鹿児島県の日置市と指宿市で地域課題解決型ドローン実証実験を実施 – エアロネクスト

鹿児島県の日置市と指宿市で地域課題解決型ドローン実証実験を実施 – エアロネクスト

株式会社チェンジ鹿児島(本社:鹿児島県日置市、代表取締役:中垣 雄、以下:チェンジ)、株式会社エアロネクスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路 圭輔、以下:エアロネクスト)、セイノーホールディングス株式会社(本社:岐阜県大垣市、代表取締役社長:田口 義隆、以下:セイノーHD)、九州旅客鉄道株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役社長執行役員:古宮 洋二、以下:JR九州)、KDDIスマートドローン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 博野 雅文、以下:KDDIスマートドローン)は、2023年2月14日に鹿児島県日置市(市長:永山 由高)、2023年2月16日に鹿児島県指宿市(市長:打越 明司)において、鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験を実施しました。

本実証実験は、令和4年度鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験補助金事業の一環として実施したものになります。

実証実験概要

内容及び目的

本実証は株式会社チェンジ鹿児島がコンソーシアム代表として採択された鹿児島県事業「令和4年度鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験補助金」を活用して実施しました。

また、セイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流SkyHub®の社会実装に向けて取り組むもので、ドローンの運航についてはドローン配送サービス事業を主体とするエアロネクストの子会社、NEXT DELIVERYが行いました。

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検証内容と検証ポイント

本実証では、まず日置市において、「買物代行」を想定し、日用品、医薬部外品をモニター役の地域住民へサービス提供、買い物に関する選択肢(場所・品目)が少ない条件不利地域において、買い物代行とドローン配送を行うことによる「買い物難民」の課題解決を検証しました。

また、指宿市においては、地元の取れたて産品を消費地にいかに短時間で届けられるかを、今回の実証では道の駅山川港活お海道から山川駅まではドローン、駅から消費地はJR九州の旅客列車で貨客混載輸送を行い、当日の夕方には消費地・博多へ到着、飲食店へ納品するまでのフローの検証を行いました。

また、アンケート等を通じてサービス利用者・提供者それぞれの観点から、構築した事業モデルの「実現可能性」や「持続可能性」について検証を行いました。

実証実施体制

  • プロジェクト全体企画・統括:チェンジ鹿児島
  • 機体運航および実証企画(ルート選定等):エアロネクスト、KDDIスマートドローン
  • 実証企画(物流ユースケースのアドバイス等):セイノーHD
  • 実証企画(自社アセットの提供、貨客混載等):JR九州
  • フィールド提供:日置市、指宿市

実施内容

本事業における調査・検討を通じて把握した地域課題の一つに「買い物難民」問題が挙げられます。本実証では、ドローン物流による当該問題の解決を図るべく、お客様役の住民モニターが注文した商品で構成される「健康食品セット」(約2.4kg)の各商品を人口密集地の地元スーパーで買い物代行し、離陸地点である荻自治公民館(日置市)から高山地区公民館(日置市)までの片道約4.4kmを、ドローンにより約10分でお届けしました。

機体はエアロネクストが開発した日本初の物流専用ドローンAirTruckを用い、レベル2飛行(無人地帯上空での目視内自律飛行)を行いました。また機体の制御には、KDDIスマートドローンが開発したモバイル通信を用いて機体の遠隔制御・自律飛行を可能とするスマートドローンツールズの運航管理システムを活用しました。

到着した商品は偏ったり崩れたりすることなく、無事、高山地区公民館グラウンドで待っていた地域住民モニターの手に届けられました。ドローンで届いた商品を受け取った地域住民モニターの方は、「今は様々な技術で便利になってきているが、自分が若い頃は想像もつかなかった。ドローンで物が届くなんて夢のようだ。」とコメントしています。

また、指宿市の特産品である「菜の花カンパチ」や「櫻鯛」などを道の駅山川港活お海道から集荷し、最寄のJR指宿枕崎線の山川駅付近の駐車場に着陸地点を確保し、ドローンで配送を実施しました(「菜の花カンパチ」はドローン積載サイズを超えたため陸送)。その後、山川駅始発の鹿児島中央駅行きの在来線、また、鹿児島中央駅からは九州新幹線に載せ替え、博多駅まで輸送、その後、JR博多シティくうてん内の飲食店に納品され、夜の営業時間で来店客に振る舞われました。

トラックとドローン及び、旅客列車(在来線・新幹線)を組み合わせた物流により、荷物到着までの時間短縮に加え、トラックドライバーの労働時間短縮や走行距離短縮による燃油消費量の削減等、住民と配送業者双方に様々な メリットをもたらすことが期待されます。

今後は、県内の様々な地域課題の解決及び地域における生活の質の維持・向上を図るべく、本実証を通じて抽出された課題の解決やその後のドローン物流の事業化を目指していくとのことです。

出典:株式会社エアロネクスト「日置市、指宿市で鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験を実施

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