航空ロジスティクス向けドローン「EHang216L」を発表 – EHang

航空ロジスティクス向けドローン「EHang216L」を発表 – EHang

2020年9月30日、中国広州に本拠地を置き世界をリードするパッセンジャードローン会社EHang Holdings Limited(以下、EHang)は、同社を代表する「EHang216」のロジスティックバージョン「EHang216L」を発表しました。

「EHang216L」は、都市部と農村部の両方において短距離から中距離の航空ロジスティクスを実現する最大200kgのペイロードを誇るドローンです。既に中国広州での飛行実験にも成功しており、実運用が期待されています。

「EHang216L」は、8つのアームと16のプロペラで構成される分散型電気推進構成を採用しています。安全な自動飛行が可能であり、迅速かつ効率的な輸送を実現します。例えば、道路状況の悪い山岳地帯では農産物の輸送を実行し、地域経済を後押しすることができます。また、災害時などでは救援や緊急物資輸送を可能にします。

Frost&Sullivanによると、都市型エアモビリティ「UAM」の世界的なロジスティクス市場は、2023年までに460億USDに達する可能性があるとのこと。その中で中国は2023年に世界最大の地域市場になると予測されており、世界のロジスティクスUAM市場の45%を占めます。

EHang創設者兼会長兼CEOのHuazhi Hu(ファージ・フー)氏は、次のように述べています。

「EHang216Fに続く、新たなEHang216シリーズのドローンを発表できたことを嬉しく思います。EHang216Lは、短距離から中距離の航空ロジスティクス向けドローンです。ペイロードと飛行範囲の増加に伴い、従来の地上輸送よりも効率的な輸送を実現します。様々な航空ロジスティクスのユースケースにおいて、顧客のニーズを満たすでしょう。」

出典元:EHang公式ホームページ「EHang Unveils Heavy-lift AAV for Short-to-Medium-Haul Aerial Logistics

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