日SkyDrive、米国サウスカロライナ州で空飛ぶクルマ事業の本格始動

日SkyDrive、米国サウスカロライナ州で空飛ぶクルマ事業の本格始動

2023年7月20日、「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO:福澤知浩、以下:SkyDrive)は、米国サウスカロライナ州で 「空飛ぶクルマ」の運航実現に向けて、サウスカロライナ州および州内の主要空港、運航会社等とプレスイベントを開催した事およびチャーター機運航会社・オースティン アビエーションと5機のプレオーダーを合意した事を発表しました。

本提携の背景と今後の取り組み

SkyDriveは、2023年1月に開催された2023年度のeVTOLシンポジウムにおいて、米国市場への参入計画と、サウスカロライナ州に本拠点を置いたことを発表しました。更に、2023年6月のパリ・航空エアショーで3人乗りの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」を発表し、開発に取り組んでいます。

この度、サウスカロライナ州政府と州内の主要空港、および運航会社等のあらゆるステークホルダーと協力し、サウスカロライナ州において空飛ぶクルマの実現に向けて、本格始動する運びとなりました。

本件に伴い、Lowcountry Aviation Companyの子会社で、チャーター機の運航会社であるAustin Aviation Inc. (社長 Alex  Cavazzoni)と、空飛ぶクルマ導入に関する覚書を締結し、設計開発中の「空飛ぶクルマ」の商用機「SKYDRIVE」の最大5機のプレオーダーを合意しました。

また、SkyDriveは2022年9月に、米国のVolatus Infrastructure LLC(以下:Volatus)と業務提携し、アメリカにおける空飛ぶクルマのバーティポートや充電ステーションなどのインフラ構築計画を推進してきました。サウスカロライナ州においても、Volatusは重要な専門知識を提供する予定です。

今後、SkyDriveは、Austin Aviation Inc.やVolatus、様々パートナーの皆様と協力し、同州の主要空港を起点とした「SKYDRIVE」の実用的なユースケースを創出、商業運航を目指します。

各コメント

株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩

SkyDriveはサウスカロライナ州政府、地方政府や様々な関係者の方々に多大なるご支援を賜り事業開発を進めてくることができました。今後、サウスカロライナ州を米国における空飛ぶクルマのインフラ開発の最先端の地とし、SkyDrive社の空飛ぶクルマをより広くご活用頂くために、ステークホルダーの皆様との連携をこれまで以上に密にしながら次のステップに進ませて頂けることを大変ありがたく思っております。

Austin Aviation Inc. 社長 Alex  Cavazzoni 氏

モーター駆動の技術を最初に取り入れた自動車業界のように、オール電動の技術を取り入れた空飛ぶクルマは、ビジネスジェトやチャーター機を運航する業界にも大きな変革と挑戦をもたらします。 SkyDrive社が開発する「SKYDRIVE」とサウスカロライナ州の全ての関係者の協力を得ながら、これから業界の次世代のチャプターを創っていけることを楽しみにしています。

Volatus Infrastructure, LLC 共同創設者 Grant Fisk 氏

我々は、サウスカロライナ州の空飛ぶクルマのエコシステムに参加できることを光栄に思います。また、SkyDriveと協力して州全体の空飛ぶクルマのインフラ計画を推進できることを嬉しく思います。これが米国における空飛ぶクルマの業界の方向付けとなり、さらなる進歩と発展に繋がる事を願っています。

「SKYDRIVE」の概要

「SKYDRIVE」は、「電動」「垂直離着陸」といった特徴を備えたコンパクトな航空機です。3人乗り(乗客2名とパイロット1名)で、パイロットが操縦しますが、コンピュータ制御のアシストにより、飛行を安定させています。SkyDriveは、将来的に「空飛ぶクルマ」が、自動車のように日常的に空の移動手段として使われる世界を目指して、開発を進めていくとのことです。

以下画像は、SkyDriveのeVTOL「SKYDRIVE」です。

出典:株式会社SkyDrive「SkyDrive、米国サウスカロライナ州において空飛ぶクルマ事業、本格始動 ~チャーター機運航会社・オースティン アビエーションと5機のプレオーダーを合意~

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