2016年11月、「Phantom 4 Pro」と一緒に「Inspire2」は発表されました。
両機ともプロフェッショナルな映像制作を可能にするドローンですが、Inspire2は消費者向けドローンの最高峰にいます。
今回は、そんな超プロ向けドローンInspire2の魅力をお伝えしていきます。
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Inspire2の基本スペック
Inspire2の基本スペックです。(詳細はここをクリック)
価格 | ¥389,000 |
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重量 | 3,440g |
通常時サイズ(cm) | 42.7 x 42.5 x 31.7H |
最大飛行時間 | 27分 |
最高飛行速度 | 94km/h |
対応ジンバルカメラ | ZENMUSE X7(別売) ZENMUSE X5S(別売) ZENMUSE X4S(別売) |
Inspire2の同梱物
- Inspire2 本体
- 送信機(プロポ)
- プロペラペア 4つ
- バッテリー 2つ
- 充電器
- 充電ハブ
- 電源ケーブル
- USBケーブル
- microSDカード
- ビジョンシステム・キャリブレーション・プレート
- ジンバルダンパー 3つ
- プロペラ取り付けキットペア
- キャリングケース
- バッテリー保温ステッカー 4つ
対応ジンバルカメラ
Inspire2は別でジンバルカメラが必要です。対応しているカメラは下記の3種類。
ZENMUSE X4S | ZENMUSE X5S | ZENMUSE X7 | |
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価格 | – | 248,000円 | 349,800円 |
サイズ(mm) | 125×100×80 | 140×98×132 | 151 × 108 × 132 |
重量 | 253 g | 461 g | 449 g |
有効画素数 | 2,000万画素 | 2,080万画素 | 2,400万画素 |
Inspire2の長所・特徴
機体パワー(6K画像/速度/バッテリー)
Inspire2は、Inspire1のすべての機能を凌駕しています。
画像処理システムは、CineCore 2.1にアップグレードされ、6K動画の撮影が可能です。
機体のパワーも凄まじく、停止状態から5秒で80km/hまで加速します。最高速度は94km/hです。
デュアル・バッテリー・システムにより、飛行時間は最大27分まで伸びました。
障害物センサー
Inspire2に搭載しているセンサーFlightAutonomy (フライトオートノミー)は空撮をサポートします。
前方のビジョンセンサーは、最大30m先の障害物を検知、最大飛行速度54km/hまで対応します。
下部のビジョン・ポジショニング・システム (VPS)は、安定したフライトを実現します。
上部の赤外線センサーは、上部5mまでの障害物を検知、狭い空間での安全性を高めます。
スポットライトプロ
スポットライトプロは、パイロットのみで複雑なカメラワークを可能します。
ビジュアル・トラッキング・アルゴリズムにより、Inspire2が飛行中にどのような方向を向いても、カメラは被写体を捉え続けます。
インテリジェント・フライトモード
タップフライ
タップフライは、画面のタップした場所まで飛んでくれるモードです。
Inspire 2は自動で飛行経路に沿って飛行するので、パイロットはジンバルの操作に集中できます。
アクティブトラック
アクティブトラックモードは、人や車などの動くもの検知し、被写体を追尾します。
RETURN-TO-HOME
Return-to-Homeを使うと、飛んでいたドローンが戻ってきます。
しかも直線の動きで、障害物を200m先まで検知、安全な飛行ルートで帰還します。
Inspire2の短所
約3kgの機体
Inspire2は、完全にプロ仕様のドローンです。
重量は約3kgあり、箱もかなり大きいです。公共交通機関で運ぶのは難しく、自家用車となるでしょう。
手軽に飛ばせるドローンではないと認識しておきましょう。
真俯瞰撮影が手軽にできない
ドローンならではの構図といえば、真俯瞰です。
斜めからではない、完全なる俯瞰映像が撮れるのは、ドローンならではと言えます。
DJIドローンであれば、C1ボタンでカメラが真下を向く機能がありますが、Inspire2にはありません。
バッテリーが2つありペアリングが必要だったり、他のDJI製品とは異なる点がInspire2にはあります。
ドローンを生業にしている人の機体Inspire2
DJIの販売している一般消費者向けドローンの中でも、Inspire2は圧倒的なスペックと値段を誇っています。完全にプロ仕様で、初心者が購入するドローンではありません。
撮影できる映像は6K、また停止状態から5秒で80km/hのスピードを出します。
ドローン空撮を生業にするレベルの人が扱うドローンと言えるでしょう。
特に、単独で撮影をしているプロのカメラマンにとって、Inspire2のアシスト機能は優れています。
高画質と高機能な撮影を望んでいるなら、Inspire2は最適の製品でしょう。
もしこれを超えるドローンがあるとすれば、Alexaなどを搭載していたり、8K撮影できるドローンでしょう。
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