2022年1月27日、フランス国防省から支援を受けた研究者たちが鳥の形状をした偵察ドローンの開発に取り組んでいることが明らかになりました。
フランス国防省には、軍事部門に適用可能な新しい技術を開発のため資金提供する部門L’Agence de l’innovation de défense(以下:AID)があります。AIDは、生物の生態から学んだことを技術開発に活かすバイオミミクリーに着目し、環境に紛れられる偵察ドローンの開発に投資しました。
プロトタイプである「Bionic Bird」と「Biofly」の画像は以下になります。
「Bionic Bird」と「Biofly」は、カーボンファイバーの翼にポリマーボディが採用されています。鳥が羽ばたくようなモーションで飛行できるため、鳥に紛れたスパイ活動を行えます。
フランス国防省の当局者によると、ドローンがすでに達成した効率的な飛行、高解像度カメラとスタビライザーの技術を運用でき、空を飛びながら鮮明な映像を撮影可能とのことです。
フランス国防省のウェブサイトには以下の記載があります。
「Bioflyは、固定翼のドローンの耐久力とマルチコプタードローンのホバリング能力を兼ね備えた存在です。いくつかの軍事要件、特に偵察ドローンが必要な場面において最大限のパフォーマンスを発揮します。そして、ドローンを操作することは、地上にいる兵士に多くの利点をもたらします。」
出典:Agence de l’innovation de défense「BIOFLY : un drone à ailes battantes à découvrir à La Fabrique Défense.」