来年開催される大阪・関西万博の目玉のひとつである「空飛ぶクルマ」ですが、客を乗せない方針であることが分かりました。
2024年6月14日、「空飛ぶクルマ」の運航事業者である株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO:福澤知浩、以下:SkyDrive)は、万博での運航について、客を乗せないデモフライトを目指す方針を明らかにしました。
当初、大阪府の吉村洋文知事は「空飛ぶクルマ」に客の乗せて運航する「商用運航」を目指していました。日本航空や「スカイドライブ社」などの4グループが運航事業者に決定していて、「商用運航」を目指していました。
しかし、SkyDriveは「空飛ぶクルマ」の運航について客を乗せないデモフライトとする方針を明らかにしました。
現在、国は機体の安全性を認めるかどうかの「型式証明」の審査を行っていますが、SkyDriveはコストなどを踏まえた結果、万博期間中は「デモフライト」とするのが最適だと判断したと説明しています。
SkyDriveは2026年以降に「型式証明」を取得したあと、商用運航を始めたいとしています。
出典:関西テレビ放送株式会社