「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルビジネスプロセスデザイン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:市村 和幸、以下:パーソルビジネスプロセスデザイン)は、国立研究開発法人建築研究所(以下:建築研究所)より「建築ドローン分野のキャリアに関わるAI・XR導入効果の検討業務」(以下:本業務)を受託しました。
建築分野におけるドローンおよびAI・XR(※1)の活用を推進する人材要件を視覚的に整理した「建築ドローン/AI・XRキャリアマップ」を2025年2月までに作成します。
※1 Cross Reality:AR(Augmented Reality:拡張現実)やVR(Virtual Reality:仮想現実)などバーチャル技術の総称です。
建築分野では、慢性的な人材不足を背景に、ドローンやAI、XRといった先端テクノロジーを活用した現場作業の効率化が急務となっています。現在、AR技術は建築現場でのデジタル情報と設計図を重ねて表示することにより、作業員への施工指示やクライアントへの完成形のイメージ共有に活用されています。また、VR技術の活用により、従来の危険を伴う実地型研修から仮想空間でのトレーニングへと移行する企業も出てきています。今後は、これらのXR技術が更に高度化し、建築の全工程に組み込まれていくことで、建築の質向上や効率化が期待されます。そのため、XR技術を活用できる新たな専門性を持つ人材が求められています。
建築研究所とパーソルビジネスプロセスデザインは、こうした先端テクノロジーの活用をう職種を可視化することで、キャリア形成の新たな仕組みを構築することを目指しています。今年8月には、日本建築学会大会(関東)において「ドローン関連求人における実態調査と建築ドローンAIキャリアマップの検討」の発表題目で「建築ドローンAIキャリアマップ」を公開しました。
XR活用への注目が高まり、関連する人材ニーズの急増が予想される中、当社は、建築分野におけるドローンおよびXR関連求人の実態調査を実施します。そして、調査結果をもとに、「建築ドローンAIキャリアマップ」にXRを加えた「建築ドローン / AI・XRキャリアマップ」を2025年2月までに作成します。
パーソルビジネスプロセスデザインは、建築分野におけるXR技術の活用に対応し、高付加価値を生み出す職種とキャリアパスを「建築ドローン / AI・XRキャリアマップ」により可視化することで、適切なスキルを持つ人材の増加を促進し、当該ビジネスの活性化と発展に寄与します。さらに、本キャリアマップの内容を踏まえ、ドローンソリューションサービスの提供を通じて、建築分野でのドローンとAI・XR技術を組み合わせた活用や人材育成を支援していく予定とのことです。