失敗しない!Kindle FireタブレットにおすすめのmicroSDカードと選び方を解説

失敗しない!Kindle FireタブレットにおすすめのmicroSDカードと選び方を解説

Amazonタブレット「Kindle Fire(キンドル ファイア)シリーズ」のmicroSDカードを購入する際、安くて保存容量の大きいものを買えばいいと思っていませんか?

この買い物の仕方では、せっかく購入したmicroSDカードを読み込まなかったり、読み込み速度が遅すぎるなどの問題が発生し、再購入することになります。また、最悪の場合にはタブレット本体が壊れる可能性もあります。

本記事では、そのような問題が起きない「Kindle Fire シリーズ」のおすすめmicroSDカードの選び方を解説します。あわせて、microSDカードの表記の意味必要な容量の選び方についても解説しますので、詳しく知りたい方は最後までご覧ください。

Kindle Fireタブレットの種類と内部ストレージ

Kindle Fireシリーズには、通常モデル5種とキッズモデル3種の合計8種類のタブレットがあります。本体にアプリなどを保存できる内部ストレージの容量がそれぞれ異なります。

Kindle Fireタブレットの内部ストレージの容量は次の通りです。

Kindle Fireタブレット内部ストレージ
Fire 716GB
Fire HD 832 / 64GB
Fire HD 8 Plus32 / 64GB
Fire HD 1032 / 64GB
Fire HD 10 Plus32 / 64GB
Fire Max 11 タブレット64 / 128GB
Fire 7 キッズモデル16GB
Fire HD 8 キッズモデル32GB
Fire HD 10 キッズモデル32GB
Fire HD 10 キッズプロ32GB
  • 「HD」は、8インチと10インチのモデル(7インチに比べて少し解像度が高い)。
  • 「Plus」は、次の3つのスペックが少しアップグレードされたモデル
    • メモリ(RAM)が1GB多くて少しサクサク動く
    • ワイヤレス充電に対応
    • 5MPのリアカメラ(背面)で綺麗 ※通常モデルは2MP

上記の表の通りタブレット本体の内部ストレージはそれほど大きくありません。アプリや本、特に動画をダウンロードすると容量はすぐにいっぱいになります。

そこで、追加の外部保存ストレージとしてmicroSDカードを購入する必要があります。対応するmicroSDカードのスペックが限られていますので、次の2点にご注意ください。

  • Kindle Fireシリーズに対応するmicroSDカードの最大容量はいずれも最大1TB(テラバイト)です。
  • フォーマットは、FAT32形式がサポートされています。exFATなど別の形式は使用できませんのでご注意ください。

また、購入する際は必ず正規品であることをお確かめください。偽物の場合、microSDカードが使えなかったり本体が故障するおそれがあります
※本記事で紹介するmicroSDカードはすべて正規品です。※Amazonが最安でおすすめ。

Kindle FireタブレットにおすすめのmicroSDカード

Kindle Fireシリーズに最適なmicroSDカードのメーカーは「SanDisk(サンディスク)」がおすすめです。Amazonのおすすめ商品にも選ばれており信頼性の高い製品です。

SanDisk(サンディスク)のmicroSDカードの容量と価格は次の通りです。

保存容量
※SanDisk
価格
※Amazon
32GB1,219円(約38円 / 1GBあたり)
64GB1,841円(約29円 / 1GBあたり)
128GB3,042円(約24円 / 1GBあたり)
256GB6,105円(約24円 / 1GBあたり)
512GB12,120円(約24円 / 1GBあたり)
1TB(=1024GB)25,252円(約25円 / 1GBあたり)
※2022年10月時点の価格表(Amazon)

SanDisk(サンディスク)のmicroSDカードの場合、容量は32GBから1TBまで2倍ごとに増えます。1GBあたりのコストパフォーマンスは、128GB・256GB・512GBのmicroSDカードが最も安くてオススメです。

3つの容量の内どれを選ぶかについては予算やアプリの使用状況に応じて選んでください。ただし、使用可能な容量は記載の容量より小さくなりますので、できるだけ余裕のある容量を選ぶようにしてください。

また、万が一故障した場合やカメラなど他の機器で使用することも考えると、複数枚のmicroSDカードを持つのもおすすめです。

上記で解説したおすすめのmicroSDカードは以下のリンクにて購入できます。
これらのmicroSDカードは安いだけでなく、スペックも最適なためサクサクと快適にタブレットを使用することができます。

microSDカードに書かれているスピードクラス「U3」やアプリケーションパフォーマンスクラス「A2」は、読み込み速度や処理速度の規格です。カードの表記の意味について詳しく解説します。

microSDカードの規格と表記の意味

microSDカードの規格と表記の意味について解説します。

最大記録容量について

最大記録容量とは、microSDカードに記録(保存)できる最大データ量のことです。上記画像のmicroSDカードでは記録容量を2ヶ所から確認できます。

まずは、左側の大きな数字です。「64GB」と記載があるため、最大記録容量64GBのmicroSDカードであることが分かります。

次に、右側に「micro SDXC」の記載を確認できます。これは記録容量の規格で、他にも「micro SD」「micro SDHC」と種類があります(以下画像参照)。

それぞれの表記の意味は以下の通りで、これは最大記録容量の規格を示しています。

記録容量の規格表記の意味
micro SD最大保存容量:〜 2GB
micro SDHC最大保存容量:4GB〜32GB
micro SDXC最大保存容量:64GB〜2TB

転送速度・スピードクラスについて

転送速度とは、データを移す速さのことです。

このスピードが遅いと、アプリの読み込みがインストールが遅くなったり、動画がカクついたり低画質になったり、写真を撮ってから次の写真を撮るまでに時間がかかったりします。

microSDカードのデータの転送速度は、上記画像の3ヶ所から確認できます。

UHSスピードクラス

まずは、左側にあるUの形の中の数字です。これは「UHSスピードクラス」が「3」という意味になります。

UHSスピードクラスとは、UHS(ウルトラハイスピード)と呼ばれるSDカードの転送速度の規格で、次の2種類があります。

UHSスピードクラス表記の意味
U1最低転送速度 10MB/s
U3最低転送速度 30MB/s

この2つにどれくらいの違いがあるのと疑問に思う方も多いかと思います。こちらの動画をご覧ください。

スピードクラス1(左側)が16枚の写真を撮影して保存している間に、スピードクラス3(右側)は30枚の写真を保存しています。

これが動画の場合、スピードクラス1は転送速度が足りず、高画質で撮影した映像はカクつく、低画質になるという結果になります。

ちなみに、以下の画像のように、○の中に数字(2/4/6/10)が表記されているmicroSDカードもあります。

これは、古い規格のスピードクラスです。

スピードクラス(旧規格)表記の意味
最低転送速度 2MB/s
最低転送速度 4MB/s
最低転送速度 6MB/s
最低転送速度 10MB/s

古い規格のスピードクラスは最近のタブレットなどのデバイスにはそぐわない性能なため、この表記のあるmicroSDカードは購入しないようにしてください。

ビデオスピードクラス(V30/V10)

上記画像の右側上にある「V30」のビデオスピードクラスとは、SDカードの規格を決めているSDアソシエーションの方針で新たにできたスピードクラスです。(V:Videoの意)

今後、右側下の「UHS」の規格から「V」の表記に切り替わっていく予定です。しかし、現状では混在しており、「UHS」と「ビデオスピードクラス」が併記されていたり、片方だけしか表記がない場合もあります。

「V30」の表記は、最低転送速度30MB/sという意味です。

ビデオスピードクラスには、次の5つの規格があります。

ビデオスピードクラス表記の意味
V6最低転送速度 6MB/s
V10最低転送速度 10MB/s
V30最低転送速度 30MB/s
V60最低転送速度 60MB/s
V90最低転送速度 90MB/s

ビデオスピードクラスは、数字が大きければ大きいほど、転送速度が速くなり安定した撮影ができるようになります。Kindle Fireタブレットでは、V30の表記のものを購入しましょう

UHS-Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ

ビデオスピードクラスの下にある「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」の表記は、UHS規格対応を表しています。UHS規格とはUltra High Speed(ウルトラハイスピード)の略で転送規格の1つです。

UHSの表記と意味は次の通りです。

UHS転送規格表記の意味
UHS-Ⅰ最大転送速度 104MB/s(832Mbps)
UHS-Ⅱ最大転送速度 312MB/s(2496Mbps)
UHS-Ⅲ最大転送速度 624MB/s(4992Mbps)

microSDカードのデザインも異なり、「Ⅰ」は裏側の端子が1列、「Ⅱ」は端子が2列になっています。最近では「UHS-Ⅲ」も出てきましたが、まだ「UHS-Ⅱ」でさえ一般市場にはあまり出回っていません。

基本的に「UHS-Ⅰ」の購入になりますが、Kindle Fireタブレットではこちらで問題ありません。

アプリケーションパフォーマンスクラス(A1/A2)について

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、SDカード上のデータ編集などを含むアプリケーションを快適に利用するための規格です。

現在アプリケーションパフォーマンスクラスには、「A1」と「A2」の2種類があり、「A2」が新しい規格です。

ランダムリード
最低処理速度
ランダムライト
最低処理速度
A11500 IOPS500 IOPS
A24000 IOPS2000 IOPS

記憶装置(microSDカード)が、記憶媒体(タブレット)にアクセスする際に、不連続に様々な位置からデータの読み書きをしていきます。この読み込みを「ランダムリード」、書き込みを「ランダムライト」と言います。

最近の電子機器は「A2」の規格にどんどん対応しています。購入する際はなるべく「A2」の規格を選ぶようにしましょう

Kindle Fireタブレットに最適なmicroSDカードの選び方まとめ

以上、Kindle Fireシリーズに最適なmicroSDカードの選び方について解説しました。

重要なポイントをまとめると次の通りです。

  • microSDカードの入れ替えをしなくていいように大きい容量を選ぶ
  • スピードクラスが「U30」(または「V30」)の表記を選ぶ
  • アプリケーションパフォーマンスクラスが「A2」の表記を選ぶ

また、故障などのリスクを避けるため必ず正規品を購入するようにしましょう。

関連求人情報

ガジェットの最新記事