カウンタードローン技術のDedrone、約12億円の資金調達完了

カウンタードローン技術のDedrone、約12億円の資金調達完了

2020年10月1日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコを拠点とするカウンタードローン/アンチドローン技術を専門とするDedroneは、1,210万ドル(約12億7,776万円)の資金調達を完了したと発表しました。なお、資金調達を主導しているのはヨーロッパの大手投資会社TempoCapです。

現在、世界中で悪意を持った不正ドローンの影響は大きくなっており、空港、刑務所、公共施設などでは実際の被害も出ています。最近では、MLBの試合中に不正ドローンが侵入、試合が中断する事態も起きています。

そのため、不正ドローンに対するカウンタードローン/アンチドローン技術は必要不可欠となってきています。

実際、Dedroneの技術は優れており、ドローンレーダーなどは箱から出してすぐに起動できます(以下画像参照)。ドローンレーダーはドローンの追跡他、電子インパルスを使用してドローンを強制的に着陸させることもできます。

DedroneのCEOであるAaditya Devarakonda(アーディジャ・デヴァラコンダ)氏は、次のように述べています。

「ここ数年でドローン技術は飛躍的に進歩し、救助活動、測量、配達など様々なシチュエーションで使用されています。しかし、一部の悪意ある人にとって、ドローンはテロ行為に優れたツールとなっています。私たちは、このような脅威に対する対する最高のプラットフォームの開発していきます。」

カウンタードローン/アンチドローン技術は、間違いなく成長市場になります。実際、既に空港などではドローンレーダーなどのシステムの採用が始まっています。Dedroneがアメリカ市場をどれだけ掌握するのか、今後に注目です。

出典元:Dedrone公式ホームページ

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