DRONE SPORTS株式会社(代表取締役:小寺悠、以下:DRONE SPORTS)は、鹿島建設株式会社(代表取締役社長:天野裕正、以下:鹿島建設)から、DRONE SPORTSが独自開発の国産産業用ドローン『Rangle』のサブスクリプションサービス契約(有期プラン)を受託しました。

『Rangle』はDRONE SPORTSの専門チームによって企画・開発、製造された、「点検と調査作業に必要な機能の厳選」と「安全性を最大限に考慮した設計」が特徴の産業用ドローンです。
本件は、『Rangle』の品質や利便性のみならず、DRONE SPORTSがこれまで『Rangle』シリーズの各種機体を使用し実施してきた200現場以上のインフラ構造物点検、現場における危険予知やドローン操作、機体メンテナンスをはじめとする技術的なサポート、報告書作成などの豊富な実績が評価されたもので、鹿島建設が工事現場で活用する屋内用ドローンの選定機種ラインナップのひとつに、『Rangle』が加わることが決定しました。
今回、鹿島建設が導入するサブスクリプションプランは大企業向けのエンタープライズプランで、鹿島建設が第1号導入企業となります。
本プランは、3機種(Rangle5・Rangle mini・Rangle micro)から現場の特性に応じた柔軟な機種選定、機体が壊れた際の即時交換もしくは修理にも対応しているため、工事現場という過酷な環境においても機体の損傷リスクを恐れることなくドローンを利用でます。
今後は、エンタープライズプランのサポート内容の1 つである、鹿島建設の自社運用に向けたトレーニングも開始予定で、DRONE SPORTSは引き続き伴走型支援を強化していきます。
以下写真は、Rangle microによる点検の様子です。

導入の決め手
鹿島建設が『Rangle』を選定した最大の理由は、コストパフォーマンスにあります。『Rangle』はドローンで現場内を点検するために求められる様々な機能を満たした上で、DRONE SPORTSが開発・製造を一貫して手がけることで低価格化を実現した機体です。
また、各種サポートが充実したサブスクリプションプランの導入は、機体の損傷リスクを恐れることなくドローンを利用でき、操縦訓練を通じた社内人材育成も可能になるという利点があります。
「充実したサポート体制の下、コストパフォーマンス良くドローン点検の現場展開が図れる」という点が評価され、導入の決め手となりました。
様々な現場に合わせて柔軟に選べる『Rangle』3つの機体

『Rangle』は、GPSの届かない環境での近接目視点検に特化した国産ドローンブランドです。『Rangle』シリーズは、点検対象の環境やニーズに応じて最適な機種を選択できる3機種を展開しており、高輝度LED と180°可変式カメラシステムを標準搭載しています。
飛行時間やサイズの異なるモデルを揃え、狭所や高所、暗所といった従来の点検が困難だった環境でも安全かつ効率的な点検を実現します。
『Rangle5』の特徴
直径355mmの球体型ドローンで、プラントや工場の点検に最適。最大12分の飛行時間と1000mの通信距離を誇り、広範囲の点検をリアルタイムで行えます。
『Rangle mini』の特徴
直径280mmで球体型ドローンとしては最小クラス。火力発電所の炉内ボイラー点検など、より狭い空間での運用を想定。最大10分の飛行時間できます。
『Rangle micro』の特徴
超狭所空間の点検向け。屋根裏や配管内部、地下ピットなど、従来の点検手法では確認が困難だった場所への侵入が可能です。最大8分の飛行時間を確保し、高輝度LEDや高性能カメラを着脱可能で、最大4K 画質の撮影に対応します。
『Rangle』サブスクリプションプランの特長
- 目的と予算から選べる4つのプラン
- 導入コストの低減と最新機種の継続的な利用可能
- 現場環境に合わせた柔軟な機種選定
- 安心のトレーニング、メンテナンスサポート
鹿島建設のコメント
「近年、建設現場においてもドローン需要が拡大しています。当社では、今年度は「屋内用ドローン」の有効活用に向けて現場環境に適したドローンの選定を進めてきました。
国内生産で交換や修理が迅速に行え、かつ、安価にサブスク利用できるという点に注目し、DRONE SPORTS 社様の『Rangle』シリーズを試適用してきました。
これまで運用上のネックとなっていた、機体破損時の対応やバッテリー交換等のサポート体制が充実しており、今後への期待を込め、今般、期間を決めてのサブスクリプションプランを導入しました。
現場導入時の手厚いサポート体制や非常時の対応の早さには大変満足しています。」
以下写真は、新機種である「Rangle6」もテスト運用開始/地下ピットの様子です。
