Red Dot Drone Japanによるドローンポート利用のドローン遠隔操縦の実証実験にDroneNestが採用

Red Dot Drone Japanによるドローンポート利用のドローン遠隔操縦の実証実験にDroneNestが採用

2023年11月13日、合同会社SORABOT(代表社員:奥村 英樹、以下:SORABOT)は、ドローンポート活用による新しいドローンインフラの検証を目的とした実証実験にDroneNestの提供を開始しました。

カテゴリーⅢ(レベル4相当)の目視外飛行が2022年12月に解禁され、物流以外でも農業や土木建築、製造分野などでドローンの利活用に関する議論が活発にされています。一方で、利用が想定されている環境は遠隔地にあることも多く、現地までドローンを輸送し、飛行のたびに手作業でバッテリー交換をする必要があり、コストや手間がかかるという課題があります。DroneNestは、そうした課題解決をめざした製品です。

実証実験概要

<実施名称>ドローンポートを利用したドローン遠隔操縦の実証実験

<実施主体>株式会社Red Dot Drone Japan(代表取締役:三浦 望)

<検証項目>

  • ドローンポートの設置に関わる問題点の洗い出し
  • ドローンポートを運用する上での問題点の洗い出し
  • ドローンポートからの離発着の確認

DroneNest 日本初導入

SORABOTは2023年2月にDroneNest 充電ポート単体での販売を開始してきました。その中で、公益財団法人大阪産業局の実証実験支援プログラムを活用した株式会社Red Dot Drone Japanによる「ドローンポートを利用したドローン遠隔操縦の実証実験」において、DroneNestが採用され、2023年11月13日より運用(実証実験)が開始されます。インフラ事業者等の実証事業は行ってまいりましたが、常設して使用されるのは日本初の事例となります。

DroneNest 充電ポート単体での販売開始の背景

ドローン操縦者の免許制度が2022年12月に開始されたのと同時に、カテゴリーⅡ環境での補助者なし目視外飛行の飛行について、立入管理を行うことでより柔軟に運用ができるようになりました。

それに伴い、DID地区であっても、私有地内での設備点検や施設警備、鳥獣害対策、盗難対策等、あらゆる用途において無人運航が可能なドローンシステムに対する需要が顕在化しています。

その要望に応えるべく、DJI製の機体を利用しているDroneNestについて、ドローンメーカーやドローンサービス事業者向けに、マルチプラットフォームへの対応可能な自動充電ポートとして、充電ポート単体での販売を2023年2月に開始しました。

DroneNest紹介ページURL:https://www.sorabot.com/dronenest

標準ラインナップ

  • D80
    着陸面 800㎜ x 800㎜
    DJI製 MAVIC2シリーズ / MAVIC3 Enterpriseシリーズ対応サイズ
    ※実機あり、デモ可能
  • D135
    着陸面 135㎜ x 135㎜
    DJI製 MATRICE300RTK対応サイズ
    ​対応可能機体サイズ、格納容器の有無、価格などの詳細はお問合せください。

以下写真は、DroneNest D80を用いた夜間飛行の様子です。

DroneNest D80を用いた夜間飛行

以下写真は、DroneNest D135 forMATRICE300RTKです。

DroneNest D135 forMATRICE300RTK

基幹サービス「DroneNest」について

DroneNestは国土交通省より夜間における目視外飛行の承認を受けた実績のある、自動充電・遠隔操縦・自動着陸が可能なドローンの充電ステーション(基地)です。海外でも多くの実績があり、設備点検、巡回監視、警備、防災、測量、工事進捗確認など、あらゆる用途に活用が可能です。

DJI製ドローンへの対応を中心としつつ、Ardupilot、PX4等複数のプラットフォームに対応し、また、国産ドローンなどへの適用も可能な製品です。また、当社より提供している遠隔操縦アプリケーションは、DJI Dockにも標準対応をしています。

2022年12月に施行された改正航空法において、カテゴリーⅡに該当するレベル3飛行の許可承認要件のうち、管理地区に関する定義が明確化されました。これにより操縦者が不要、かつ遠隔地からドローンの操作が可能なシステムの活用領域がさらに広がると考えているとのことです。

SORABOTがめざすこと

レベル3を中心とした遠隔操縦によるドローン運用経験をもとに、高所作業や遠方にある施設の点検、施設の巡回監視等、省人化を進めるべき業務にDroneNestの導入を広げ、作業の安全性・正確性の向上と業務の効率化の実現を目指します。

また、自動および遠隔でのドローン操縦の普及することで、操縦者の移動を伴わずに1人の技術者が全国の施設の点検・監視業務を担えるようになり、今後のさらなるドローン利活用の高度化にも寄与するものと考えているとのことです。

SORABOTは機体に依らないマルチプラットフォームなDroneNest(自動充電ドローンポート)を中心としたドローンに関するサービスの提供を通して、あらゆる業界・企業のDX実現に貢献していくとのことです。

出典:合同会社SORABOT

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