DRONE SPORTS株式会社が運営するドローンレーシングチーム『RAIDEN RACING』(以下:RAIDEN)は、ドイツ・ケーニヒスゼーで開催された、世界最高峰のドローンレースリーグ 『Drone Champions League(DCL)』最終決戦「DCL 2025 Super Final」において優勝し、2025年シーズンチャンピオンに輝きました。
会場となったのは、冬季競技の舞台として知られるドイツ・ケーニヒスゼーのLOTTO Eiskanal Königssee(ロット・アイスカナル・ケーニヒスゼー)。本物のボブスレーコースをそのまま使用するという、前例のない舞台での開催となりました。
RAIDENは、開幕戦「Falcon Cup」優勝チームとして本大会に臨み、シーズンを通じて積み重ねてきた安定した成績と総合力を発揮。2021年、2022年に続き、通算3度目となるDCL世界チャンピオンの座を獲得しました。

“世界一奪還”を現実にした、RAIDENの総合力
「世界一奪還」を掲げて臨んだ今シーズン、RAIDEN RACINGは開幕戦ファルコンカップを制覇。続くイーグルカップでは Spain Drone Team(SDT) が優勝し、両チームによる熾烈なタイトル争いが繰り広げられました。
その流れの中で迎えたシーズン最終盤のホークカップ。RAIDENは敗者復活戦からの厳しい戦いを強いられながらも、Vicent Mayans選手を中心に高い集中力を維持し、決勝トーナメントへ進出しました。極限のスピード域とテクニカルゾーンが連続する難コースにおいても、大きなミスを重ねることなく、安定したレース運びでポイントを積み上げました。
RAIDENは各カップで常に勝負の最前線に立ち続けながら通算ポイントを着実に重ね、世界屈指の強豪チームとの攻防を経てSuper Finalへ進出。最終的に、2025年シーズン王座を手にしました。
Vicent Mayans選手 コメント
「今シーズンは簡単なレースは一つもありませんでした。特にSuper Finalに向かう過程では、チームとして試される場面が何度もありました。 一人ではなく、チーム全員で積み上げてきた結果が、このタイトルにつながったと思います。再びこの場所に立てたことを、心から誇りに思います。」
世界王者のその先へ ― DCLとRAIDENが切り拓く次のステージ
DCLは2026年に10周年を迎え、さらなる革新的なレースフォーマットと新たな舞台が予定されています。
RAIDENは、DCL初年度から8年連続参戦を続けるチームとして、世界のドローンレースシーンを牽引してきました。今回のシーズンチャンピオン獲得は、単なる一大会の勝利ではなく、チームとしての成熟と挑戦の積み重ねが結実した成果と捉えています。
DRONE SPORTSは今後も、ドローンレースの魅力と可能性を世界に発信し続けるとともに、RAIDEN RACINGを通じて、次世代スポーツとしてのドローンレース文化の発展に貢献します。