2023年9月28日、株式会社スペースワン(本社:東京営業所:台東区上野、代表取締役:小林 康宏、以下:スペースワン)は前澤工業株式会社(本社:埼玉県川口市、代表取締役:宮川 多正)、株式会社前澤エンジニアリングサービス(本社:埼玉県川口市、代表取締役:絹笠 淳)と水中ドローンによる浄水場設備点検を3社連携し、事業開始することを発表しました。
3社連携事業は、浄水場設備内の点検に水中ドローンを活用することで効率化や作業の安全性の向上、点検頻度の増加などが見込め、安心安全な上水環境への整備・発展に寄与するものです。
「浄水場点検×水中ドローン」への期待
水中ドローンは上水道関連設備での活用事例もあり、水道水源や取水施設等でも活用されています。
当然、「浄水場内施設の水中部について水中ドローンを活用して点検してほしい」という要望も多くありましたが、実現しておりませんでした。
その理由として、浄水場内施設の水中部を水中ドローンで点検するためには、衛生面や安全面などを調査検証し、基準をクリアする必要がありました。この課題を水中ドローン事業者だけで実現するにはハードルが高く、また水道事業者が判断する場合には水中ドローンに関する知識が不足しており、結果として導入が進められていませんでした。
課題をクリアするため、専門企業が連携
浄水場内設備を水中ドローンで点検するために、水道設備機器の点検や施工、浄水処理提案など行える専門企業として「前澤工業株式会社」「株式会社前澤エンジニアリングサービス」。水中ドローンによる撮影、点検を行える専門企業として「株式会社スペースワン」が連携し検証や試行を繰り返し、約2年の歳月をかけて一定の基準をクリアし事業開始の目処が立ったため本格的に連携事業の開始を発表しました。
この3社がお互いに強み・知見を合わせて水中ドローンによる浄水場内設備点検を実現します。
浄水場内での点検実証済み
3社は浄水設備での水中ドローン点検の実証を行い、その効果を確認しています。これまでは対象箇所の水を抜き、作業員立入による目視調査や潜水士による調査だったため、時間や時期の制約が存在していました。
水中ドローンを使用すれば、水を抜かずに点検ができるため設備停止の時間が短く、人も立ち入らない点検なので安全且つ効率的に点検を実施することが実証されています。
以下写真は、浄水場内点検の様子です。
以下写真は、水中ドローンの様子です。
【業務・サービスについてのお問い合わせ先】
前澤工業株式会社
環境事業本部 環境ソリューション事業部
TEL:048-253-0907
URL:https://www.maezawa.co.jp/