「デジタル田園都市国家構想を実現する新スマート物流シンポジウム」でSkyHubの事例紹介

「デジタル田園都市国家構想を実現する新スマート物流シンポジウム」でSkyHubの事例紹介

2022年3月25日、セイノーホールディングス株式会社(本社:岐阜県大垣市、代表取締役社長:田口 義隆、以下:セイノーHD)、株式会社エアロネクスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路 圭輔、以下:エアロネクスト)、株式会社NEXT DELIVERY(本社:山梨県小菅村、代表取締役:田路 圭輔、以下:NEXT DELIVERY)は、「地方の魅力をそのままに、都市に負けない利便性と可能性」の実現を率先して進める「デジタル田園都市国家構想」に立脚し、自治体の地域課題の解決に貢献することを目的とした3月22日開催の「デジタル田園都市国家構想を実現する新スマート物流シンポジウム」に登壇し、新スマート物流の先進事例としてSkyHubの取組みを紹介したことを発表しました。

「デジタル田園都市国家構想を実現する新スマート物流シンポジウム」(新スマート物流推進協議会(※1) 準備事務局主催)は、300名近くの全国の自治体関係者がオンライン参加した大変注目度の高いイベントで、第一部では、地域物流の課題解決に取り組む北海道上士幌町、山梨県小菅村、茨城県境町、福井県敦賀市、北海道東川町の5自治体による広域連携の発表と、より発展的な展開を目指した新スマート物流推進協議会の発足が発表されました。第二部では、参議院議員、無人航空機普及・利用推進議員連盟(ドローン議連)幹事長 鶴保庸介様の登壇後、地域物流のこれからを考えるための先進事例紹介が行われ、その中で、3月17日に量産開始を発表した株式会社ACSLとエアロネクストが共同開発した日本発の量産型物流専用ドローン「AirTruck」が初お披露目され、さらにセイノーHD執行役員/NEXT DELIVERY代表取締役 河合秀治とエアロネクスト代表取締CEO/NEXT DELIVERY代表取締役 田路圭輔が登壇し、SkyHubの意義、目的、取組みの背景や実績、今後の展開について紹介しました。最後に国土交通省大臣官房公共交通・物流政策審議官寺田吉道様とセイノーHD執行役員河合秀治により「ヒトの流れ、モノの流れが地域社会を豊かにするーテクノロジーとグリーンで生み出す地域物流の未来」と題したテーマ討論が行われました。
※本シンポジウムは、新スマート物流推進協議会サイトでアーカイブ視聴可能です。
URL:https://smartlogistics.jp/

SkyHubは、エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開する、既存物流とドローン物流を繋ぎこみ、地上と空のインフラが接続されることで、いつでもどこでもモノが届く新スマート物流の仕組みです。既存物流網に新たにドローンデポ(※2)とドローンスタンド(※3)を組み込んだ、オープンプラットフォームかつ標準化した新しい物流インフラで、ドローンデポを拠点に、SkyHubアプリをベースにした買物・配達代行、オンデマンド配送、医薬品配送、異なる物流会社の荷物を一括して配送する共同配送などのサービスを提供します。SkyHubの導入は、無人化、無在庫化を促進し、ラストワンマイルの配送効率の改善という物流面でのメリットだけでなく、新たな物流インフラの導入であり、物流改革という側面から人口減少、少子高齢化による労働者不足、特定過疎地の交通問題、医療問題、災害対策、物流弱者対策等、地域における社会課題の解決に貢献するとともに、住民の利便性や生活クオリティの向上による住民やコミュニティの満足度を引き上げることが可能になり、地域活性化を推進するうえでも有意義なものといえます。

すでに、SkyHubは実証実験フェーズではなく、社会実装のフェーズに入っており、今回のシンポジウムで広域連携を発表した上士幌町、小菅村、敦賀市、そして千葉県勝浦市、山口県美祢市、新潟県阿賀町で社会実装に向け推進しています。3者は、本シンポジウムを経て、SkyHubの全国展開をより加速し、新スマート物流の構築を着実に推進し地域の課題解決に貢献していくとのことです。

※1 新スマート物流推進協議会(URL:https://smartlogistics.jp/
新スマート物流を通じて豊かな地域社会を実現していくには先行する地域の取組み事例や実装プロセス等の貴重な経験値を関係者で共有していくことは極めて有効です。政府が推進するデジタル田園都市国家構想の「地方の魅力をそのままに、都市に負けない利便性と可能性を」を実現するべく、多様なプレイヤーが知恵を出し合いながら新しい社会基盤をともに築いていく。自治体を中心に、官民・業界内外の垣根を超えたオープンな議論と情報共有を行い、新スマート物流のより早い社会実装を推進していく組織です。
※2 ドローンデポとは、既存物流とドローン物流との接続点に設置される荷物が集積し配送される拠点です。ドローン配送のための倉庫でもあり、荷物をドローン配送できる仕組みを持ちます。
※3 ドローンスタンドとは、ドローン物流の起点および終点に設置されるドローンの離発着のための設備あるいはスペースです。

出典:株式会社エアロネクスト「3/22開催「デジタル田園都市国家構想を実現する新スマート物流シンポジウム」でSkyHubの取組みを先進事例として紹介~ドローン物流の社会実装を推進するSkyHubの全国展開を加速~

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