DJIが新ポータブル電源「DJI POWER 2000」と「DJI POWER 1000 V2」の発売開始

DJIが新ポータブル電源「DJI POWER 2000」と「DJI POWER 1000 V2」の発売開始

2025年6月10日、民生用ドローンと革新的なカメラ技術で世界をリードするDJIは、ポータブル電源「DJI Power 2000」と、人気のポータブル電源「DJI Power 1000」の強化版である「DJI Power 1000 V2」を発表しました。

DJI POWER 2000|DJI公式ストア
DJI Power 1000 V2|DJI公式ストア

「DJI Power 2000」について

DJI Power 2000

「DJI Power 2000」は、わずか85分で80%まで充電可能、最大22,528 Whまで拡張でき、アプリで操作可能です。家庭用バックアップ、ドライブ旅行、キャンプ、映画およびテレビ制作など、様々なシーンに最適なポータブル電源です。

DJIのコーポレート戦略シニアディレクターであるChristina Zhang氏とプロダクトエクスペリエンスディレクター、Ferdinand Wolf氏は、次のように述べています。

「DJIは世界中のユーザーのエネルギーニーズに応えるため、1年前に初めてDJI Powerシリーズを発売しました。アウトドアでの家電利用、突発的な停電時のバックアップ、映像制作の現場など、Powerシリーズは多様な場面で無限の可能性を示しています。ユーザーの使用シーンの多様化に伴い、より大容量のモデルへのニーズも高まっており、今回その声に応える形で本製品を開発しました。Powerシリーズの拡充により、ユーザーの皆さまが大切な活動や体験に集中できるよう、DJIの製品が電力面をしっかりサポートします。
家庭環境からアウトドア利用まで、新たな「Power 2000」システム(本体および関連アクセサリー)は、過酷な電力ニーズに確実に応えるよう設計されています。大容量化を実現しながらも、サイズと容量のバランスを最適化、安全性を確保した設計で、ユーザーのエネルギー不足に関する不安を解消しました。この革新的なエネルギーソリューションが、幅広いコミュニティでどのように活用されていくのか、大いに期待しています。」

大きなパワー、コンパクトなサイズ

DJI Power 2000は、2,048 Whの容量をコンパクトな32.6リットルのコンパクトボディに収めています。そのわずか40.6cm(16 インチ)のサイズは、携帯性に優れていてどの車やRVにも簡単に収納でき、家庭内でも目立たずに保管可能です。前面にポート・操作ボタン・ディスプレイを集約したデザインにより、操作性と収納効率の両立を実現しています。最大10台の2,048Wh Power Expansion Battery 2000を接続することで、容量を22,528Whに拡張できるため、家庭の電源バックアップに最適です。また、追加の拡張ユニットにより、車で旅行する人や映像制作チームは必要な電力に合わせた最適な構成を選択し、安定した電力供給を確保できます。

複数ポート搭載、2,700Wを止めない

家庭の停電時には、Power 2000は完全放電まで2,700Wの出力を安定して維持し、電子レンジや冷蔵庫、照明など、家庭用電化製品の99%以上を確実に稼働させることが可能です。また、Power 2000は、4つのAC出力ポート、4つのUSB-Cポート、4つのUSB-Aポートを備えており、家庭環境はもちろん、屋外、移動中、さらには撮影現場でも、複数のスマートフォン、タブレット、高出力機器を同時にスムーズに充電することができます。

お好みの方法で充電

Power 2000は、お客様のニーズに合わせた充電方法を柔軟に選択できます。外出先でも自宅でも、以下の充電方法から最適な方法を選ぶことが可能です。

ACコンセント充電:高速で簡単に接続し、充電して出発できるポータブル電源は、最大2,200 Wまでの高速充電をサポートします。0%から80%まではわずか85分、フル充電までは114分で完了します。出発直前に充電を始めても、いつでも出発できるという安心感を与えてくれます。

太陽光充電:DJI Power 2000は経済的で環境にも優しい、DJI Power 1.8 kWソーラー/車内超急速充電器を使って、最大1,800 Wの太陽光発電による急速充電が可能です。0%からフル充電まではわずか75分です。

車内充電:DJI Power 1 kW車内超急速充電器>や1.8 kWソーラー/車内超急速充電器を使えば、どんなドライブや、車の旅行でも快適に電力を確保できます。この充電方法では、自動車のオルタネーターからの余剰電力を利用してPower 2000を素早く充電でき、一般的な乗用車やRVにも対応します。わずか145分でポータブル電源をゼロからフル充電できます。

インテリジェントハイブリッド充電:ACとDCの両方を使用した充電は、経済的かつ環境に優しく、非常に効率的です。ACコンセント充電を利用しながら、Power 2000をソーラーまたは車の接続と組み合わせることで出力を2,200Wに引き上げることができます。充電電力は、Power 2000 Expansion Batteryを使用することでさらに増加し、出力は2,700Wになります。インテリジェント充電はクリーンな太陽光発電を優先し、ACコンセントからの電力使用を抑えて電気代を削減します。これは特に、RVキャンプや非常用電源として活躍します。

DJI Power 2000は、無停電電源装置(UPS)モードも備えており、突発的な停電時にも継続的な電力供給を実現し、ユーザーに安心感を提供します。商用電源から電力供給を受けている本体に AC 出力ポートを介して電気機器が接続された状態(本体と接続機器の両方が商用電源から電力供給を受けている状態)で、本体はUPSモードにデフォルト設定され、接続されたデバイス(またはデバイス群)は0.01秒以内に電力を受け取り続けられます。

超静音動作と高度な安全性

標準充電モードでは、DJI Power 2000は標準充電モードにて、ほとんどの家庭用冷蔵庫よりも静かであり、発生する音は30 dB未満です。安全性に関しては、ボディ構造やセル化学からシステムソフトウェアに至るまで、全体の設計において慎重に考慮されています。高度な電力管理システムを採用しているため、長期間オフにしても電力を保持し、電源を入れるとすぐに使用できます。

リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーは、4,000回のサイクル後でも80%の容量を維持する長寿命を誇ります。これは1日1回のフル充電サイクルで、約10年間の使用に相当します。

スマートなバッテリー管理システム(BMS)は、包括的な保護機能を提供します。26個の温度センサーが常に放熱を監視し、デバイスは45°C(113°F)の高温下でも正常に動作します。さらに、21個のヒューズが各モジュールの回路を保護します。電力使用が安全閾値を超えると、電源供給および充電の保護機構が自動で作動します。

さらに、BMSは、バッテリー保護を強化するために新しいサブナノコーティングを採用しています。インバーターを保護するために新たにポッティング保護加工を採用しており、雨、結露、塩水噴霧といった環境下でも安全に動作します。これにより、海辺でのキャンプや高地でのドライブ中でも安心して使用できます。Power 2000は難燃性材料で製造され、落下や衝撃による火災の可能性が低く、最大1トンの静圧耐荷重を備えています。

より万端な備えのための認証

DJI Power 2000はすべてのテストに合格し、一般社団法人防災安全協会からの認証を取得しました。災害に備えるための画期的な製品であり、安全性、機能性、利便性を向上させ、安心を提供します。

「DJI POWER 1000 V2」について

DJI POWER 1000 V2

「Power 1000 V2」は、連続2600Wの出力、1時間未満でのフル充電が可能で、中国、北米、日本向けのAC電源も増設されたPower 1000 V2は、キャンプ好き、コンテンツクリエーター、DIY愛好家、ドライブを趣味としている人、または家庭用バックアップバッテリーとして最適な電源装置です。

DJIのプロダクトエクスペリエンスディレクターであるFerdinand Wolf氏は、次のように述べています。

「エンドユーザーの皆様の声は私たちにとって非常に重要であり、お客様が求める最新技術を提供できるよう尽力しています。
新しくアップグレードした1024Whポータブル電源は、絶え間なく安定した電源を供給するだけでなく、フル充電までの時間を短縮、遠隔で操作できるDJI Homeアプリを通じたコントロールや簡単な管理と安全対策の強化により、信頼性が向上しています。」

さあ、パワフルな自由を

DJI Power 1000 V2は、1024Whのバッテリー容量を持ち、14.2kgの重さで、安定した2600Wの電力提供が可能です。急速充電を利用した場合56分でフル充電でき、急いでいる時でも、わずか37分で約80%充電することができます。家庭用バックアップや緊急時には、最大5台の2048Wh拡張バッテリーを接続でき、容量を驚異的な11,264Whにまで拡張。家庭用電力のニーズに応える堅実なバックアップ電源を提供します。

約30分で飛行を再開

別売の充電ケーブルと合わせて、DJI Power SDC超急速充電機能を使用すれば特定のDJIドローンのバッテリーを急速充電することができ、約30分で10%から95%まで充電して再度飛行することができます。ドローンバッテリーを3つ、DJI Powerポータブル電源を1台持っていけば、クリエイターは1日中、飛行や撮影を楽しむことができ、充電切れによって制作が中断してしまう心配はいりません。

家庭用電源、太陽光発電、車内電源、どれを選ぶかはあなた次第です

ポータブル電源を充電する時、ユーザーは、自分に合った方法を選ぶことができます。外出中でも自宅でも、以下の方法から最適な充電方法を選択できます。

ACコンセント充電:プラグを差し込み、充電して出発。家庭用電源に接続すれば、ゼロから80%までわずか37分、フル充電でも56分しかかかりません。出発直前に充電をはじめても、安心して出発できます。

太陽光充電:DJI Power ソーラーパネル アダプターモジュール (MPPT) またはDJI Power 1.8kW ソーラー/車内用超急速充電器を通じてソーラーパネルに接続し、最大1800Wの太陽光入力で充電可能です。1024 Whの充電はわずか40分で完了します。

車内充電:DJI Power 1kW車載用超急速充電器や1.8kWソーラー/車載用超急速充電器を使うことで、車のオルタネーターからの余剰電力を活用し、DJI Power 1000 V2を素早く充電できます。これにより、一般的な乗用車にも対応します。拡張バッテリーを使用すれば、わずか78分でポータブル電源をゼロからフル充電できます。

これまで以上に安全性を強化

本体の構造やバッテリーセルの材料、そしてシステムソフトウェアに至るまで、安全性を第一に設計されています。インテリジェントバッテリー管理システム(BMS)は、最大4,000回の充電サイクル後でも80%の容量を維持できるLFPセル、10年の寿命、温度センサー、ヒューズ、難燃性、高強度素材の使用などの特徴を備えています。BMSは新しいポッティング保護技術を採用、インバーターを保護することで、雨、結露、塩水噴霧といった過酷な環境下でも安全な動作を保証します。これにより、海辺でのキャンプや高地でのドライブ中も安心して使用できます。DJIの公式ストアでご購入いただくと、ポータブル電源には3年間の保証が付きます。登録を完了すると、さらに2年間の保証が追加され、合計5年間の保証期間となります。

防災製品等推奨品としての認証

DJI Power 1000 V2は一般社団法人防災安全協会の定める防災必要性・安全性・機能性において、審査会での評点をクリアし認証されました。災害分野においても有益な活用が可能である製品として安心を提供します。

関連求人情報

ニュースの最新記事