米ドローン会社Zipline、米国国務長官の企業優秀賞を受賞

米ドローン会社Zipline、米国国務長官の企業優秀賞を受賞

2021年12月8日、医療用ドローン配達のスペシャリストであるアメリカ合衆国のドローン会社Zipline International Inc.(ジップライン インターナショナル、以下:Zipline)は、米国国務長官であるAntony J. Blinken氏から、2021年の企業優秀賞(Award for Corporate Excellence、以下:ACE)を授与されました。

ACEは、1999年に設立された名誉ある賞であり、毎年高い基準を満たす優秀な企業が選出されています。なお、今年は6つの企業にACEが贈られました。

Ziplineは、ガーナの遠隔地や資源不足で悩む地域での活動が評価され、Health Security(ヘルス セキュリティ)部門で表彰されました。Ziplineは2019年からガーナ政府、ガーナ民間航空局らと協力し、13万回以上のドローン配達を行い、1,900以上の医療施設にサービスを提供してきました。ドローンは1,000万以上の自律飛行を行い、何十万ものワクチンを届けています。

ちなみに、Ziplineは今年、日本の豊田通商株式会社と戦略業務提携契約もしています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

米国国務長官であるAntony J. Blinken氏は、次のように述べています。

「私はZiplineが5〜6年前から目覚ましい成果を上げていることを知っていました。最近では、ガーナ政府と提携し、25万回以上の新型コロナウイルスのワクチン接種に活躍しました。遠隔地へ薬品を運ぶのは非常に困難なことです。Ziplineの努力は命を救っています。」

また、アフリカZiplineの副社長であるDaniel Marfo氏は、次のように述べています。

「私たちのガーナでの仕事は、医療システムを強化するためのインスタントロジスティクスに変革を起こすことです。ガーナ政府や地元のパートナーと協力し、新しく、より効果的で公平な医療モデルを開拓しています。このモデルでは、全国すべての患者がどこにいても必要な検査、治療、薬などの消耗品にアクセスできます。」

出典:U.S. DEPARTMENT of STATE「Secretary of State’s Award for Corporate Excellence – OFFICE OF COMMERCIAL AND BUSINESS AFFAIRS –

ニュースの最新記事