2018年1月、業界No1のDJI社から発売されたのが3軸ジンバル・4K小型ドローン「Mavic Air(マビックエアー)」です。
このMavic Air、空撮初心者の一号機として非常におすすめのドローンです。「小型」「高性能」「手頃な価格」「高い安全性」など、初心者の空撮に必要な要素が全て揃っていると言えます。
今回はそんなMavic Airの性能を解説をしつつ、他の機種と比較して魅力をお伝えしていきます!
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Mavic Airの基本スペック
基本スペックです。(詳細はここクリック)
価格 | 84,700円 |
---|---|
動画 | 4K Ultra HD 30fps |
静止画 | 1,200万画素 |
最大ビットレート | 100Mbps |
重量 | 430g |
通常時サイズ(mm) | 168 × 184 × 64 |
収納時サイズ(mm) | 168 × 83 × 49 |
飛行時間 | 21分 |
最高速度 | 68.4 km/h |
本体カラーは3種類
Mavic Airの本体カラーは3種類あります。
「アークティックホワイト」「オニキスブラック」「フレイムレッド」です。DJIドローンでカラーバリエーションがあるのは珍しく、特にブラックはかつてのライバル社3DRのイメージカラーでもありました。3DRはDJIに敗れてハード事業から撤退したので、今後はブラックもDJIのカラーに!という気持ちがあるのかもしれません。
Mavic Airの同梱物
- Mavic Air 本体
- 本体ケース
- バッテリー
- 送信機(プロポ)
- プロペラ 4つ
- プロペラガード 4つ
- 電源ケーブル
- 通信ケーブル
- USBアダプタ
バッテリーはひとつしか付いてきませんので、別売りで購入する必要があるでしょう。バッテリーひとつにつき、20分程度しか飛べません。その他の必要なものは全て同梱されています。
Mavic Airの長所・特徴
Mavic Airはコンパクト
Mavic Airは折りたたむ事により、非常にコンパクトになります。収納時のサイズは「168 × 83 × 49(mm)」で、専用のケースもあります。また、コントローラーも折りたたみが可能で、収納に邪魔なコントローラーのスティックも綺麗に収納されます。DJIはドローンを靴1足くらいの大きさにしたのです。
Mavic Airは4K動画が撮影可能
カメラ業界で4K撮影はスタンダードになっています。当然、空撮用ドローンであるMavic Airも4K撮影に対応しています。ジンバルも3軸付いているので、殆んどブレることなく、とても綺麗な映像を撮影できます。その映像レベルに関しては、公式の提供している動画をご覧ください。
Mavic Airはスローモーション撮影可能
Mavic Airは、スローモーション動画の撮影が可能です。スロー映像の映える川下りの映像などを撮る際に使用すれば、それだけで素晴らしい映像作品になります。旅のスリリングな一瞬を、Mavic Airは効果的に記録&演出してくれます。
Mavic Airの静止画はHDR写真
Mavic Airの静止画は、HDR(ハイダイナミックレンジ)です。HDRアルゴリズムが、撮影した照明状況によって露出を自動に選択、明るさと暗さを自然に引き出し、最適な写真にしてくれます。普通に撮影するだけで、加工した後のようなメリハリある素晴らしい写真に仕上げてくれます。
Mavic Airは安全性が凄い
Mavic Airは、障害物回避センサーが3方向(前方・下方・後方)に搭載されています。また、高度操縦支援システム(APAS)も搭載されています。つまり、障害物センサーが障害物を感知し、高度操縦支援システムが障害物を自動的に回避しながら飛んでくれます。
ドローンの操縦はなかなか難しく、習得には時間がかかります。操縦に慣れている人でも、風の読む事は難しく、ドローンを衝突させることもあります。そういった操縦の不安をシステムがサポートしてくれる、初心者にとって優しいドローンです。
さらに、Mavic Airは頑丈です。以下の動画は公式の動画ではありませんが、Mavic Airの強度を試している動画です。かなり無茶なことをしていますが、Mavic Airは壊れていません。操縦サポートシステムもある上に、頑丈なドローンです。
Mavic Airのインテリジェント機能は賢い
DJIドローンには、空撮を補助してくれるインテリジェント機能が付いています。これにより、ドローンの操縦不慣れな方でも操縦をシステムに任せ、映像を収めることに集中できます。
アクティブトラックは、移動中の被写体を追走して撮影してくれます。被写体が走った時やジャンプした時など、移動している被写体を追走するので、操縦の手間が掛かりません。
タップフライは、モバイル端末のタップした場所に向けてドローンが飛行します。これにより、操縦を忘れて撮影に集中できます。
クイックショットは、6つ種類が搭載されています。その中でもアステロイドとブーメランは、従来の機種にはないDJIの新機能クイックショットです。構図を意識しなくても、タップだけで自動に素敵なセルフィー撮影をしてくれます。
新機能アステロイド
新機能ブーメラン
Mavic Airを他のドローンと比較
「Mavic Air」をDJIの空撮初心者向けドローン「Spark」、ライバル社Parrotの空撮初心者向けドローン「ANAFI」と比較してみましょう。
Mavic Air | Spark | ANAFI | |
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写真 | |||
価格 | 104,000円 ※84,700円に価格改定 2020年4月17日 | 54,800円 | 81,619円 |
衝突回避センサー | 前方・下方・後方 | 前方・下方 | – |
最大飛行時間 | 21分 | 16分 | 25分 |
静止画 | 1,200万画素 | 1,200万画素 | 2,100万画素 |
動画 | 4K Ultra HD 30fps | FHD 30fps | 4K Ultra HD 30fps |
最大ビットレート | 100 Mbps | 24 Mbps | 100 Mbps |
ジンバル | 3軸 | 2軸 | 3軸 |
重量 | 430 g | 300 g | 320 g |
飛行速度 | 68.4 km/h | 50 km/h | 55 km/h |
賠償責任保険 | 1年間無料 | 1年間無料 | – |
比較してみると、値段の一番高いのがMavic Airです。しかし、Mavic AirはSparkよりも全体的に性能が高くなっています。決定的な違いとして、Sparkは4K動画が撮影できません。綺麗な映像を求めるのであれば、Mavic Airの4Kは欲しいところでしょう。また、ANAFIは映像面では同等以上にも関わらず、衝突回避センサーが付いておらず、操縦技術を求められます。操縦に自信があればANAFIの選択肢はありますが、そうでない方は衝突センサーが3箇所に付いているMavic Airがいいでしょう。
Mavic Airの短所・欠点
Mavic Airはかなりいいドローンです。それでもあえて短所・欠点を言うのであれば、マニュアルモード(ATTIモード)を選択できないことです。Mavic Airは、空撮初心者に向けて販売されたドローンであるのは間違いありません。空撮初心者は、操縦に自信がない為、センサーを全て切ったマニュアルモードは使わないかもしれません。しかし、今後Mavic Airの所有者が成長していった時、ドローン操縦の物足りなさは感じてしまうかもしれません。
まとめ〜Mavic Airは空撮初心者に必要な性能が揃っている〜
初めての空撮ドローンを検討中であれば、DJIのMavic Airは間違いなく最有力候補でしょう。コンパクトで持ち運びが簡単、かつ高画質の動画と静止画を撮れます。旅行好きの方には間違いないドローンです。
また、障害物センサーをはじめとした安全性は、操縦に不安のある初心者を手助けしてくれます。「小型」「高性能」「手頃な価格」「高い安全性」など、魅力的なポイントはたくさんあります。
空撮初心者の求める条件がバランスよく揃っている最高のドローン、それがMavic Airです。