一眼レフカメラ用microSDカードのおすすめは?選び方も合わせて解説

一眼レフカメラ用microSDカードのおすすめは?選び方も合わせて解説

一眼レフカメラ用のmicroSDカードを購入する際「安くて容量の大きいものを買えばいい」と思ってはいませんか?

この買い物の仕方では、せっかく撮影した映像が低画質で荒れているなどの問題が発生し、再購入することになります

本記事では、失敗しないおすすめのmicroSDカードを解説していきます。合わせて、microSDカードの表記の意味と選び方についても解説していきますので、ぜひご覧ください。

おすすめのmicroSDカード

一眼レフカメラの用の容量別おすすめのmicroSDカードはこちらです。
※性能が十分であり、価格の安いものをピックアップしました。

128GBのおすすめはこちらです。

256GBのおすすめはこちらです。

512GBのおすすめはこちらです。

1TBのおすすめはこちらです。

それでは、何故これらmicroSDカードがおすすめなのか?表記の意味を解説していきます。

選び方:最大記録容量

最大記録容量とは、microSDカードに記録(保存)できる最大データ量のことです。

例えば上記画像では、microSDカードの記録容量は2ヶ所から確認できます。

まずは、左側の大きな数字です。左側に「64GB」と記載があるため、最大記録容量64GBのmicroSDカードであることが分かります。

また、右側に「micro SDXC」の記載を確認できます。これは記録容量の規格で、他にも「micro SD」「micro SDHC」と種類があります(以下画像参照)。

それぞれの表記の意味は以下の通りで、これは最大記録容量の規格を示しています。

表記の内容表記の意味
micro SD最大保存容量:〜 2GB
micro SDHC最大保存容量:4GB〜32GB
micro SDXC最大保存容量:64GB〜2TB

一眼レフカメラであれば、容量の大きい「micro SDXC」の規格がおすすめです。

選び方:転送速度

転送速度とは、データをデバイスなどに移す速さのことです。

この速さが遅い場合、動画がカクついたり、低画質になったり、写真を撮ってから次の写真を撮るまでに時間が掛かります。microSDカードのデータの転送速度は、上記の3つの場所から確認できます。

UHSスピードクラス

まずは、右側にあるUの形の中の数字です。

これは「UHSスピードクラス」が「3」という意味になります。

UHSスピードクラスとは、UHS(ウルトラハイスピード)と呼ばれるSDカードの転送速度の規格です。

現在UHSスピードクラスには、以下の2種類があります。

表記の内容表記の意味
U1最低転送速度 10 MB/s
U3最低転送速度 30 MB/s

この2つの違いに関しては、以下の動画をご覧ください。

スピードクラス1(左側)が16枚の写真を撮影して保存している間に、スピードクラス3(右側)は30枚の写真を保存しています。

これが動画の場合、スピードクラス1は転送速度が足りず、高画質で撮影した映像はカクつく、低画質になるという結果になります。

一眼レフカメラでは、「U3」と記載されたmicroSDカードがおすすめです。

ちなみに、以下画像のように、○の中に数字(2/4/6/10)が表記されているmicroSDカードもあります。

これは古い規格のスピードクラスになります。

表記の内容表記の意味
最低転送速度 2MB/s
最低転送速度 4MB/s
最低転送速度 6MB/s
最低転送速度 10MB/s

どれも現代のカメラには見合わないスピードクラスになりますので、この表記のあるmicroSDカードは購入してはいけません

ビデオスピードクラス

ビデオスピードクラスとは、SDカードの規格を決めているSDアソシエーションの方針で新たにできたスピードクラスです。

今後「UHS」からこちらに切り替わっていく予定ですが、現状では混在しています。そのため、「UHS」と「ビデオスピードクラス」が併記されていたり、片方だけしか表記がない場合もあります。

上記画像の左側の上には、「V30」という記載があります。これは最低転送速度30MB/sという意味です。

つまり、「UHSスピードクラス3(U3)」と同じ意味になります。

ビデオスピードクラスには、以下の5つの規格があります。

表記の内容表記の意味
V6最低転送速度 6MB/s
V10最低転送速度 10MB/s
V30最低転送速度 30MB/s
V60最低転送速度 60MB/s
V90最低転送速度 90MB/s

ビデオスピードクラスは、数字が大きければ大きいほど、転送速度が速くなり、安定した撮影ができるようになります。高画質撮影を行うのであれば、少なくとも「V30」またはそれ以上を選びましょう。

UHS-Ⅰ / Ⅱ / Ⅲ

ビデオスピードクラスの下にある「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」の表記は、UHS規格対応を表しています。

UHS規格とは、Ultra High Speed(ウルトラハイスピード)の略で、転送規格の1つです。

UHSの表記の内容と意味は以下の通りです。

表記の内容表記の意味
UHS-Ⅰ最大転送速度 104MB/s(832Mbps)
UHS-Ⅱ最大転送速度 312MB/s(2496Mbps)
UHS-Ⅲ最大転送速度 624MB/s(4992Mbps)

microSDカードの見た目も異なり、「Ⅰ」は裏側の端子が1列、「Ⅱ」は端子が2列になっています。

最近では「Ⅲ」も出てきましたが、まだ「Ⅱ」でさえ一般市場にはあまり出回っていません。そのため、基本的には「Ⅰ」の選択になります。

選び方:アプリケーションパフォーマンスクラス

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、SDカード上のデータ編集などを含むアプリケーションを快適に利用するための規格です。

現在アプリケーションパフォーマンスクラスには、「A1」と「A2」の2種類があり、「A2」が新しい規格になります。

 ランダムリード最低処理速度ランダムライト最低処理速度
A11500 IOPS500 IOPS
A24000 IOPS2000 IOPS

記憶装置(microSDカード)が記憶媒体(ドローン)にアクセスする際に、不連続に様々な位置からデータの読み書きをしていきます。この読み込みを「ランダムリード」、書き込みを「ランダムライト」と言います。

最新バージョンである「A2」と表記されているものを選びましょう。

以上、microSDカードのおすすめと選び方について解説してきました。自分の撮影スタイルにあったmicroSDカードを購入しましょう。

また、microSDカードの購入と一緒に、それを管理する専用ケースの購入をおすすめします。microSDカードホルダーには、防水・防塵・耐衝撃性を発揮する専用ケースもあります。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

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