【徹底比較】GoPro 「HERO13 Black」VS Insta360「X4」おすすめアクションカメラは?

【徹底比較】GoPro 「HERO13 Black」VS Insta360「X4」おすすめアクションカメラは?

2024年9月4日、GoPro(ゴープロ)から新たなアクションカメラ「HERO13 Black」(GoPro13)が発売されました。

「HERO13 Black」は、Insta360の大人気360度アクションカメラ「X4」と比較して、どのような性能の違いがあり、どちらがおすすめでしょうか?

本記事では、両カメラの性能を比較しつつ、どちらのカメラがどんな方におすすめか解説します。カメラの購入で悩まれている方は、ぜひご覧ください。

GoPro HERO13 BLACK(GoPro13)とは?

GoPro HERO13 Blackとは、2024年9月4日に発売されたGoProのアクションカメラです。

GoPro史上最高レベルの画質である5.3K動画とHDRで、かつてない細部まで色鮮やかに撮影できるアクションカメラです。5.3K 30fpsで1.5時間、1080p 30fpsなら3時間以上連続で動画撮影が可能です。

前機種であるGoPro「HERO12 Black」の優れた性能をそのままに、全体的にバージョンアップしています。具体的には、マグネット式マウントに対応したり、オーディオ調整機能により環境音よりも人の声が優先されるようになったり、データの送信速度が向上したりと、前機種よりも使い勝手が良くなっています。

特に注目すべき点は、自動検出対応HBシリーズレンズです。レンズを装着すると、最適な設定に自動で切り替わり撮影が可能です。

以下の専用レンズが発売されており、これまで以上に高レベルな撮影が可能になりました。

  • 超広角レンズモジュラー(税込価格16,800円):
    GoProが究極のPOVカメラになります。視野角177度、アスペト比1:1であらゆるシーンを広範囲で捉えます。カメラをどのように取り付けていても、広い視野角で撮影できるほか、16:9のワイドスクリーンまたは9:16の縦向きショットへと自由にクロップすることが可能です。さらに、HyperSmoothのパフォーマンスを最大限に高め、カメラ内蔵の360度水平ロックにより最大4K 60fpsの解像度でビデオのブレを補正します。
  • マクロレンズモジュラー(税込価格21,800円):
    GoProの標準レンズと比較して最大4倍のクローズアップが可能です。焦点を調整しながら離れた場所にある物体を撮影でき、クリエイティブの可能性が広がります。フォーカスリングを使用すると、ピントを11cmから手動で調整できます。
  • アナモフィックレンズモジュラー(税込価格21,800円):
    従来の広角映像よりも歪みの少ない芸術的な映像を、長編映画を思わせるドラマチックな21:9のアスペクト比で撮影します。シネマティックなレンズフレアで映像に個性をプラスします。カメラに内蔵の映像を補正する「デスクイーズ」機能により、多くの労力を要するポストプロダクションなしでアナモフィックコンテンツの撮影や編集が簡単です。
  • NDフィルター4枚パック(税込価格12,100円):
    HBシリーズのNDフィルター (ND4 / ND8 / ND16 / ND32) を使用すると、シネマティックなモーションブラー効果を簡単に加えることができます。フィルターを取り付けるだけで自動検出によりオートシネマティックビデオモードに切り替わり、環境に応じた最適な設定に調整されます。

GoPro HERO13 Blackの公式プロモーション動画が公開されています。こちらをご覧ください。

GoPro HERO13 Blackの詳細スペックは、以下の通りです。

価格68,000円(税込)
本体サイズ71.8×33.6×50.8 mm
(長さ×幅×高さ)
本体重量154g
※カメラ本体+マウントフィンガー+バッテリー
センサー1/1.9インチCMOS
最大写真解像度27.13MP
(5568X4872)
動画解像度5.3K (8:7) 30/25/24fps
5.3K (16:9) 60/50/30/25/24fps
4K (8:7) 60/50/30/25fps
4K (9:16) 60/50/30/25
4K (16:9) 120/100/60/50/30/25/24fps
2.7K (4:3) 120/100fps
2.7K (16:9) 240/200fps
1080 (9:16) 60/50/30/25
1080p (16:9) 240/200/120/100/60/50/30/25/24fps
連続撮影時間5.3K 30fpsで1.5時間以上
1080p 30fpsなら3時間以上
※1900mAh Enduroバッテリー
防水性水深 10m(通常時)
水深 60m(アクセサリー装着時)
動作環境温度-10°C~35°C

GoPro HERO13 Blackには、microSDカードが必須になります。

GoPro HERO13 BlackのmicroSDカードの選び方については、こちらの記事をご覧ください。

360度撮影できるアクションカメラ「Insta360 X4」とは?

Insta360 X4とは、2024年4月16日にInsta360から発売された360度撮影ができるアクションカメラです。

最大8K映像の360度撮影ができ、135分の撮影時間を誇ります。従来よりも頑丈な作りになっており、カメラ性能の向上はもちろん、様々な撮影アシスト機能、編集機能がアップグレードしています。

Insta360 X4の公式プロモーション動画が公開されています。こちらをご覧ください。

前機種の「Insta360 X3」と比較しても圧倒的な性能を誇っています。

Insta360 X4Insta360 X3
製品の見た目
(正面)
価格(税込)79,800円68,000円
本体サイズ(mm)46×37.6×123.6H46×33.1×114H
本体重量203g180g
最大写真解像度7,200万画素7,200万画素
最大動画解像度【通常撮影】
4K60fps
【360度】
8K 30fps
5.7K 60fps
【通常撮影】
4K 30fps
【360度】
5.7K 30fps
4K 60fps
最大360度スローモーション4K 100fps3K 100fps
ミーモード4K 30fps
2.7K 120fps
1080p 60fps
連続撮影時間135分
※5.7K 30fps撮影
81分
※5.7K 30fps撮影
堅牢性簡単取り外し可能レンズガード
Corning Gorilla強化ガラスを使用
2.5 インチ タッチスクリーン
粘着式レンズガード
通常の強化ガラス製
2.29 インチ タッチスクリーン
音声制御日本語が追加
英語、中国語
英語、中国語
ジェスチャー操作可能不可
防水性水深 10m(通常時)
水深 50m(アクセサリー装着時)
水深 10m(通常時)
水深 50m(アクセサリー装着時)
動作環境温度-20°C~40°C-20°C~40°C

アクションカメラの決定版!新たな360度カメラ「Insta360 X4」をチェックしましょう。

他のアクションカメラ同様、microSDカードが必須です。

microSDカードの選び方については、こちらの記事をご覧ください。

GoPro13とX4を比較

GoPro「Hero13 Black」とInsta360「X4」を比較します。

GoPro
Hero13 Black
Insta360
X4
価格(税込)68,800円(税込)〜79,800円(税込)〜
本体サイズ71.8×33.6×50.8H46×37.6×123.6H
本体重量154g203g
最大写真解像度2,713万画素7,200万画素
最大動画解像度5.3K 60fps
4K 120fps
2.7K 120fps
1080p 240fps
【通常撮影】
4K60fps
【360度】
8K 30fps
5.7K 60fps

4k 100fps
連続撮影時間5.3K 30fpsで1.5時間以上
1080p 30fpsなら3時間以上
5.7K 30fps撮影で135分
防水性水深 10m(通常時)
水深 60m(アクセサリー装着時)
水深 10m(通常時)
水深 50m(アクセサリー装着時)
動作環境温度-10°C~35°C-20°C~40°C
編集豊富なレンズを自動調整で使用可能最初に撮影、後でアングル調整可能
AI編集が無料かつ機能が豊富

価格の違い

両カメラの価格を比較すると、新しいアクションカメラであるGoPro13の方が11,000円安く購入できます。

大きな価格差に感じますが、前述の通りGoPro13はレンズフィルターを取り替えて撮影できる点が長所です。レンズフィルターの価格を考慮すると、価格差はありません。むしろ全てのレンズを揃えるとGoProの方が高額になります。

本体の性能の違い

まず注目するべき点は、Insta360 X4の連続撮影時間は135分の点です。GoPro13も5.3K 30fpsで1.5時間以上の撮影が可能ですが、連続撮影においてはX4に武があります。

また、アクションカメラといえば動作環境温度が重要です。
真夏の海や真冬のウィンタースポーツなどを撮影する際、肝心な時にアクションカメラが使えない時があります。X4はGoProよりも優れており、動作環境温度は-20°C~40°Cです。寒い場所でも暑い場所でも快適な撮影を実現します。

さらに、Insta360 X4はジェスチャー操作に対応していたり、見えない自撮り棒を使用できます。そして、無料の編集の機能が豊富にあります。SNSに動画を投稿したいのであれば、X4の方がカジュアルな撮影や編集が可能となっています。

カメラ性能の違い

カメラ性能に関しては、Insta360 X4のカメラ性能が圧倒的です。
Insta360 X4では、最大8K 30fpsの360度動画撮影が可能です。これはGoProや他のアクションカメラと比較しても圧倒的な解像度です。

しかも360度撮影により、撮影後に使用したいアングルを編集することもできます。これはGoProでは不可能なことです。また、Insta360 X4の写真解像度も7,200万画素と圧倒的な性能を誇っています。

一方でGoPro13は、複数のレンズフィルターを使用したこだわった撮影が可能です。レンズフィルターを駆使した映像撮影がしたいのであれば、今回発売されたGoProはおすすめです。

X4のような解像度はありませんが、状況に応じたレンズ選びでの最適な撮影を実現します。

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