Skydioドローン、絶滅危機のクロサイを特定するプロジェクトで活躍

Skydioドローン、絶滅危機のクロサイを特定するプロジェクトで活躍

アメリカ合衆国のドローンメーカーSkydio(スカイディオ)は、ナミビアで絶滅危機に瀕している個々のクロサイを特定するプロジェクトに参加しています。現地でクロサイの保護活動に取り組んでいる団体Kuzikus Wildlife Reserveとパートナーシップを結んでおり、Skydioは同社のドローン「Skydio 2」を寄贈しています。

Kuzikus Wildlife ReserveのゼネラルマネージャーであるFriedrich Reinhard(フリードリヒ・ラインハルト)氏は、ドローン「Skydio 2」について次のように述べています。

「Skydio 2は、ドローンの飛行経験のほとんどない私たちでも使用できる優れた製品です。初めてのフライトでは、障害物回避システムにより、墜落の心配もなくドローンを飛ばすことができました。そして、すぐに私たちの仕事にドローンを使用することを組み込むことができました。」

Kuzikus Wildlife Reserveは、クロサイの足跡から個々のクロサイを識別しています。カリフォルニア大学バークレー校などと共同開発された足跡識別技術であるFITは、的確に個々のクロサイの足跡を判別して特定します。また、クロサイの移動区画はドローンによってマッピングされており、地図が作成されています。

現在の長期的な目標のひとつに、砂の中のクロサイの足跡を認識できるように、機械学習とトレーニングをしていくことがあります。これが可能になれば、クロサイの移動した軌跡を辿ることができます。クロサイを追跡すれば済む話ではありますが、人間の匂いやドローンの騒音が風によって運ばれるため、これは得策ではないとのことです。Reinhard氏によると、ドローンの存在がクロサイの邪魔をしないように飛ぶには、騒音の通りにくい厚みのある森林地帯にて、同じ高さで飛行する必要があり、これはSkydioドローンでのみ可能とのことです。

ドローンはフライトの条件の厳しい環境下では、どうしても墜落のリスクが伴います。Skydio 2の高度な障害物回避機能は、ナミビアの自然の中でも能力を発揮するようです。Skydioドローンによるの動物の保護活動が、今後もあらゆる地域で広がっていくかもしれません。

出典元:Skydio公式ブログ「Skydio 2 for Wildlife Conservation — The Namibian Black Rhino Custodianship program.

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