2022年10月5日、DRONE FUND(本社:東京都渋谷区、代表:千葉 功太郎、大前 創希)は、フューチャークエスト株式会社(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役:瀧本 朋樹、以下:フューチャークエスト)へ、3号ファンド(正式名称:DRONE FUND3 号投資事業有限責任組合)からの出資を実行したことを発表しました。
今回の投資について
フューチャークエストは、すべての船舶、港湾施設のために一元的デジタル交信を可能にする海上通信プラットフォーム「コースタルリンク(CoastalLinkTM商標登録出願中)」を開発し、海難事故防止と海上 DX に貢献することを目指すスタートアップです。
海上では、沿岸・遠洋航行船、港湾の枠を超えた共通の通信環境がないことが原因で発生する事故やトラブルが存在し、「コースタルリンク」はそれらを未然に防ぐことが期待できます。広大な海洋におけるコミュニケーション実現のためには、海(船舶)と陸(港湾)、そして空(ドローン)の連携が今後大きな役割を果たすと考えられます。海上航行する船舶と海上飛行するドローンが連携していくためには、共通の通信・誘導手段が必要です。「コースタルリンク」は次世代海上デジタル通信規格 VDES(VHF Data Exchange System)を活用した海上通信プラットフォームとして、船舶だけではなくドローンもサポートすることで、海上モビリティの相互連携を推進します。
DRONE FUND では陸海空のモビリティや自律型ロボットの連携を、「ドローン・エアモビリティ前提 社会」の主要テーマとしています。今回のフューチャークエストへの出資により、DRONE FUND投 資先同士のシナジー、LP 投資家との社会実装に向けた取り組みを加速させ、陸海空のモビリティや自律型ロボットの連携を推し進めたいと考えているとのことです。
フューチャークエスト 代表取締役 瀧本朋樹 コメント
「当社は小型船、大型船、港湾施設がそれぞれ異なる通信規格を一元的に接続する海上通信プラットフォーム「CoastalLink(コースタルリンク)」を開発しています。広大な海洋におけるコミュニケーション実現のためには、海(船舶)と陸(港湾)、そして空(ドローン)の連携が今後大きな役割を果たすと考えられています。しかし、海上航行する船舶と海上飛行するドローンが連携していくためには、共通の通信・誘導手段が必至の課題となります。今回、DRONE FUND との連携は当社が開発する「CoastalLink」でも用いているVDES を通じて、船舶だけではなく、ドローンも交信サポートし、海上における複合的なモビリティの推進と相互連携に寄与していきたいと考えています。」
DRONE FUND プリンシパル 蓬田和平 コメント
「今回、海上通信プラットフォームの開発を進める瀧本さん率いるフューチャークエストに出資を実行いたしました。DRONE FUND では、広大な海洋を自律型ロボット・モビリティが活躍するフィールドの一つとして、活動を進めて参りました。活動する中で、海洋における通信の課題は大きく、そこには新たなマーケットができると確信しております。そのような中で、異なる通信規格を一元的に接続できるプラットフォームレイヤーは海洋国家である日本のスタートアップ、中でも幼少期から海洋でのキャリアを選択肢し挑戦を続ける瀧本さんだからこそ、グローバルに勝負ができると考えております。」
出典:DRONE FUND「DRONE FUNDが、 すべての船と港をつなぐ海上通信プロバイダを目指す フューチャークエスト株式会社への出資を実行」