2022年1月31日、スウェーデンのストックホルム郊外にあるスウェーデン王室のドロットニングホルム宮殿にドローンを飛ばした疑いで、40代のロシア人男性が逮捕されました。
ドロットニングホルム宮殿は、一部私有地を除いて一般公開されているストックホルムでも人気の観光名所です。そして、ドローンのフライトが禁止されている場所でもあります。
逮捕された男性は「自分は普通の観光客だ。」と主張し、逮捕された日には釈放されました。
この男性は無事に釈放されましたが、スウェーデンの国内諜報機関であるSäpoは、今年に入ってから発生している度重なるドローン事件に神経を尖らせています。
2022年1月14日、スウェーデンの原子力発電所付近で複数のドローンのフライトが確認されました。スウェーデンでは、国の電力の14%を原子力発電でまかなっています。
また、2022年1月17日には国会議事堂やスウェーデン君主カール16世グスタフ王の宮殿と私邸にてドローンのフライトが確認されています。加えて、その他にも キルナ空港とルレオ空港でもドローンのフライトが確認されています。
これらは、どの場所でもドローンのフライトが禁止されている場所です。緊迫するウクライナ国境付近のこともあり、スウェーデンでも軍事警戒が高まっています。不用意なドローン撮影にはご注意ください。
出典:Aftonbladet「Ryss gripen misstänkt för att ha flugit drönare över Drottningholm」