「IBIS2」は、わずか20cmと業界最⼩クラスです。例えば下水道や煙突の内部、天井裏やダクト内、タンク内部など、⼈が⽴ち⼊ることができない狭い場所や危険な場所でも、内部状況を詳細に把握可能となります。
【IBIS2 製品仕様】
- 外形寸法：194mm×198.5mm×58mm
- 重量：243g（機体：150g、バッテリ：93g）
- 最大飛行時間：ペイロード搭載なし時 11分 / ペイロード40g時 9分
- ペイロード：最大40g
- 防水防塵性能：IP51相当
- 最大飛行可能風速：3m/s
- ヘッドライト：2基（合計380lm）/ 5段階調光
- 動作雰囲気温度：飛行時：-5～60℃ / IBISPlus
- 接続時：-5～40℃
- 画角：(V)80.1° (H)131.0°(D)：143.9°
- 解像度：1920×1080
- URL：https://liberaware.co.jp/ibis2/
パーソルクロステクノロジーは主に製造・建設領域において、将来的にドローンの自動巡回・遠隔監視サービスの提供とともに、上記のようなテクノロジーを用いた生産性向上ソリューションの開発も目指しています。
この業務提携により、より良い“はたらく機会”の創出に向けた多様なはたらき方の提供のため、ドローンやソフトウェア技術を有するテクノロジードリブンの人材を輩出し、企業の生産性向上に資する取り組みをさらに推進していくとのことです。
そして今後も、最新のテクノロジーを持つ企業との協業を進め、常に新しい技術を取り入れて生産性向上につながるサービスを提供していくとのことです。
